目次
- ディフェンスの重要性
- ディフレクション
- 1-1-3ゾーンの狙い
こんにちは、宮本です。
今シーズンから始めた87ラボの地元北海道
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール
今回は第2節渋谷編です。
前回は第1節vs大阪編
レバンガから学ぶバスケットボール 第1節 vs大阪
内容は
新ヘッドコーチから学ぶディフェンス
新加入ドブラスから学ぶバスケットIQ
新しいレバンガ北海道には助走が必要
でした。詳しくはリンクからぜひ。
今季のレバンガ北海道はネト新HCを迎え、昨年よりもさらにディフェンスに磨きをかけたチームへを歩みを進めています。
今回の渋谷戦はさらにそれが見えてきたゲームだったと感じました。
結果は1勝1敗ですが、何よりすごいのが、初戦の失点が67点、2戦目が57点
ライアンケリーなどを迎えた渋谷をこの点数に抑えたことはものすごいことだと思います。
今回はその辺を87目線で学んでいきたいと思います。
ぜひ、ご意見あったら、コメントや公式ライン
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ディフェンスの重要性
繰り返しになりますが、このゲームはレバンガのディフェンスが非常に目立ちました。
その中で、初戦勝ち切った渋谷もすごいですし、2試合ともどちらのブースターにとっても、手に汗握るゲームだったのではないでしょうか。
どちらも基本的にはディフェンスのチームです。
渋谷ももディフェンスのチームですし、そこにさらにライアンケリーなどの新戦力がオフェンスにエッジを効かせている魅力的なチームです。
勝利をするためにはやはりディフェンスとリバウンド、そしてニュートラルボールの支配
これは絶対だと思います。
2試合目のレバンガの勝利も個人的には最後に書いたニュートラルボールをほんの少しレバンガが支配できたことがポイントだったと感じます。
4Q最後の松島選手のハッスルなどはチームに勇気と攻撃権をあたえる素晴らしいプレーでした。
ディフレクション
レバンガのディフェンスにおいて、前回も書きましたが、ボールマンへの責任とプレッシャーが強くなったと思います。
個人的に育成年代の日本のバスケは、抜かれたらヘルプするという考えが強いですが、今回ネトHC率いるレバンガ北海道は簡単にヘルプにはいかない、ノーヘルプをベースにボールマンのディフェンスはプレッシャーをかけながら、抜かれない。そして、いいパスを出させないように手を最大限使うディフェンスが魅力だと思います。
これは内海HCも女子代表時代に大切にしていた1つで、簡単にインサイドにボールを入れさせないために、手をうまく使ってディフレクションを求めていました。
それと同じ考えだと思います。
明らかに手をパスコースに見せて、大きくプレッシャーをかけているのが見て取れます。
ディフレクションとはボールに触って、いいパスを出させない。方向を少しでもずれさせるディフェンスにとってものすごい大切なことです。
ディフレクションの細かい説明はこちらから
バスケ豆知識No.4 ディフレクション
これはマンツーマンでもものすごく威力を発揮しますが、次に解説する1-1-3ゾーンのディフェンスで絶対に必要なスキルであることがよくわかりました。
1-1-3ゾーンの狙い
レバンガが渋谷戦に使った1-1-3ゾーン
これは日本ではなかなかお目にかかることはありません。
ただ、僕はものすごく好きで、学生を教えていたときによく使いました。
僕のゾーンとレバンガのゾーンはわけが違いますが、学生レベルだとこのゾーンでハッタリをかますことで、リズムを変化させることが可能です。
また、中学時代、僕は北海道の実業団トップの宮田自動車のHCに指導を受けていましたが、彼からも1-1-3ゾーンを習いました。
今思うと彼が1-1-3ゾーンをどんな狙いで使っていたのかをしっかり聞いておくべきだったと思います。笑
僕が感じたこのゾーンの狙いは、確率の低いエリアに導くゾーンだと感じました。
(いや、違うよ!という意見あったら、ぜひ意見交換しましょう。いつかネトHCに直々きて見たい!笑)
バスケットボールにおいてシュート確率はダンクやレイアップ→フリースロー→スリーポイント→ミドルジャンパーとなります。
現在スリーポイントが多く打たれる時代になったのはこの確率論も1つあります。
詳しくはどこかで
この時にあのゾーンは、ボールプレッシャーを強めて、サイドに導き、最終的に、遠くに送るパスを少しでもずらす、また、ミドルジャンパーあたりで、時間のないシュートを打たせるように導くようなゾーンだと感じました。
今後もっと注視していきたいですが、日本ではゾーンはエリアを守るから楽
という考えがいまだにありますが、圧倒的にゾーンの方がコミュニケーションも運動量も大変です。
このゾーンにおいて、ボールマンにノンプレッシャーになることはまずありえないと思います。
そして、何より、世界において、ゾーンディフェンスでボールマンがノンプレッシャーであることはありません。
まず、1番驚異のあるボールマンにプレッシャーをかけて選択を限定させる。
その中でレバンガがどこでシュートを打たせたいかというのが、スリーポイントの一歩中くらいなのかなと感じます。
そこにピンチポストでインサイドがボールをもらいにきても、ボールマンにはプレッシャーがあるので、いいパスが供給されず、インサイドもボールをもらってから、体をゴールにひねりながらのショット。かつ、クローズアウトのプレッシャーを最後まですることで、1番確率が低いミドルジャンパーのところで、難しいシュートを打たせる。
これが、地味なタフショットになる。
そして、時間との戦いもあります。
その時間がパスを展開して、少なくなればなるほど、ショットの精度のは下がります。
バスケは時間とのスポーツです。
これが、ざっくりしたレバンガの1-1-3ゾーンの狙いだと感じます。
これを成立させるためにも、ハードワーク、コミュニケーション、ディフレクション
そして、真ん中に位置するドブラスやマークのポジショニングとブロックスキルが必要です。
渋谷もかなり手こずっていました。
あれは配信動画で上から見えていると空いてるじゃん。とおもいますが、ボールマンはコートや視野がかなり限定されているはずです。
今後あのゾーンがどのように進化していくか。
また60試合あれば、攻略されることもあると思います。
その辺を注視していきたいなと思います。
ディフェンスのことが連続してたので、そのうちオフェンスについても書きたいなと思いますが、今季のレバンガはネトHCが言った通り、究極ディフェンスがよければ、オフェンス戦術はいらない。という言葉が体現されそうな匂いがしてきました。
そんなレバンガに来週もがんばれレバンガとエールを送る、いまも水野前HCが恋しい宮本でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、何か、それは違うんじゃない?これはどう?などあれば、コメント、DMお待ちしています!
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