レバンガ北海道から学ぶバスケットボール OF編 No.1





目次


  • 昨シーズンまでのレバンガ
  • スタッガードスクリーン
  • バックカット
  • 面白いと感じる2人

こんにちは、宮本です。
今シーズンからレバンガ北海道から学ぶシリーズを展開しています。
その中で感じるのが、ネトHCはやはりかなり能力の高いヘッドコーチだと思います。

特にディフェンスの変化、進化は試合を追うごとに、凄みを増し、このチームが目指すバスケットボールがどこまでいくのかが本当に楽しみです。

ここまではディフェンスをメインに87目線で解説、感じたことで仮説を立ててきました。
過去の連載
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第1節 vs大阪
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第2節 vs渋谷
よければこちらもご覧ください。

今回は4試合見て、ちょっと戦術的に僕が面白いな、なるほどな〜と感じなプレーをピックアップしていきます。17日にホームの千葉ジェッツ戦があります。

千葉ジェッツもディフェンスから走るチームです。
そこで、レバンガは千葉にアジャストしたディフェンス、そしてハーフコートのオフェンスの連動が1個キーになるのではないかなと感じます。

今回ピックアップすることが必ずゲームで出てくると思いますので、よかったら参考にして見てくれると嬉しいです。
またぜひ、意見交換も積極的にしていきましょう!
レバンガ北海道からバスケを学ぶことをテーマに、87目線で考えを発信しています。その中には違うと感じる部分やもっと違う観点を感じる方もいると思います。

ぜひ、多くの方とこちらのコメントや問い合わせ、SNSや公式ライン
https://line.me/R/ti/p/%40jme6416y
などで意見交換できたら嬉しいです。




昨シーズンまでのレバンガ


昨シーズンまでのレバンガは僕が大尊敬する水野HC(現アルバルク東京AC)が作り上げた緻密なディフェンスと多彩なハーフコートオフェンスが魅力でした。

色んなバスケットボール関係者とBリーグの話になっても、レバンガはいいよね!という話になることがすごく多かったです。

僕は特に何もしていませんが、やはり地元の応援しているチームがそう言われると嬉しいものです。

桜井選手などもよく記事などで話していましたが、レバンガは本当に決まりごとが多い。
(その決まりごとやルールを予測することもレバンガバスケの楽しみの1つだったと思います)

その中で、滋賀レイクスターズに移籍し、今シーズンはスターティングガードとして大活躍中の伊藤大司選手や仙台に移籍したダニエルミラー選手などは本当に変えのきかない選手だったと感じます。

戦術遂行能力の高い選手が昨シーズンのレバンガにより強さと魅力を注入してくれたことは間違いありません。
CSに出場はできませんでしたが、僕は今後もさっきのレバンガが好きだと言い続けると思います。

そして、今後、17-18シーズンよりも魅力的なチームになってほしい!!
とも思いつづけると思いますが、すでに今季のレバンガは面白さがあります。笑

それがさっきよりもハードなディフェンスをベースに作り上げるネトHCのバスケットボール
通称ネトバス笑

個人的にすでにものすごく学びが多い4試合は僕の心を鷲掴みにしています。笑




スタッガードスクリーン


ディフェンスばかりピックアップしてきたので、今回は2つ、よく使われているオフェンスをピックアップしたいと思います。
根本的な部分ではなく、戦術的なスクリーンプレーの部分ですので、難しいかもしれませんが…笑
知っておいて損はないと思います。

1つ目がスタッガードスクリーンです。

スタッガードスクリーンとは2枚のスクリーンを時間差でセットするオフェンスです。
これはオンボール(ボール持ってる人に対するスクリーン)でも、オフボール(ボールがないところでのスクリーン)でも使われています。

オンボールでは、野口選手やマーク選手を1枚目のスクリーンにして、そのままポップアウト(外に広がる動き)でアウトサイドシュートを狙う。その次のスクリーンをドブラス選手やショーン選手がスクリナーになり、ダイブ(ゴールに飛び込む)するような形でよく使っています。

オフボールでは、ユーザー(スクリーンを使う人)をボールサイドに(ボールがある方)に飛び込ませて、そこからピックなどに移行したり、スクリーンスクリナーなどで展開を作っています。

連続的にスクリーンを使うことで、動くが止まることなく、ダイナミックなオフェンスになると思います。

このプレーはかなり見るので、ぜひチェックして見てください。
このプレーの効果がどのように発揮されるかも注目です。




バックカット


次にバックカットです。そしてこれは個人的にその使い方いい!という学びでした。
まだまだ勉強不足です。

Bリーグでもバックカットのプレーをよく見かけるようになりました。
それは side to side のスクリーンプレー。コンティニュティーオフェンスという数個のスクリーンアクションを繰り返しながら、チャンスを作っていくオフェンススタイルで使われます。

