目次
- ピックアンドロールの使い方
- 思い切りの重要性
- ミスの質
こんにちは、宮本です。
今回はサクッとゲームレポート第1節滋賀レイクスターズvs新潟アルビレックスBBのゲームを87目線でゲームのポイントや学びになり部分をピックアップして行きたいと思います。
両チームともヘッドコーチの交代はなく、割と選手が入れ替わったチームだと思います。
そういう意味でもスタイルの継続か変更か、現状の完成度という部分で興味深いゲームでした。
ぜひ、最後まで読んでいただき、ご意見あれば、コメントやSNS、公式ラインにコンタクトください!
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ピックアンドロールの使い方
87ラボでもピックアンドロールは中心に置いているテーマの一つです。
公式YouTubeでもピックアンドロール関係の動画を何個か配信しております。
ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
ここで取り上げたいのは、新潟のピックアンドロールの使い方です。
ピックアンドロールはそれぞれチームによってやる目的があります。その中で、新潟が面白いのは、ガードナー選手にいい状態でボールを持たせるためにピックアンドロールをしていることが多くあるところだと思います。
結果、ガードナー選手がいい状態でボールを持つ=脅威が増す。
という状況を作り出しています。
また、五十嵐選手はピックアンドロールからガードナー選手にフィードした後、スリーポイントからかなり外にポジションをおきます。
結果、ディフェンスがガードナーの選手にヘルプによりたくなる距離感を作り出し、パスバックがきたところで、ロングミートからキャッチアンドシュートでスリーポイントを演出します。
好き嫌いは分かれるかもしれませんが、個人的には面白い使い方だと感じています。
他にもいろんなピックアンドロールの使い方があるので、ぜひ探してみると楽しいと思います。
思い切りの重要性
2試合通しての新潟五十嵐選手や2試合目の滋賀狩野選手に感じられるのが、思い切りのよさだと思います。チームとしても、2試合目の滋賀、特に前半は非常にボールが周り、いいスペーシングで人が動き、ドリブルが少なく、キャッチアンドシュートで加点していました。
あれが今シーズン滋賀が目指すバスケットボールのベースなのだと思います。
最大差20点ほどついたと思いますが、後半は逆に新潟のゾーンディフェンスに受けてしまい、新潟はディフェンスから思い切りが感じられるようになりました。
その空気を作ったのは五十嵐選手だと思います。
結果、前半とは真逆の展開になり、大接戦になりましたが、滋賀も狩野選手が最後まで思い切りよく打ち続けたことで逃げ切ることができたと感じます。
ただ、その思い切りには誰が…という部分も影響すると感じます。
やはり先頭を走るPGに思い切り(ただ、柏木選手の加入により五十嵐選手はSG的な使い方にもなっている)があるとその影響力は大きいかなと思います。
滋賀は今季伊藤選手と二宮選手のゲームコントロール系のガードが新加入しましたが、どこかでチームバスケットを遂行してバランスを作る以外に、アタックする姿勢も必要になってくると思います。
また、若い選手の思い切りもどちらのチームにも期待されます。
新潟の石井選手や渡辺選手、滋賀の高橋選手などがシーズンの中でブレイクして行くことが、2チームに必要とされる要素だと思います。
ミスの質
2試合目の激戦の中、命運を分けた場面がいくつか思い浮かべられるのではないかと思います。
ミスというものは全て同じ重さなのですが、時間との関わりで、残り時間が少なくなればなるほど、プレーしている選手からすれば重たく感じますし、見ている方も…おいおい…となると思います。
育成年代などに関わるときは、どのミスも基本的には同じ重さだということを伝えてあげてから、ただ、時間やシチュエーションで影響力が変わるよ
ということも伝えてあげられるといいのかなと感じます。
また、ミスには質があり、いいミスと悪いミスがあると思います。
今回2試合目の最後に新潟の渡辺選手がパスミスをしました。結果的にあのオフェンスが成功していたら、新潟はおそらく勝利していたと思います。
時間帯、シチュエーション的には思いミスでした。
ただ、あれは渡辺選手のミスなのでしょうか。
その辺が今回、移籍組も多い2チームの攻防で面白さとして表れたかなと思います。
渡辺選手は琉球から移籍してきましたが、おそらく琉球だと、あの場面、受け手だった柏木選手にいる選手はコーナーまで全力でスプリントして待っているはずです。
だから、渡辺選手はコーナーにパスを出したのだと思います。
その辺のこだわりや徹底が強豪チーム、特に琉球やアルバルクはすごいです。
だからといって柏木選手のミスでもありませんし、コーナーにパスをすることが正しいわけでもありません。
大事なことはチームとして徹底できているか。だと思います。
あのとき、新潟はあのような場面で徹底できていなかったからこそ出たミスで敗戦となったと感じています。
もちろん同じことは滋賀にも言えます。
そういったチームがやるバスケットボールの徹底は移籍組が多いチームほど、こだわってトレーニングをし、意見のすり合わせが必要になります。
今後、2チームが強豪と言われるチームとやるときにあのようなミスをしないことが、上位に食い込んで行く1つの要素になると思います。
今回のゲームは新加入選手が多いチームだからこそのミスが多く出ました。
ミスの質は高かったのか、低かったのか。それらをどこまで徹底し、改善していけるか。
それが今シーズンのこの2チームのキーポイントになると感じた試合でした。
1勝1敗で終わりましたが、皆さんにはどのように映ったでしょうか?
ぜひ、お気軽にみなさんの考えをお聞かせいただけたら嬉しいです!
個人的には来週のゲームも気になる2チームと感じています。
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