第13節 大阪エヴェッサ vs 滋賀レイクスターズ



目次


  • スペース
  • 外国籍選手の距離感
  • ドリブルの価値
  • スクリーンアングルとタイミング

こんにちは、宮本です。
大阪vs滋賀の見逃し配信を見ました。
前半は滋賀のリード、後半は大阪が逆転し、大阪が勝利したこのゲーム

過密日程の中で、ゲームの進め方やメンタリティも問われるゲームだったと思います。

ゲーム通じて、大阪の方が冷静に、店舗コントロールしながら進められたことが勝因かなと思います。

今回はこのゲームを2チームの比較で少し分析していこうと思います。
僕がいた時にするスペースとドリブル、スクリーンの観点から。何か皆さんのためになることがあれば幸いです。
よかったら最後までお付き合いください。




スペース


やはりいつも見るのが、オフェンス時のスペースです。
バスケはコートの中に常に同じ人数が動くスポーツです。

サッカーなどはフォーメーションや戦術で、前にかける人数などの違いなどもあるので、お互いのスペースが常に同じ人数で分けられることがないと思います。

バスケットボールは速攻を除き、ハーフコートオフェンスでは、常に10人が決まったスペースで攻防を繰り広げます。

よって、いいスペースを作り、いい場所を確保することはバスケにとってすごく大切になると思います。




やはり滋賀はスペースに偏りがある時が多く、オフェンスが停滞しがちです。
そこの課題はなかなか改善しない悩みの種に感じています。
前半、リードして終えた滋賀ですが、タフショット(難しいシュート)を決めてきた印象が強く、リードしたという感触はなかったように感じます。

一方大阪は、Gがうまくコントロールしながら、外国人もスリーポイントの外に出ながら、ペイントをあけてつつ、オフェンスを展開していました。

外国籍選手の2人がインサイドも強いのですが、スリーも打てるので、ペイントが狭くなることがないのが大阪の良さでもあると思います。

ピックアンドロールをする位置もリトリート(後退する)しながら、スペースを広げてアタックする場面が多く、そこからリピック(ピックしてからもう一回ピック)などを使っても、スペースが手狭になることはあまりありませんでした。

前半は決めきれない展開でしたが、展開自体は良かったので、後半にスムーズに入れたことは、ゲームトータルを考えて、大阪の方がゲームを支配できた証拠だと思います。




外国籍選手のプレイエリア


2チームの違いは志向するバスケットボールも違うと思いますが、外国籍選手のプレイエリアが大きいと思います。

現状、Bリーグはパワータイプのインサイドが主になっています。
個人的に大阪が面白いなと感じるのは、インサイドはパワータイプなのですが、外のシュートも打てる選手が揃っていることです。

ドリブルドライブはありませんが、それだけでも、熊谷選手や藤高選手、畠山選手などのドライブスペースを作り出すことができます。

一方滋賀はインサイド選手のプレーエリアが完全にペイント近辺の選手になります。

うまく回っているときは気になりませんが、やはり悪くなると、半端な位置にポストアップしてしまい、ボールを展開して、逆サイドから日本人選手がドライブしても、結局ゴール下が密集していて、シュートまで持ち込めない展開が目立ちます。

それでもハイエナジーで決めきってくる外国籍選手がいることは強みですが、日本人選手がドライブから決められない状況はこのゲームを苦しくしてしまったかもしれません。




ドリブルの価値


スペースと関係がありますが、大阪よりも滋賀の方がハーフコートでドリブルが多かったように感じます。

これは印象になってしまうので、個人的に、ボールにチップとか入れて、ドリブル回数とか調べてみてほしい。笑

スペースがうまく構築されてない中で、ドリブルしても結局ペイント内のビッグマンを前になすすべがなくなってしまう。

そんな展開が滋賀には多くみられました。

僕はドリブルの価値、ドリブルの最大化と呼んでいますが、いいドリブルを使う、ドリブルを効果的に使うためには、やはりスペースが大切だと思います。

そういう観点で見ると、日本人選手のドリブルドライブ、ドリブルドライブからキックアウトという展開でのシュートは大阪の方が目立ったように思います。

バスケットボールはある程度1on1でも加点が期待できるスポーツですが、そのためにもいいドリブルが必要で、いいドリブルをするためにはスペースが必要なわけです。

それはNBAのレブロンジェームズなどを考えるとイメージしやすいかもしれません。

滋賀は日本人選手、もちろんけが人がいる中でなかなか難しいですが、日本人選手にいいアタックがもっと見れれば、展開を変えることができたように思います。



スクリーンアングルとタイミング


最後に気になったのが、スクリーンアングルとタイミングです。

現代バスケットボールの中でもスクリーンプレーは欠かせない戦術ですが、このゲーム、滋賀のスクリーンはかなり精度が低かったように思います。

アングルも良くなく、タイミングもスクリーンが来てくれているのに、ドリブルを始めてアタックしてしまったり…

スクリーンプレーがうまくいかなくなると、プレーの連続性がなくなり、そういう展開が続くと、やはりスペースが狭くなっていってしまいます。

僕の中では、スペースの攻防で常に主導権を握った大阪が勝利したという印象のゲームでした。

ただ、局面局面でハイエナジーな滋賀が流れを掴むような印象も受ける。

しかし、それを冷静に対応し、自分たちのバスケットボールをしたたかに展開した大阪の方が一枚上手だったかな…と感じます。




ただ、滋賀はけが人も多い中、ベンチメンバーの奮起が見えることは非常にチームにとって、後半戦を戦っていく中での希望も感じられたと思います。

西選手とルーキーの中村選手
特に西選手は試合をこなすごとに良くなっている印象があります。

戻ってくるベテランPGがうまくゲームをコントロールできれば、西選手はアクセントをつける存在として力を発揮できそうに感じます。

もう少し…本当にそんな感じの滋賀ですが、戦う姿勢、エナジーは素晴らしかった。
69点に抑えることができましたが、やはり勝つためには58点では物足りない。

逆に大阪は終始、外国人選手を起点にしながら、いいスペースでバスケを展開できたと思います。
また、後半は決め切りたいシュートもしっかりと決めてきました。

大阪が勝利に値するバスケでしっかり勝利を収めたかな…と感じるゲームでした。

皆さんも観戦の時にスペースというのを少し気にしてみてみるとなにか発見があるかもしれません。

なにか参考になることが1つでもあれば嬉しいです!





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