今季の川崎や滋賀、三遠などで効果的なプレーをよく見かけます。

基本的にはボールが展開してきて、
例えばキートップ(ゴール正面)でボールを保持したとします。
その隣の選手(ウイング)がボールをもらうふりをして、バックカット
そのバックカットにコーナーにいる選手のディフェンスがケアしたところで、
コーナーの選手がハンドオフ(手渡し)でボール受け、スクリーンプレーに繋げる

という展開がスタンダードです。

しかし、レバンガはそこにディフェンスの駆け引きがあり、ウイング選手がバックカットではなく、
コーナーの選手にダウンスクリーンに行く。
コーナーのディフェンスがダウンスクリーン回避に動き、2人のディフェンスがそれぞれケアに入る。

そこで、コーナーの選手がバックカットして、ディフェンスを反応させて、ダウンスクリーンに行った選手がハンドオフにくる

という使い方をしています。

これは面白い。純粋に勉強不足でした。
もちろんディフェンスの反応もあるので、相手のスカウティングによって、使い方を変化しているのだと思いますが、なかなか日本で見なかったので、面白いなと感じました。




ここからは若干全体的な苦言になってしまいますが、僕自身スクリーンプレーやピックプレーの魅力や有用性を普及する活動をしています。
(もし、学びたい!知って見たい!という方がいましたら、初心者、観戦のみの方でもお気軽にご連絡ください。料金は応相談ですが、無名コーチですので、そんなに高い設定はしません。)
今後も何件か、スクリーンプレーを語り合う飲み会などの開催予定です。

昨年、こう言い続けました。
アルバルク東京に来たルカHCは素晴らしいコーチだからこそ、アルバルク東京のバスケットボールは変わる。
だから、アルバルカーズはそれをきっかけに日本で1番バスケットボールに長けたブースターになるチャンスだ。

その結果がどうなったかはわかりませんが笑

それが今回はレバンガにチャンスが来た!と捉えています。
ぜひ、よかったら、みんなで語らいましょう!




面白いと感じる2人


ここからは個人的な願望も入ります。
今僕の中で、この2人が面白いのではないかと感じている選手がいます。

それが川邉選手と新加入の山本選手です。

まず、川邉選手は怪我から復帰後まだプレータイムが長くないですが、そのオールラウンドな能力はいまのレバンガに必要な力だと感じています。

個人的に彼のPG的な役割を期待できるのではないかと感じています。

今シーズンここまで松島選手の活躍が目立っています。ディフェンスでの起用とガードでもゴールにアタックすることが求められているのだと感じます。

そこで、多嶋選手も攻撃に魅力ある選手ですが、まだ適応しきれていない感じはあります。
ただ、多嶋選手のオフェンス力はかなり今後のレバンガの進化に拍車をかける要素になると思います。

ただ、アタックするということは、その分ミスも増えます。
また、ゲームテンポのコントロールが全く必要ないはずがなく、アタックしながらもゲームを作る必要があります。
これは、僕は日本人PGにとって課題となる能力だと考えています。

多くがやはりアタックかコントロールのどちらかに偏る。
でも世界はやはり違います。そういう意味でまずはアタックが求められているのかなという僕の中の仮説です。

その時に彼の力が絶大です。
ゴール下で戦うこともできるのに、ベテランのようにコントロールすることもできる。
スペースを空ける動きもできる。

彼がコートにいると連動が美しくなります。
また、彼を大学時代に指導した落合コーチ(現仙台AC)のヨーロッパナイズされた知的なバスケ感は、今季のネトHCのバスケには非常に生きると感じています。

彼が要所でゲームをコントロールすることで、G陣のアタックがより効果的なオフェンスになると感じています。




そして新加入の山本選手です。
彼は純粋にピックアンドロールの使い方やそこからの作り方がうまい!!
渋谷戦も得点に絡まずとも、ピックからのドリブルムーブで流れを作り出していました。

ディフェンス戦術にフィットしてくれば、彼のプレータイムの増加は確実だと思います。
また、彼のオフェンススキルも今のレバンガの中にはないものなので、彼とドブラス選手などの2vs2はかなりの武器になると感じます。

僕の中の仮説もありますが、今レバンガのオフェンスで注目したい
スタッガードスクリーン
バックカット
面白いと感じる2人

を紹介させていただきました。

もちろんもっとたくさん見る観点はありますし、ここはこういう狙いだから違う部分もあるかもしれません。時間がたったら、全然違うじゃん!!ということもあると思います!

今回はスクリーンプレーでしたが、根本的な部分も知って行くともっと楽しくなると思います。

Bリーグ初のブラジル人HC
世界的に実績のあるネトHCが作り上げるレバンガバスケからこれかもいろんなことをピックアップして学びを深めていけたらと思います。

最後まで長文おつきあいいただきありがとうございました。

ぜひ、お気軽にご意見、ご質問いただけたら嬉しいです!



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