目次
- データから振り返る
- 代表ではない選手の重要性
- 秋田の新しい試み
- ピックプレーは何人で行うプレーか
- 最上段の熱狂
こんにちは、宮本です。
今、深夜の2時にこれを更新しています。
すごい試合を見てしまった。
自分の中のテンションがすごいことになっています。
10/16に行われたB1第3節
秋田が東京に勝ちました。
秋田は今季87ラボが注目するチームであり、追いかけている若手選手の1人長谷川暢も所属しています。
ここまでの秋田関連の更新
長谷川暢を含めた若手プレイヤーを追いかける
若手プレイヤーの奮闘と挑戦 No.6
開幕戦
Bリーグ第1節 秋田 vs 大阪 game2
Bリーグ第1節 秋田 vs 大阪 game1
いや、東京もさすがのチームでした。
その中で秋田が東京に勝利。
そんな試合を今更ですが、少し振り返っていきます。
秋田目線強めですので、よろしくお願いいたします。
目次
データから振り返る
今回もデータを出しましたので、振り返ります。
#秋田ノーザンハピネッツ vs #アルバルク東京
今更観戦#87ラボ の今季注目チームである秋田
いや、すごかった笑
内容含め、熱狂とはこのことなのだろうと感じるゲーム pic.twitter.com/Dg6Hs71dVr— 87Basketball Lab (@87basketball) October 18, 2019
Box score Bリーグ公式サイトから引用
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4187
正直、データというものを超越した試合だったと思います。
数字をはじき出しますが、それ以上に気持ちだったり、応援だったり…
CNAアリーナの全てが、チームをコートを後押しした。
そして王者東京も王者でありながら、チーム状況、そしてチャレンジャーという気持ちの見えるすごい試合でした。
現代は数字で多くを語ります。
そして僕自身も数字をはじき出しています。矛盾しますが、それ以上のものに人は心を打たれるのではないかと思います。
そんな試合だったので、今回数字は見るだけで、触れません。笑
代表ではない選手の重要性
1つ、両チームから感じたことがあります。
強いチーム、魅力的なチームはやはり代表ではない選手が光り輝きます。
これはどのスポーツでも同じではないかと個人的に考えています。
東京にとって、このゲームの正中はそんな存在でした。
東京が連覇している理由はコートの中にたくさん詰まっていると思います。
そしてコートの外、スタッフやトレーニングにも理由がたくさんあり、それが知らなくてもコートの中で見えてくる。
そしてその象徴的な存在がこの正中という選手ではないかと思います。
昨シーズンは決してプレータイムが多くない中、キャプテンとしてチームを後ろから支え、今シーズンはけが人が多い中で、この試合12得点の活躍をしました。
そんな彼へのルカの信頼は尋常でないことは想像にたやすく、また彼のプレータイムではなく、チームが勝利するためにバスケットボールに向き合う姿勢も、こうやってコートに立つたびにひしひしと感じてきます。
秋田ではこの試合を最後に勝利に近づけたのが、白濱でした。
彼もまた秋田を象徴する選手の1人です。
しかし、個人的に、申し訳ないですが、白濱はスキルなどがものすごい高い選手だとは感じていません。
それでも、4Qの勝負どころで活躍したのは彼でした。
データの部分とも重なりますが、スポーツには時に数字では語れないものが存在します。
そんな存在が彼らであり、魅了的なチームには間違いなく、彼らのような選手が存在するのだと改めて感じる試合でした。
秋田の新しい試み
秋田の前田HCも最後のインタビューで語りました。
この試合秋田はゾーンディフェンス(1-3-1)を要所で使いました。
このゾーンはB2のアースフレンズ東京Zも行う形です。
1-3-1に関しては昨シーズン、ジョゼネトが指揮をしたレバンガ北海道でも使用されていました。
ただ、この秋田とアスフレの1-3-1ゾーンは少し違います。
前の1と3の真ん中に外国籍をおき、相手のプレーエリアを限定していきます。
そうすることによって、1番後ろの1が日本人選手でも機動力でスティールなどを狙える形です。
また秋田はアスフレとは違い、後ろからの日本人選手のアクションでそこからマンツーマンに移行する駆け引きも行なっていました。
そこにはもちろん、試合の中での駆け引き、アルバルク東京がゾーンを苦手とする傾向などもあると思いますが、それ以上に新しい秋田のスタイルが見えたように思います。
