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B think ~選手起用、交代のマネジメントを考える~





目次


  • B thinkが目指すもの
  • バスケになんとなくはない
  • 感じる違和感は何か
  • すべてを経験して感じること
  • なぜそれを選んだのだろうか

こんにちは、宮本です。
選手起用だったり、メンバーチェンジについて書いて見て欲しい。
と連絡を頂きました。

実はこのB thinkはそうやって皆さんから連絡をもらって書くことが結構あります。

そこで、今回も選手起用、交代のマネジメントについて持論を展開して行きます。

よかったら、最後までお付き合いください。




B thinkが目指すもの


まず、そもそも論ですが、B thinkってなんだ?と。
これは87ラボが

「バスケを考える、バスケから考える、バスケ以外から考える」

ということをベースに発信をしています。

それをそのままバスケの頭文字をとって

B think

になっただけですが、以前は体育館で動きながら考えていました。
(やろうと思った当初はその方がいいと感じていた。)




当時はアルバルクにルカHCが就任し、ピックアンドロールが言葉として先行していました。
そこで、
なぜピックをするのか。
狙い、効果…
などを諸々お伝えしていたんですね。

悪くない活動だったと思います。笑
ただ、もっと多くの方に発信するために87ラボのサイト内で発信するようになりました。

どちらにもメリットデメリットありますが、

僕の考えだったり、学んできたことの中で、あの人がこう言ってたなー

とか

バスケってものを考えると…バスケという本質

などからほじくり返す

そんなものがB thinkです。
だからある意味、これがすべての答えではありません。

どの角度から見るかによっても、答えは変わってくるし、僕というフィルターを通しています。
正直、現場のことは現場の人にしかわからないものがあります。

ただ、それを考えて行くことによって、ブースターのバスケ力向上のきっかけになるのかもしれない。
そう考えています。




バスケになんとなくはない


さて、前置きが長くなりました。

まず先に今回の僕の結論的な部分になります。

それが

「バスケになんとなくはない。」

ということです。

バスケットボールはハビットスポーツと言われます。(習慣のスポーツ)

ですから、ある観点から見れば、初心者が1番うまそうにプレーできないのはバスケットボールかもしれません。

いきなりやろうと思ってもなんとなく…ではうまくプレーできないのがバスケットボール。

違うスポーツを見れば、なんとなく足が速い人はサッカーがうまそうに見えたり、
なんとなく初心者でも道具の扱いがうまくて、卓球やバドミントンができる。(ように見える)




それはなぜでしょうか。
そんなことも考えて見ると面白いかもしれませんね。

その観点から見れば、バスケットボールの交代にもなんとなく…は存在しません。
(僕はそう思っています。)

ポジションレスにどんどんに向かっています。
それでもそれぞれのポジションに役割はあるはずです。

バスケットボールは5人で1つのボールを限られたスペース、時間の中で行う攻防の繰り返しです。
(くどい笑)

それだけ多くの激しい攻防が繰り広げられる中で、この

「なんとなく…」

が少ない方が勝利に近づくことができると思います。




感じる違和感は何か


では、観戦していて、みなさんは選手交代などに違和感を感じたことはないでしょうか。
その中で実況解説でも
「もうちょっと見て見たいですねー」
なんて言葉がよく出てきます。

ただ、これは印象であって、違和感に感じることもあるし、確信をついていると
確かに!と思うこともあると思います。

ここの表現が難しいのですが、ここには日本の文化的側面があるのではないか。
とぼくは感じています。

日本のスポーツといえば、野球だと思います。

そして、野球には投手の交代のパターン
いわゆる勝ちパターン
というものがざっくりと存在していると思います。

そのパターンというのはもちろんバスケにもあると思いますが、
日本という国はそういう

が好きな国民性なのではないかという考えを僕は持っています。

空手なんかもそうかなと。

7,8,9回の形
勝ちパターン

それで負けたら仕方ない。(というのは大げさかもしれませんが)

ある意味それは正解で、ある意味間違いのような気がします。
ただ、そういう考えはどこかにある気がしていて

ここでこの選手が出て欲しい!!そうそう!!
これが〇〇(チーム)の形だよね!!
いけるよ!!

