レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第31節 vs 渋谷





目次


  • バスケ北海道「87Labのがんばれレバンガ」
  • 見える部分と見えにくい部分
  • 目的がすり変わらないことの大切さ
  • あと8試合でどこまでいけるか

こんにちは、宮本です。

先日更新しました。
B think ~レフリーを考える No.2~
の反響がすごいです。

Bリーグは発展途上のリーグであり、まだまだ成熟したリーグではないので、
いろんな問題が発生することは当たり前だと思います。

ある意味では、なんで?と思うこともあると思いますし、
逆に言えば、この発展途上で現在右肩上がりに急成長の瞬間を感じられている
僕らはかなりレアな存在とも言えると思います。

ただ、素直に感じるのはBリーグ、バスケットボール、応援するチームをよりよくしていこう!!
と思っている人が多いということ。

本当にすごいです。頭が下がります。

個人的に僕は

「今シーズン優勝するのはバスケを1番知っている(知ろうとしている)ブースターの多いチーム」

と仮説を立てて、いろんなところで発信していましたが、やはりあながち間違ってないかなと。

そういう中で、こういう発信をし続けている87ラボも非常に貴重な存在なのかもしれません。
そう思うと身が引き締まる想いですし、もっといい情報を提供できるように頑張ろうと思います。




バスケ北海道「87Labのがんばれレバンガ」


本日、バスケ北海道で連載させてもらっています。
「87Labのがんばれレバンガ」栃木ブレックス編が公開されました。

twitterされている方は、ぜひフォローをお願いします!!

現在、14連敗中のレバンガ北海道ですが、どうやったら勝てるのでしょうか…
僕自身もいろんなことを考えますし、応援する皆さんもそうだと思います。

僕自身はいろんなことを感じますし、考えますが、やはりそのヒントはコートの中に詰まっているのかな。

そう感じます。

今回はそんな視点で87ラボの切り口で書いていきたいと思います。




見える部分と見えにくい部分


スポーツとはやはり結果が問われるものだと思います。
その中で14連敗しているレバンガ北海道には勝てない何かが必ず存在します。

しかし、難しい(または面白い)のが負けたからすべてがダメなのではなく、
逆に勝ったからすべてがいいわけでもない。

ということです。

プロ野球の監督としてヤクルト、阪神、楽天で活躍された野村克也監督の
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
という名言が残っておりますが、まさにその通りだと思います。

負けることには、そこに必ず理由が存在します。
逆に勝ちには、ダメだったけど勝っちゃったよ!!
という勝ちが存在すると思います。

見ていたり、指導していて、負けた時に、どうして負けてしまったんだろう…

と悩むことがあります。




それは言い方があれですが、やはり単純に知識不足や分析不足が多いと思います。
もしくはある1点からしか、その敗戦と向き合えてないからではないでしょうか。

だからこそ、指導者や選手などには日々知識をアップデートさせることが求められ、
その敗戦を振り返る作業がとても大切になると思います。

ただ、例えば持っている知識が少ない中で、振り返るという作業で見つかることが少ないことも
事実だと思います。

そして、わからないことが多く大変です。

しかし、深めたい。知りたい。
と感じたのなら、この最初の壁をまず超えていく必要が必ずあります。

話が逸れますが、87ラボを運営していて、部活をやっている選手から質問をたくさんいただくようになりました。

しかし、そのほとんどが

「わからないから教えて欲しい」

ということです。




言い方に語弊があるかもしれませんが、ただ、教えてもらう。だけのサイクルに慣れてしまうと
おそらく求めている答えには一生辿り着きません。

もちろん、知らないことを教わる。
バスケで言うならば、バスケの知識やスキルの知識を教わることは非常に大切なことです。
その積み重ねによって見えてくるものが必ずあります。

しかし、どこかで、(ある一定のレベル、年代で)
「自ら振り返り、考える、発見する」=深める
作業が必要だと思います。

しかし、そういう観点、姿勢を持っている育成年代はかなり少ないと感じています。

それは今までの部活のあり方にも通づると僕は感じていて
クラブチームやスキルコーチが台頭してくるこれからのバスケ界の中で、結構問われるマインドや
考え方の部分かなと思います。

長くなりましたが、要するに深めようとすることによって、見える部分だけでなく、見えにくい部分
が見えてくるはずです。
(育成年代で言えば、通用している理由と通用しない理由、なぜ通用しないのか、それをどう改善するのかなど。)

それは=

なぜ負けたのか。が見えてくる。

そうすると、負けたけれど、変化している部分、よくなってきている部分が見えてくる。

そんなことに繋がると思います。

これに関して、僕は見えているから偉い。すごい。
などと言いたいわけではなく、僕はそういう考えと作業が必要だと思っています。

できない。見えないのなら、その壁を乗り越えるチャレンジをしていきたい。
(知りたいと感じていれば)

その中で、必ず自分の意見、観点、考え、感じ方が問われる時があります。
そして、議論があるのかなと。

そういうサイクルに乗ると、成長というものが見えてくるのかなと感じています。

(ここまではレバンガダメじゃん。ではなく、日常的な視点の話です)




