B think 〜クラブの魅力、バンディエラについて考える〜




目次


  • バンディエラとは
  • Jリーグからの考察
  • Bリーグにおけるバンディエラ
  • バンディエラの影響力

こんにちは、宮本です。
先日更新しました。

B think 〜強いチームはなぜ強いのか〜

非常に好評いただき、いろんな方に読んでいただき、感想、ご意見なども頂戴しました。
本当に感謝しております。ありがとうございます。

そのあとなに書こうか…と正直ちょっと悩みました。笑
カッコつけたことを書かないといけない気持ちも湧いてしまったり…笑

でも、思っていること、考えていることをこれからもコツコツと発信して行きたいと思います。

僕は10年指導者をやっていました。
学生時代、サッカー日本代表でコーチをされていた教授のもとで、地域スポーツマネジメントやコーチングを勉強していました。サッカーをメインに、当時はサッカー選手の研究などを。
卒論のテーマは2010年W杯代表メンバーの育成時代に関する環境の考察

経済学部です。笑




その紹介で最初は中学で部活の指導者をさせてもらい、そこで顧問の先生からクビ宣告を受け…
なんだよ…と思いながら、当時やってたクラブチームに教え子が遊びにきてくれ、そして、その兄弟などを指導するようになり、結果、多くの選手が友達伝えで集まってくれ、そこで学生チームを作りコーチをしました。40名くらいいたでしょうか。

4年やりましたが、素晴らしいチームでした。
しかし、主力(大半が中学時代の教え子)が就職で少し離れたあたりで、一気にチームが崩れました。

慢心もあったし、維持やプライドのようなものもありました。
チームの型のようなものを崩したくなくて、当時の選手と揉めに揉めて、現場を離れました。

それと並行してBリーグが始まり、試合を観戦にいき、ブースターの方とも関係ができたり、バスケを取り巻くいろんなことを考えるようになりました。

バスケも部活でやったのは中学までです。
挫折しました。

ただ、そんな経験が今のバスケ、だれかの役に立っているのなら嬉しいです。

スポーツってなんなのか。
そしてそこへの関わり方ってなんなのか。
スキルや戦術ももちろんですが、そんな答えのないものを考えて行きたいと思っています。

各クラブ満遍なく行きたいですが、地元北海道を元気にするために発信して行きたい想いが1つあります。
また、個人的に気になるクラブに偏ると思いますが、

ぜひ、皆さんと意見交換もたくさんできたらいいと思います。
批判でも全然構いません。

思ったことがあれば、SNSやコメント、また、引用でTwitterなどでリンク付けして頂いて構いません。
ぜひ、スポーツ、バスケを議論していけたらと思います。




バンディエラとは


今回はバンディエラについて考えて行きたいと思います。
バンディエラという言葉をご存知でしょうか。

日本語訳すると象徴とかそういう意味です。

サッカーなどではよく使う言葉ですが、Jリーグも25年誕生から経ちました。

クラブに歴史があります。
その中で、ミスターと呼ばれるような選手がチームには存在していたり、レジェンドと言われるOB選手がいたりします。

それがクラブのバンディエラとして僕はある意味、そのクラブの歴史の一部や強さの一因として存在していると感じています。

例えばですが、サッカーにおける日本のバンディエラといえば、もはやこの人しかいません。

三浦知良選手

国民の認知度もかなり高いと思います。
そういう存在は強さとしては何か数字で測れるものではないのですが、確実にチームの強さとして影響があると僕は感じています。




Jリーグからの考察


プロリーグの先輩にあたるJリーグにはどんなバンディエラが存在するのか。
少し思いつく選手を紹介して行きたいと思います。

やはりまずは鹿島アントラーズ
常勝軍団としてジーコイズムが根付くチームです。
選手ではないですが、ジーコ自体がクラブのバンディエラであることは間違いありません。

そして、今年20冠目となるアジアチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げました。

そんな今のクラブの象徴となるのが、小笠原満男選手だと思います。

鹿島の理念
ジーコイズムをそのプレーや人間力のようなもので体現する

ベテランの領域で今、全盛期と言える存在ではないかもしれませんが、確実に彼がいることで、鹿島の強さ、もっといえば20冠目を取るためには彼なしには語れなかったと思います。

鹿島アントラーズはこのクラブ理念をもとに育成や新人のリクルートをしていることが明らかにわかります。
ここまで引退してきたレジェンドを見ても、柳沢選手や鈴木選手、中田浩二選手など、もっと昔の選手も含め、鹿島で引退してなかったとしても、鹿島の理念、ジーコイズムを感じる選手がたくさんいます。

今後小笠原選手が引退したとしても、内田選手や西選手など鹿島のバンディエラとしてピッチに存在する選手はすでに頭角を表しています。

海外に移籍するであろうDFの昌子選手やFWの鈴木選手、若手の安部選手などもその次世代の鹿島を担うバンディエラ候補だと思います。

よく部活なんかにありますが、受け継ぐもの、伝統
そういうものはもう古い考えかもしれませんが、そのチームから必ず出てくるらしい選手

鹿島は勝利へのスピリットだと思いますが、そのような数字に表せないものが、クラブの強さや魅力としてファンの心を掴むのではないかと感じます。

他にざっとあげれば、今年Jリーグ連覇を決めた川崎フロンターレの中村憲剛選手などもJクラブを代表するバンディエラだと思います。



Bリーグにおけるバンディエラ


では、Bリーグでは誰でしょうか。ここからが本題ですね。笑
リーグで考えればやはり栃木の田臥選手だと思います。ただ、栃木の強さは田臥選手がバンディエラ的存在だと思うのですが(個人的に)、所属する選手に栃木らしさを感じることかなと思います。