マンツーマンでもウイングでトラップを仕掛けるマンツーマンが何度か見られました。
秋田はピックプレーのディフェンスは常にハードショーを仕掛けます。
他チームは場面や選手によってやり方を変える中で、本当に最後までそれを継続し続けれるのは今、日本を見れば秋田だけかもしれません。
また、秋田の今シーズンの進化はそのハードショーに対して、3人目が本当に激しく、そして正しく動き、戻る動きを繰り返します。
これは決して簡単なことではなく、そして無駄も減らしています。
(今後さらに無駄な動きを減らしていくと感じてる)
秋田のディフェンスはどこかユーロリーグを見ているような印象も感じます。
これができるからこそ、この変則の1-3-1が成り立つ。
外国籍も全くサボることがない。
単純にこれだけでも見る価値があり、魅力であると僕は感じています。
ピックプレーは何人で行うプレーか
今、ピックプレーのハードショーについて言及しましたが、ピックプレーとは何人で行うプレーなのでしょうか。
今シーズンのBリーグはこの辺の攻防に進化が見られ、秋田がその1チームであると感じています。
何よりここに関しては東京は昨シーズンからできていて、もっと言えば、2シーズン前から着手し始めている部分です。
先ほど、ディフェンスで3人目の話をしました。
おそらく今シーズン上位に食い込んでくるチームはこの辺の構築の精度が高いと思います。
そして、オフェンスに関しても同じことが言えます。
今シーズン秋田はオフェンスの構築がペップ時代よりもシンプルになりました。
それにより、オフェンスも3人目の関わり方、タイミングの質が向上しています。
1つ特徴的なのは、フレアスクリーン(広がる動きのスクリーン)からの展開です。
東京戦も、フレアスクリーンか何パターンかの動きが見えました。
ディフェンスの動きが強ければ、バックカット
インサイドのディフェンスが遅れれば、ハンドオフからアタック
などです。
また秋田は単純に個人で得点できる選手、細谷、古川の補強もしているので、この3人の関与のプレーからの加点が増えています。
昨シーズンはすごく複雑化して停滞する時間もあったオフェンスは逆にシンプルにすることで進化の道を進んでいます。
3人目は今シーズンのBリーグで注目する視点かもしれません。
しかし、もっと言えば、Wリーグの富士通、女子日本代表は4人,5人と連動します。笑
これもまだまだ進化の途中ということだと思います。
最上段の熱狂
さて、書ききれないことはたくさんあります。
ただ、最後に書いておきたいことがあります。
バスケットボールはどんなスポーツなのだろうか。
これは昨シーズンブレックスアリーナに行った時に感じました。
アリーナに来ているブースターが肌感覚でそのバスケットボールを理解している景色
そして、それは秋田のCNAアリーナにもあると感じています。
配信ですら、この試合はブザーとともに鳥肌が立ちました。
その1つが最上段の熱狂です。
昨今、ヤジ的なものが問題になっています。
(それは良くないとは思う)
もちろん人を傷つけるものや差別的なものは絶対にいけないと思います。
ただ、バスケットボールがどんなスポーツか?
と考えると、シュート機会が多く、盛り上がるタイミングが非常に多いスポーツです。
要するに知らぬ間に熱狂して、つい…
なんてことも間違いなくあるスポーツだと僕は感じています。
(そこは人が出るのかもしれないし、周りに配慮できる人間でありたいと思う)
ただ、この試合、ふと抜かれた最上段のブースターが立ち上がって熱狂していました。それこそが地域とバスケの関わり合いではないか。
これはNBAやW杯でみる熱狂とすごくリンクする印象がありました。
もちろん、日本、それぞれの地域でそれぞれの応援があります。
そこはオリジナルを作ることが大切だと思います。
ただ、こうやって最上段が熱狂する瞬間もまたバスケットボールなのではないか。
(そう考えると最上段に近い場所でリードするブレックスのスタイルは理にかなっているかも…)
そう感じました。
個人的に秋田、CNAアリーナにはバスケットボールが詰まっている印象があります。
今シーズン必ずや行ってみたい場所であり、今シーズンの秋田が間違いなく注目の存在であることを示した試合でした。
この週末の試合もより楽しみに感じる平日の秋田vs東京の試合だったと個人的に感じています。
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