インカレ2018 女子 No.1





目次


  • 女子代バスケにおける大学バスケ
  • 1on1の魅力と課題
  • ピックプレーの精度
  • ストップジャンパー

こんにちは、宮本です。
今年はあまり大学バスケを見ることができませんでした。

Bリーグ人気、Wリーグ人気が高まっていく中で、その下のカテゴリー、その下のカテゴリーにも目を向けていく人が増えていくといいのではないかなと感じます。

女子に関してはやはり高校の有能な選手、特に身体能力に恵まれた選手は高校卒業後、トップリーグであるWリーグに進んで行きます。

その中で、大学バスケットボールからトップリーグに進む選手、代表で活躍する選手も増え、ユニバシーアードでの世界的な活躍も女子は目立っています。

今回は少し、大学バスケに目を向けて見たいなと思います。




女子バスケにおける大学バスケ


個人的には女子バスケにおいて、今後大学バスケが担う役割はどんどん大きくなっていくのではないかと感じています。
Wリーグのチーム数が増えない以上、トップリーグで活躍する選手は増えません。

個人的にはWリーグが爆発的にチーム数が増えることはないと思います。
チーム間での実力差、待遇、そしてプレータイムも偏りは大きい中で、大学バスケで4年間をすごす方がメリットの大きい選手というのは今後も増えていくのではないかと感じています。

じゃー、トップをプロ化すればいいんじゃない?
となるかもしれませんが、それも非常に難しいと思います。

3×3などに進む選手も増える選手や大学で得た知識をバスケットボールに還元していくなどの可能性もあると思います。

プレーするだけがバスケットボールではないので、大学バスケの可能性、価値はプレーヤーだけでなく、様々なところで今後高まってくるのではないかと感じています。
また、高校時代にまだまだ完成には程遠いけれど、可能性のある選手は大学バスケに進むべきではないでしょうか。

トップに行ってプレータイムがないよりも、少しずつフィジカルをつくりながら、プレータイムを持っている方が将来的には絶対にいいと感じます。




1on1の魅力と課題


女子の大学バスケはシステムとしての動きも多いですが、(女子はシステム的に展開する方がいい傾向があると思う)1on1でのアタック、特にスモールプレーヤーが多い印象があります。

インカレでも1on1でのアタックが多く見られました。
それ自体が効果的であったり、効果的でなかったりはありますが、ゴールにアタックすることはバスケットボールにとってすごく大切な要素で素晴らしいプレーだと思います。

スモールプレーヤーの躍動感あるドリブルドライブは非常に魅力的です。
しかし、一方、フィニッシュの精度、種類が豊富ではないのが課題だと感じます。

これはトップリーグも同じかもしれません。

インカレでも素晴らしいアタックも、シュートまでいけない。シュートは精度が低い、決めきれない。
そんなプレーが目立ちました。

その辺のフィニッシュスキルは大学で指導もあるでしょうが、大学以前の育成にも問題があるのかもしれません。

いいドライブもやはり決めるためのプレーであり、フィニッシュが決めきれないと意味がなくなってしまうプレーが多くあります。

今後、女子バスケを考えていく上で、大学を見る限りはそれ以下世代の指導でも、フィニッシュに至るまでのコンタクトやステップスキル、フィニッシュスキルを積極的に指導する必要があるかもしれません。




ピックプレーの精度


ピックプレー自体がここ5年、10年くらいで大学女子は増えたと思います。
やはりそれは指導者の質が上がってきた部分があると思います。

世界にアンテナを広げている指導者の方がたくさんいて、僕自身も講義やクリニックに参加しますが、学ぶことが非常にたくさんあります。

しかし、やはり、まだまだ効果的にピックを使えているシーンは少なく、まだまだ、ピックプレーを使っているだけという現状なのかもしれません。

女子で言えば、やはりJXの吉田選手と渡嘉敷選手、他には町田選手は今はプレーしていない大崎選手のようなピックの使い手、ピックのスクリナーを育成していく必要があるのではないかなと感じます。

大学という時間の中で、そこまでできるかはわかりませんが、何かしらのトライはしていく必要性が
あるのではないかなと感じます。




ストップジャンパー


女子バスケにおいて個人的に勝負を分けているのが、スリーポイントだと感じています。
それは代表も同じではないでしょうか。

ただ、それをより生かすためにもピックだったり、ドライブフィニッシュが必要だと感じます。

見ていて、感じるのが、素朴な疑問なのですが、
ボースハンドシュートの選手が多いことが気になります。

個人的にはボールハンドを全て否定することもないですし、絶対にワンハンドにしろ!とも思っていないのですが、ドリブルからのプルアップシュートを打つときに、ミドルエリアですね。

ボースハンドの方が難しくないのかな

と感じます。

打ったことがないので、わからないのですが、女子プレーヤーの方々はどう感じているのでしょうか。




本日行われた東京医療と白鴎のゲームでもこのエリアの成功率と先ほど書いたドライブからのフィニッシュの成功率が低いように感じました。
ミドルジャンパーに関してはブロックにかかったり、エアーボールのシーンも目立ちました。

両チームのインサイド、ファトージャ選手と藤本選手はワンハンドですが、非常にディフェンスを意識することなく、自分の間合いをつくりショットを成功させている場面が多くありました。

ワンハンドシュートの重要性はその辺の成功率に関わってくるのではないでしょうか。

スリーポイントのアウトナンバーやタフショットにはボースハンドは効果的かもしれませんが…
女子においてミドルエリア、もちろんそもそもバスケのシュートはミドルエリアが1番難しいのですが、そこの成功率がもっと高くならなくてはいけないのではないか。

合わせてブロックの多さは、ブロックがうまいのではなく、シュートスキルの低さではないかと感じました。

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観戦されていた方、女子バスケ好きの方々、指導者の方々どう感じているでしょうか。

東京医療と白鴎の激戦を見てそんなことを感じました。



女子日本代表AKATSUKIFIVEに関する連載です。ぜひこちらもご覧ください!(No.1からNo.8)
女子AKATSUKIFIVE!!いざW杯へ!!No.1~女子バスケの現状〜
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