みたいな会話もよく会場なんかで耳にします。




ただ、バスケットボールってどんなスポーツなのか。

先ほど行ったように、なんとなくがない。
また攻防が多くて、流れの行き来が激しいですよね。

そういう時に交代の形がオートマチックでいいのだろうか。
僕はそれは難しいと考えています。

ある意味、最近色々問題になっていますが、外国籍選手のプレータイムが長い。
それはルール上考えると致し方ない部分があると思います。
(後述します)

要するに、感じる違和感とは何か。

それは自分自身が形というものを知らず知らずのうちに観戦する中で構築している
という可能性もありますし、

逆に観戦する中で、流れ…を知らず知らずのうちに感じ取っている
という可能性もあると思います。

流れを感じ取って観戦していれば、なんとなく、オートマチックな交代の繰り返しには
違和感を覚えるはずです。

野球のように

1-0で7回にきたから
この投手

みたいな形以上に(野球にも流れや細かい攻防があるので、それが全てではない)

バスケにはその瞬間の流れ、そして、そこまでの積み重ね(習慣=ハビット)が
存在するからです。




すべてを経験して感じること


僕は選手も低いレベルながら経験しました。
そしてコーチも10年経験し、多くのトップコーチからも学びを得てきました。
ありがたいことに現在活躍する選手からも話を聞くチャンスがあります。
そして、観戦も好きです。

すべてを経験して感じることは、先ほども述べたように

なんとなくが存在しないことです。

選手からすれば、ベンチにいながら、流れを感じています。
もちろん観戦していても、考えたことがないかもしれませんが、僕らは流れを感じています。

その中でコーチは様々なシチュエーションの場面を想定して、
トレーニングを構築します。

例えば、コーチとして僕が実践していたものでは、エースがファウルアウトになった場合に
どうやってゲームを構築するか。

センターが傷んでしまった場合にどうやって構築するか。

簡単にいえば、そんなことです。




ですから、以前代表戦で、アルバルクの田中大貴選手がPGとしてゲームをコントロールして
ゲームに勝利したことが話題になりました。

実際、田中選手がBリーグでもコートの中で指示を出すことは増えています。
それはトレーニングを積んで、幅が広がった証だと思います。
(実際に菊池選手も指示をする)

しかし、確か当の本人は
「練習でもほとんどやってなかったので…」
という言葉を残していたはずです。

その言葉が確信だと僕は感じていて、

先ほどのなんとなくがないという部分は、バスケットボールは練習でやったこと以外のことが
コートでは表現できない(しにくい)という特性があるはずです。

もちろんその場面は緊急事態でした。

しかし、ラマスHCはその瞬間のひらめきとかなんとなく…
ではなく、そのあとの展開、流れを想定するとPG田中大貴をそこで実行せざる得なかった。

と考えることが1番僕の中では納得が行きます。

その中で今シーズン外国籍選手の酷使というようなことがよく話題に上がりますが、
それはルール上の中で、2人を使って様々な準備をする訳であり、
外国籍1人の状態でのシチュエーションのトレーニングまで回っていない場合もあるかもしれません。

なんとなくがないと考えれば、
今までやったことがないことにコーチとして怖さを感じることもわからなくはないです。
勝利を目指すためには、チームの練習している形を長くしなくてはいけない。
そういう意味で、on1の時間を最小限にしたい。
それもわからなくはない。
(その辺はまた論点が変わるので、これくらいで)




要するにバスケットボールはどれだけその状況や環境(同じ場面はないが)、似たような場面を作り、
準備しているのか(習慣=ハビット)がコートで問われるスポーツだと僕は思っています。

徹底することの大切さ。
当たり前のことを当たり前にやることのすごさ

が問われる。

メンバー交代にしても、こういう場面ではこいつを使う。
こういう場面ではこういう交代をする。
というものを形として作るのではなく、流れの中で構築していくスポーツだと思います。
野球とはちょっと違う流れの型?
攻防がくり返られて、交代が自由というスポーツの特徴?

