レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第3節千葉

理想のボディラインをプロデュース!【BELE】


目次


  • いかに有利な状態でボールを受けるか
  • ディフェンスを始め方が重要
  • リズムの変化の必要性

こんにちは、宮本です。
17日の水曜開催となったレバンガ北海道vs千葉ジェッツふなばしの一戦
結果としてはレバンガは大差で敗れました。

前回、渋谷戦で1-1-3ゾーンのことについて書きました
詳しくはこちら
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第2節 vs渋谷

どこかでこのゾーンが対策を取られ、そこからさらに必要なことが見えてくるということを最後に書きましたが、早速千葉に破られました。笑

千葉はしっかり、このゾーンに対してのスカウティングをしてきたと思いますし、それを実行に移す、富樫選手を含めた千葉の能力の高さは、やはり本物でした。

今回はざっくり3つに分けました。

いかに有利な状態でボールを受けるか
ディフェンスの始め方が重要
リズムの変化の必要性

87目線で書いていきたいと思います。




今回、僕はレバンガの試合をリアルタイムで見ていませんでした。
アルバルク東京vs栃木ブレックスのゲームを現場で観戦していました。
そちらのレポートはこちららから
ホームタウンに行ってみた No.3 アルバルク東京
第3節 アルバルク東京 vs 栃木ブレックス
Bリーグ 平日開催の価値を考える

レバンガの試合に関しては、SNS上で様々な議論や意見が飛んでいましたが、素晴らしいなと思います。確かに色々感じるゲームだったと思います。

ただ、ファンもそこから学ぶことがあると思いますし、HCが変わった中で、選手起用も変化があります。戦術も変化があります。
逆に今回のようなゲームをきっかけに、選手同士の意見交換が活発化すればいいのではないかと感じています。

やはりHCが変わったばかりは、そういう浮き沈みや選手同士の違和感もあることが普通です。
そこから建設的な組み立てができるかどうかが大切だと思います。

ということで、87ラボでも何個かプレーをピックアップして、今後につながることを書いていきたいと思います。何か参考になれば幸いです。




いかに有利な状態でボールを受けるか


ここ5試合でオフェンスについては前回、スタッガードスクリーンとバックカットを使っていることを書きました。
詳しくはこちら
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール OF編 No.1

渋谷戦でバックカットを使うシーンがありましたが、今回の千葉戦ではあまりありませんでした。
そこから考えるとネトHCは相手のディフェンス、チームの特徴に合わせて、オフェンスの展開を構築していることが伺えます。

スタッガードスクリーンは使用していましたが、千葉はスクリーンの守り方にプッシュアンダーも使うので、あまり効果的ではなかったかもしれません。
(守り方がわからない。なんで?などあれば、お気軽に連絡をください。)

その中で感じたことは、まずいい状態でボールを持つことで、千葉のディフェンスに穴を開けて行こうとしているように感じました。

そこで使っていたプレーが、ダウンスクリーンの連続です。
僕は正しい名称知らないので、知っている方がいたら教えてください。
僕は勝手にループと呼んでいます。

これはNBAのゴールデンステイトウォーリアーズのステフィンカリーがよく使うボールの受け方です。
まず、カリーがダウンスクリーンをかけにいき、ポストから選手が飛び出します。
ボールを受けるふりをして、また、カリーにダウンスクリーンをかける

というプレーです。
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実際、このプレーでズレを作ってボールを受けることはできていました。
ただ、その次の、オフボールサイドの連続がなかったのが悔やまれます。
(オフボールサイドとはゴールとゴールを結んだ線のボールがないほうのサイド)

作り方は面白かったのですが、経験値が足りないという印象を受けました。
いつも言いますが、説明するのは簡単ですが、実行するのは恐ろしく大変です。笑

また、そういうちょっと工夫したスクリーンを使う中で、スペースが消されていってしまったこともオフェンスの停滞を生んだ1つだと思います。

前回、スタッガードスクリーンで、ごちゃごちゃしていると感じたという意見をTwitterでいただきました。そのご意見は非常に的を得たご意見だったと思います。それがまさに今回もすごく出てしまったと思います。

確かにスペースがなければどんないい戦術も有効に使うことはできません。

そこが今、レバンガの課題の1つかなと思います。

スリーポイントが入ってないという指摘もあり、それもごもっともです。それもこのスペーシングがうまく行っていないところに繋がる部分があると思います。
特に3qなどは最悪でした。
(メンタル面も含まれると思う)




ディフェンスの始め方が重要


ただ、このオフェンスの停滞は、オフェンスのせいなのかというと僕は違うと思います。

このオフェンスの閉塞感、停滞感はディフェンスからきていて、特にディフェンスの始め方、またオフェンスの終わり方からきていると感じています。

今回も、レバンガは若干ディフェンスのやり方を変化させていました。
それがうまくいかずに今回、選手間でも微妙な空気、また、それぞれがもっとこうしようよとか、これは無理だととか思うことが絶対にあります。

みんながハッピー!

