目次
- データから振り返る
- 空気感
- ついていけるかどうか
- 勝負のポイントは2Q残り2分
- レバンガ北海道とは
こんにちは、宮本です。
10/16に行われました渋谷戦
残念ながら敗戦でしたが、個人的には色々感じました。
もちろん、良い悪いなど色々ありますが、60試合を通して考えると良い敗戦
(良い敗戦という言葉がいいかどうかは不明)
と個人的には感じています。
その理由としてはいろんなことが見えたからです。
今回書いていくことと似たことをもう1つのコンテンツである
エクストラパスのPodcastで23.5回というこの試合だけの振り返りで1時間ほど喋っています。
読むのめんどくさい、聞き流したいという方はよかったらこちらからお聞きください。
【ExtraPassPodcast023.5配信🏀】
主に渋谷vs北海道について話してます🎙
✅レバンガにとってポジティブな敗戦?
✅リバウンドとディフェンス
✅川邉様のスゴさ
✅試合会場はやっぱり楽しい
✅宮本が中川聴乃とゴルフに行く
✅ズボン放送事故起こす
などなど…https://t.co/P0OGFsW6pZ pic.twitter.com/T6B0chW7qG
— エクストラパス🏀ExtraPass (@ExtraPassBB) October 17, 2019
データから振り返る
まずはいつも出しているデータから振り返ります。
北海道vs渋谷
数字以上に北海道に感じたスカウティングとアジャスト(できた部分、できなかった部分)が印象的だった。
ただ、全体的には色々含めて、ポジティブな試合だったのでは?
と感じましたが、皆さんはどうでしょうか。 pic.twitter.com/nZIitCHEvk— 87Basketball Lab (@87basketball) October 16, 2019
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4189
Bリーグ公式サイトより引用
ざっくりいうと、データ的にはすごく渋谷っぽい数字と北海道っぽい数字の戦いでした。笑
ある意味で、遂行力が試合の勝敗を分けたかなとも感じています。
渋谷はeFG%(シュート効率性)がそこまで高くならない。しかしORB%(オフェンスリバウンド獲得率)が比較的高い。=再攻撃が可能になる。
北海道はここまでディフェンスからスティールでのシュートが多く、またハーフコートはカミングス、ミークス、マークがきっちりと決めてくるため、スリーポイントがないけれど、eFG%が50%を超えることが多い。(平均が大体50きるくらい)
しかし、相手のORB%が高い。(オフェンスリバウンドを支配されている=再攻撃のチャンスをたくさん与えている。)
しっかり決めきるところは決めてきたので、4連勝につながっている。
データはあくまでも相対的なものだったりするわけで、全てではない。
個人的にこの試合はお互い今シーズン「らしい」バスケをしていた。
その中で話が矛盾するが、データでは語れない空気感のようなものもあったと感じている。
空気感
空気感というのはなんとも曖昧な表現だが、渋谷を見ていて、素晴らしいチームであることはみなさん感じたと思う。僕も感じた。
それと同時に、当たり前だが「未完成」であることも感じた。
ちなみにこの時の未完成な印象はすごくポジティブなものであり、これから完成していくイメージが湧く光景がコートの中にはあった。
そして完成していない今ですら、素晴らしいバスケを展開する。
そこには徹底があったし、それぞれの役割や強みを生かしつつ、より新しい何か、個人の可能性を生み出そうする景色もあった。
その中で、1Qに渋谷が24-14といいスタートを切ったが、個人的には負けていても
やばいな、これ…などの印象はなかった。
逆に、あー…レバンガもここを抑えていけば、チャンスあるなーと配信を見ながら、率直にそう感じた。
これは説明が難しいし、ややこしくなるので、知りたい方はあって話しましょう笑
ついていけるかどうか
その中で、僕は個人的に呟いたのは1Qあたりにこの一言