それはある意味、田臥選手の影響力やクラブの力というか…方針などのすごさを感じます。

あとはやはりレジェンド折茂選手
北海道ですね。折茂選手がボールを持って、シュートを打ったときはスローモーションに見える時が多々あります。
それだけ、北海道やきたえーるが折茂選手のシュートで1つになる瞬間なのかもしれません。

千葉ジェッツも富樫選手が象徴的な存在ですが、全員に千葉らしさを感じます。
琉球ゴールデンキングスも岸本選手がそれに値しますが。他の選手も琉球らしさを感じます。
田代選手やエアーズ選手も琉球らしさを僕は感じていて、それがすごいなと思います。

代表候補に入ってない選手と外国籍選手からも感じるわけですから。

前回の
B think 〜強いチームはなぜ強いのか〜
とも重なりますが、徹底と納得含め、やはり強いチームには強い理由があると感じる部分があると思います。
そういう部分で、ブースターの応援スタイルや係わり方も導かれように作られているものがあるのかもしれません。

また、バスケは12人なので、1人1人の影響力が大きいですし、チームのカラーや自分のカラーが大切かなと感じます。

琉球の橋本選手なんかは、めちゃめちゃ橋本選手ですが、琉球のバンディエラ的な存在にもなりうる可能性のある選手だと思います。
(なんか伝わるでしょうか。笑)

ただ、今回ピックアップしたい選手が2人いて、横浜の川村選手と京都の岡田選手です。




バンディエラの影響力


2人ともバスケ好きな方はみなさん知っていると思います。
ただ、この2人が共通してすごいなと僕が感じるのは、この2人はBリーグになってから、横浜と京都にきた選手です。

まだチームに来て2年と少し

しかし、完全にチームのバンディエラ的な存在です。
それはプレースタイルや人間性もあるのだと思います。

ただ、2人に共通して感じるのはコートの外での振る舞いなのかもしれないなと僕は感じています。

川村選手はいろんなところでブースターを楽しませてくれる選手です。
試合前のアップなどで、ちょっとしたことで僕らを楽しませてくれる。
試合中は熱い気持ちを全面に見せてくれますし、なんというかバスケに生きている。
というよりももはや横浜に生きていると僕は感じています。

彼なしに今の横浜を語るのは難しいのではないでしょうか。

ずっと昔から横浜にいたように感じる。

それは岡田選手に関しても同じことを感じていて、以前岡田選手が登壇したセミナーに参加しました。
SPORTS X CONFERENCE 8/3 セッションNo.4
すごく勉強になりました。




いろんな活動をされていて、SNSの発信もすごく、確かに…と感じることや、知りたかったことを発信してくれています。

ただ、岡田選手もBリーグになってから京都に来た選手なんです。
そんなことを全然感じない。

先日、渋谷との試合を見ていて、1勝1敗だった第10節ですが、すごく京都がコレクティブにバスケットボールをしている印象を皆さん感じたのではないでしょうか。

今年京都は色々ありました。
言い訳できないと思うんです。しかし、チームはそんな危機感のようなものを僕は岡田選手を中心に感じています。

特にディフェンスなのですが、誰もサボらずに、やるべきことを実行している。
京都も正直、代表クラスを獲得できる潤沢なクラブではないと思います。
(申し訳ありません。)

しかし、誰よりも声を出し、ハードにディフェンスに走る岡田選手の影響力が確実にチーム全員の姿勢になっているように今シーズン特に感じます。

2人ともオフェンスやシュートに注目が集まる選手ですが、そんな部分をすごく感じています。

影響力というのはある意味伝染するものだと感じていて、他のメンバーもすごくそのチームらしさを感じる選手が多いと思うんです。

だから魅力的に映るのかなと感じています。(個人的感覚)




横浜は高島選手や細谷選手など、ものすごい横浜な選手に感じます。

京都は綿貫選手。申し訳ありませんが、彼は有名な選手ではないと思います。でも、今の京都にかなり重要な選手です。
例えばですが、アルバルク東京にいる綿貫選手…ちょっと想像できないですよね。

そういう選手もある意味、バンディエラと呼んでいい川村選手や岡田選手がいるからこそ、より照らされる選手なのかもしれません。

横浜は今、勝てずにいろんな感情がめぐり巡っています。
でも、なぜでしょうか。魅力を感じませんか?

それは横浜が川村選手をバンディエラとして、らしさを持っているからだと思います。

京都も同じで、僕は京都の組織で戦うスタイル。
オフェンスは岡田選手や晴山選手、内海選手の外をみんなが常に感じとり、ディフェンスはコミュニケーションとっている姿が1番見えてくるチームじゃないでしょうか。
岡田選手がバンディエラ的な存在なのに、岡田選手が特別に見えない凄さを京都から感じます。

強い弱いとかも勝負なので必ずあります。

でも、応援したくなる魅力ってなんでしょうか。




僕はバンディエラの存在。
そして、その人を中心に生まれるチームのあり方やそれぞれの役割、可能性なども1つではないかなと思います。

今、存在するバンディエラも必ず引退します。
(折茂さんが引退するかはわかりません。笑)

でも、それを受け継ぐ人が見えてくる。
チームの未来、可能性をイメージするとワクワクする。

川村選手と岡田選手はそんな未来へのタネも巻いている選手だと思います。
だから、個人もチームも魅力が出てくる。

特に岡田選手はセミナーで何度も言葉にしていました。

「日本のバスケのため…」

そんな気持ちがいろんな部分から発信され、確実に僕らもそれをどこかでキャッチしているからこそ、そんな選手に、そんなチームに声援を送るのだと思います。

2人とも確実にどんなときも横浜と京都を背負って走っているのだと僕は感じています。




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