なんてことは始まったばかりの組織である以上はあり得えないと思います。
それぞれが責任を理解し、役割を理解し、全うして初めてそういう領域に入ってくるのかと思います。

少なからず、現在はまだ疑問や違和感、最悪不平不満もあるはずです。

でも、それでもうまく勝ててしまうのが1番厄介です。

そういう意味で、このタイミングで、千葉に千葉らしさを出され敗戦したことは、ある意味ポジティブだと感じます。

ここから、選手間でどうしていくか、というコミュニケーションがもっと活性化すればいいと思います。




ただ、1点言えるのは、いいディフェンスを始めるためにはいいオフェンスの終わり方をしなくてはいけません。

このゲーム、フリースローが9/13でしたが、ここで、決めてゾーンプレスに…
というタイミングで、フリースローが何本か落ちました。
(ちなみに勝利した渋谷戦のフリースローは19/26でした)

また、オフェンスもいいセレクションでオフェンスができないことが続く場面がありました。

よかったのは2Qの折茂選手の最初のシュートを決めてからの数分間ではないかと思います。
みんなが納得するシュートであれば、成功不成功にかかわらず、いいディフェンスに移行していくことができます。

しかし、何と無くトラソリーニ選手頼みで、他の選手の足が止まった状態で、シュートが外れた時は、千葉にリムラン(直線的にリングに向かうこと)をくらい、一気に流れを持っていかれました。

今、レバンガが強みとするディフェンスを行っていくためには、オフェンスの終わり方がかなり重要です。特に2本目のフリースローをしっかり沈めることは最重要です。

また逆に言えば、フリースローを多くもらえれば、リズムを持ってくることは可能です。
そのためにはアタックが重要ですが、このゲームは個人能力で勝る千葉ジェッツ相手に、個人の不利なアタックばかりが目立ってしまいました。

そこでファウルをアピールしてもプラスに進めないのがこのゲームだったように感じます。

プランとしてはスクリーンからボールをうまく受け、ゴールにアタックし、ファウルを重ねて、千葉の外国籍、またはパーカー選手などに圧力をかけ、フリースローから、ディフェンスを何個か駆使して、さらに圧力をかけていきたい。(仮説、他の意見や観点あったら意見交換しましょう!)

という感じました。

しかし、うまくいかなかったのかなと思います。
その要因に千葉の力、強さがあったことも彼らを讃え、拍手を送らなくてはいけない部分だと思います。
理想のボディラインをプロデュース!【BELE】


リズムの変化の必要性


ただ、今回のようにプラン(仮説)がうまくいかないことは多々あります。
ハードに、そしてエナジーを持ってプレーする中で、冷静さを欠いたり、レフリーのジャッジに不平不満が出てくることもあることは事実で、今回もそのようなゲームだったと思います。

その時に必要なのが、リズムの変化ではないでしょうか。

昨シーズン、この役割を担っていたのが、伊藤大司選手です。
彼自身、英語が話せ、外国籍選手と直接コミュニケーションが取れることも強みだったと思います。

今年伊藤選手と入れ替わりで加入した山本選手にその役割を期待したいですが、彼はもう少し、フィットするまで、時間がかかるかなと感じますし、むしろさらにギアチェンジで使いたい選手のように感じます。

では、誰が…となると
しつこようですが笑

僕は川邉選手のポイントフォワードを推薦したいです。

ポイントフォワードとは、NBAのキングレブロンジェームズのように、ある程度ボールを自分で支配し、コントロールしていくフォワードのことです。

このゲーム、彼がいれば、流れを変えられるタイミングが何箇所かあったように感じます。

レバンガ北海道というチームには残念ながら日本代表がいません。
(カナダ代表はいますが…笑)

だからこそ、全員バスケであり、横綱相撲は取れない。
ある意味でのカメレオン的な変化も必要だと考えています。

彼にはそれができるだけの知能とポリバレント性があります。

彼が完全復帰した時がある意味で、今シーズンのレバンガの本当のスタートかなと僕は感じています。

過去の連載はこちらから
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール OF編 No.1
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第2節 vs渋谷
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第1節 vs大阪



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