問題はついていけるかだろうな。
— 宮本 將廣 (@masahiro_d28) October 16, 2019
正直なところこれ以外に特になかった。笑
これは空気感かもしれない。直感でもある。
しかし、コートで行われているバスケを見た確信でもあった。
そのうち必ず北海道の時間帯がくる。
その時に何点差でいるかどうか。
これが勝負のポイントになる。
理想は10点差いないだろう。
と思っていた。
そう感じて前半を見ていた僕の中で、あー、ここついて行って欲しかったなー
と思ったシーンがある。
勝負のポイントは2Q残り2分
それが2Qの残り2分。
パプがケリーにマッチアップした。
渋谷はケリーの次のビッグマンは野口大介
北海道にはミークスもキースもコートに立っていた。
なぜ、ここでケリーのマッチアップはパプだったのだろうか。
案の定、あっさりケリーに加点される。
その次のオフェンスでやり返そうとしたパプがタフショットをして14点差まで開いた。
これは決して選手を批判するわけではない。
僕が思うのは、この時になぜそのマッチアップで、なぜそのオフェンスを選んだのか。
チームとして遂行するべき攻防だったのだろうか。
最終的に最後にミークスが加点して40-28でハーフタイムを迎えた。
もちろん狙いはあるはず。
でも、結果として8点くらいで終われるシーンを12点で終わってしまった。
これがその後のゲームを難しくした。
そしてこの違和感は3Qも続く
結果的に20点ほどの差が開いた。
再び空気感の話になるが…それでも巻き返せそうな空気感があった。
しかし、その2Q残り2分からの数分間が重くのしかかった。
(結果的に3Qの終わり方は素晴らしく、3Q5分くらいから北海道のペースに傾き、いくつかのラッキーもあった)
勝敗には必ず根拠がある。
それが個人的にはこの時だったように、振り返ると感じる。
レバンガ北海道とは
話が漠然としてしまったので、申し訳ないが、そんなポイントを抑えきれなかった北海道が試合には負けた。
渋谷の方が、その帰路となるポイントをしっかりと抑えていた。
もちろん敗因を探すと他にも山ほどあると思う。
ターンオーバーが多い。
リバウンドが取れない。
フリースローが入らない。
日本人選手の得点が少ない。
など表面上に見えることに感じることは山ほどある。
ただ、今シーズンのレバンガ北海道はそれでも勝っているのもまた事実。
その根拠や理由を探していくと、こういう渋谷のような上位(昨シーズンの力関係的、今シーズンの前評判的に)チームとの戦い方も見えてくると思う。
ある意味、リバウンドが取れなくても、ターンオーバーが多くてもある程度の勝負ができる可能性がある。
かなり話が矛盾するが、スポーツとはある意味そういった、データであったり、数字では計れない面白さがある。
それは渋谷にも言えることかもしれない。
もちろんそこは今後も改善が必要ではある。
チームや選手は間違いなく、そこを修正するために練習に励み、ミーティングをする。
何かそういう数字を超えるものがあった試合だったように思う。
何を信じるかはそれぞれで、数字を見てもいいし、空気感を感じ取ってもいいと思う。
でも、必ずある勝敗の根拠、かつ相対的なスポーツであるバスケットボールの面白さをかんじた試合だった。
そして、上位チーム(昨シーズンを参考にした)に勝っていくため、勝てる試合を落とさないためには、起用法がかなり重要なのだと感じる試合でもあった。
僕のかんじた2Qの違和感
もしそれがなんとなくのマッチアップであったのなら、それは改善すればいいだけである。
そういう意味で勝敗以上に良いも悪いも色々見えた渋谷戦だったと思う。
そしてかなりぼやっとした話で、期待はずれかもしれないが笑
敗戦から学ぶこと、ここまでの連勝があるからこそ、学べる姿勢、気持ちになれる今を大切にすれば、もっと進化していけると感じている。
考えるのはレバンガ北海道とは…
ということなのかもしれないな。と感じた試合だった。
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