目的がすり変わらないことの大切さ


以前のレバンガはどこか形にこだわる印象がありました。
その中で、感じていたことが

色んな形を作っていく中で、目的がすり替わってしまったいる印象がありました。

それはどういうことかというと

セットオフェンスを構築するとして…
やはり、試合で使えるようにするために練習をします。

試合で使える。とはどういうことでしょうか。

当たり前ですが、それは得点を取ることになります。
=勝利するために得点が必要でそのセットオフェンスを構築するはずです。

しかし、ちょっと前のレバンガにはどこか、構築するオフェンスをなじませるためのオフェンス

になっていた印象が僕にはありました。




要するに

勝利するため、得点を取るため
という目的が、気づけば、

セットオフェンスを作るため

という目的にすり替わってしまっていた印象が僕にはありました。

もちろん、構築する段階でそれは仕方ないことだとは思います。
チーム状態もあります。ある意味必要な部分、割り切る部分もあったと思います。

ただ、そうすると当たり前ですが、得点は取れませんね。

それが代表のバイウィークが明けたくらいのレバンガから僕は感じました。

それが今回の渋谷戦や東京戦などは

得点を取りに行く!!

という姿勢が見えてきた。
(いい意味でも悪い意味でも戦う姿勢が…)

もちろんそれはオフェンスの構築する部分が馴染んできたこととも
関係があるはずです。




その中で、今レバンガが勝ちきれない要素の一つに

得点をどうしても取りたい!!

という時に

ドブラスにボールを入れる。

という方向で物事が進められている点が気になります。

それは間違ってないですし、同じ違和感を感じている人も多いと思います。

ただ、ドブラスにボールを入れる気持ちはわかります。

何かドブラスにボールを預ければ、あとはリバウンド。
という印象を僕は感じています。

それはある意味、得点を取る!!という目的が、ドブラスにボールを入れる。
という目的にすり替わってしまい、そこに何か安心感のようなものを感じてしまっているのかもしれません。

という仮説が成り立つ(今回はそういう観点で読み続けてください)




簡単にいうと僕が感じる違和感はそういうことですが、
それは簡単そうで、すごく難しい。

逆に今シーズン、ここぞ!!という場面でシュートを決めてきたのは誰でしょうか。

となるとドブラスになります。

そうなると、もしその場面で違う誰かがシュートを打ったとしても、その成功体験の少なさは
マイナスに反応する可能性が高いかもしれない。

より確実だと思えば、ドブラスにボールを渡すのは間違っていない。

ただ、バスケットボールは相手があるスポーツですから、
ここはドブラスだ。と相手チームも守ってくるわけです。

勝ちきれない。

そんなもう少しなんだけど、それが遠い課題の部分の1つには
そんなことも影響しているのかもしれないと僕は感じています。

ただ、そういうことは僕らの生活の中にもたくさんあると思います。
レバンガがダメとかではなく、人生でもよくあることがコートの中にもよく起こる
とぼくは感じています。





あと8試合でどこまでいけるか


先ほどの部分は僕が感じている部分なので、絶対ではありませんが、
それを1つの仮説と考えると、後8試合でレバンガ北海道がどこまでいけるのか。

要するにドブラス以外に重要な場面で得点が取れる形が作れるか。

がポイントになってくる1つだと思います。
(今回はオフェンス面だけ。ディフェンスももちろんある。)

そういう観点から見ると、先日の渋谷戦で、いくつかいい得点パターンが作られていたことは
敗戦はしたもののプラスの部分と考えていいと思います。
(87Labのがんばれレバンガにざっくり記載した部分)

ここ数試合でも多く使われていたシステムのことも同じことが言えると思います。

それが入っているかどうかにも着目したいですが、ここまでそういう場面で
ボールが回ってくる割合が少なかったことを考えると今、ドブラス以外にそういう場面でのシュート
が増えたことの方に着目する必要があるかもしれません。

後8試合もドブラスドブラスになりすぎない必要性

というのは1つ鍵を握るかもしれません。

渋谷戦で折茂さんがあるプレーで川邉選手にプレーの後に迫り、
鬼気迫る感じで「あそこは俺を見ろよ!!」
というようなシーンがありました。

そういう部分に目を向けれるか。
そういう展開を作れるか。そこからシュート打てるか。得点できるか。

というのは大切だと思います。




逆に後8試合もずっと重要な局面で、ドブラスドブラス(繰り返しているが、ドブラス選手が悪いわけではない)
になるようだと、苦しいかもしれません。

さらにそこから考えて行くとトラソリーニ選手が調子が上がらない中での野口選手の活躍も
勝利はできなかったもののすごく重要なポイントだったと思います。

多くの方が言及していますが、ボールエントリーで川邉選手が指示をだすことも同じことが言えると思います。

まだまだ色々ありますが、僕はそんなところを感じました。

負けは混んでいる。
そこには悩みます。
ただ、よくはなってきている。

デリケートです。難しいです。
ただ、良くなっている事実は事実だと思うので、素直に感じるべきだと思います。

もちろん勝てたと思います。
勝つチャンスはありました。
勝ちたかった。

ただ、綱渡り状態でも、確かに進歩している事実を感じ取れる試合だったかなと思います。

これから8試合
どうなるかはわかりませんが、見えにくくても、少しずつ良くなって行くように
信じていきたい。応援して行きたいと感じてます。



バスケ北海道で連載中
87Labのがんばれレバンガ
バスケ北海道 87Labのがんばれレバンガ まとめ No.1

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番外編
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 番外編 Catch and Shoot




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