それはひらめきではなく、準備の質と量だと思います。

そして、選手もベンチで流れをつかんでいるわけで、
こういう場面だったら、自分かな。自分だったらこういう仕事が求められるな。

なんて、考えている中で、それがコーチの交代の選択と合致するとプレーがしやすいと思います。

逆にそれが合致しないと、(練習でやってない形)
選手もなんとなくコートに入るとコート中全てでなんとなくになる可能性がある。

そこがおもろいことで難しいところだと僕は感じています。

僕自身も昔はそこまで考えていなかったので、考えがフリーズするときがありました。
コーチになりたてのころ、
エースが早々に退場…
この場面を想定したことがなかったので、とりあえず同じポジションの交代の選手を呼んで、
え?俺?みたいな顔した選手がコートに入る。
彼はそんなに試合に出たことがない。

当たり前ですが、その選手はパフォーマンスを発揮できません。
しかし、当時の僕はそんなことを考える余裕もなく、

「そういう場面を想定して準備しとけよ!!」

とか怒ってましたね。笑

そのままそっくり自分の心に響かせろよ。って今は思います笑




なぜそれを選んだのだろうか


プロのレベルでなんとなく的な交代策は少ないと思います。
ただ、負けが混んでいるとあり得るシチュエーションで、もちろん僕自身も

なんで?

と感じたことがあります。

ただ、その時、ぜひ考えてみて欲しいのが、

そのストーリーです。
そこまでのストーリー、そこからのストーリー

なんども述べたようにバスケには多くの攻防があり、流れが存在します。

交代をするということは、必ずその交代に意図があります。

例えば、休ませる。
では、なぜ休ませるのか。
今の流れを超えた先に、その選手が必要な場面が見えてきているからかもしれません。
その場合、なんのミスもしてない。
悪くないパフォーマンスでも交代が行われる可能性があると思います。

流れというものを考えると、ミスをした選手の交代は多いと思います。
そして、そのミスの質が問われると思います。

これからチームがゲームを構築していこうとする中で、やってはいけないミスなのか。
それとも受け入れられるミスなのか。

影響も考えるべきでしょう。
その選手が交代で入ることで、自チームや相手チームに何か影響を起こせるのか。

自チームであれば、よりいつも通りの練習したものが出しやすくなる
相手チームであれば、想定外のシチュエーションを作り出せれば、流れを掴むことができます。

だからその場面を作るためにはトレーニングの時点で、相手をスカウティングして、
守り方を分析して、やってないような状態、または失点しているパターンに導くような交代

をしかけられると流れを掴める交代になりますよね。




前節行われた北海道対渋谷でこんなシーンがありました。

北海道のインサイドの要ドブラスが3Qに3つ目のファウルをしてしまいました。
これからの流れを考えると、ドブラスをベンチに下げたいところです。

しかし、その後すぐに渋谷の伊佐HCはサクレに変えて、サンバを投入
この交代が僕はこのゲームの渋谷勝利の鍵の1つになったと思います。

ここまでこのゲームは接戦でした。
しかし、サンバが入ったことで北海道はドブラスを下げれなくなりました。

なぜなら、ドブラスのところを使えば、サンバはドブラスを1人で止めることが難しいので、
確実に加点できるからです。

北海道としては、ここで流れをつかんで3Qを走れると、試合を有利に進められる。
しかし、そこでドブラスが4つ目を犯す危険性と下げるタイミングを失うリスクもある。

この瞬間僕は北海道のベンチは後手を踏んだと感じました。
ただ、実際このシーンは1分でサンバが2つファウルをして、すぐに交代になるのですが、
興味深い交代のマネジメントでした。

相手の外国籍を下げさせない交代
たった1分でしたが、ドブラスの頑張り屋さんなメンタルを逆手にとった
面白い交代でした。

結果的にこのゲーム渋谷が勝利しました。

そんなことが交代という側面からバスケを見ると行われています。




みなさんのチームはどうでしょうか。
いろんなことが見えてくると思います。

個人的にやって見ると面白いかなと思うのは、だれかと振り返りの観戦をして、
どうしてここでこの交代をしたと思う?

と意見交換をしてみてください。
もちろんわからないことがたくさんあると思います。

しかし、そこの裏側に隠されている何かを探すと、その交代が、この場面に繋がっていたのか。
現状のチーム状況に隠させていたのか。

なんて発見があるはずです。

その交代の効果、影響も見えてくるはずです。

もちろんその答えはわかりません。
HCにしかわからないと思います。

ただ、それをロールプレイング的に考えて見ると見えてくることがあると思います。
僕もいろんなチームを観戦していて、いろんな方と話していて、いろんなことを感じます。

あ、このチームを強くなっていくんじゃないかな。
そう感じるのはB2のアスフレです。

関東にいるといろんな試合を見れることがメリットです。

ぜひ、そんな楽しみ方もいいのではないでしょうか。

全然参考になってないかもしれませんが、今回は交代を考えて見ました。



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