新生レバンガ北海道を考える No.2




目次


  • 今シーズン最大の補強
  • 困難は分割せよ
  • 今までとこれからを

こんにちは、宮本です。

前回からこの「新生レバンガ北海道を考える」を書き始めました。
No.1はこちら
新生レバンガ北海道を考える No.1新生レバンガ北海道を考える No.1

折茂さん引退は1つの転換期と多くの人が感じると思います。
もちろん、来シーズンからそのコートに背番号9がいないことを受け入れられるかはわかりません…いえ、受け入れることはできないかもしれません。

しかし、それでも時代は進み、僕らは前に進んでいく。

時代は必ず終わり、その時に新しい時代が始まります。
それは今、コロナと戦う社会も同じかもしれません。

大切なものを大切にし続けながら、少しずつでも新しい何かを追い求めて行かなくてはいけないのだと思います。

そんな中、ビックニュースが飛び込んできました。
今回はそこについて、今、感じていることを書いていきたいと思います。



今シーズン最大の補強


5/13にレバンガ北海道にとって、これが20-21シーズン最大の補強ではないか。
個人的にそう感じるニュースが入ってきました。

今シーズン横浜で活躍し、昨シーズンまでレバンガ北海道で活躍していたことは多くの方がご存知であり、このニュースと共に多くの北海道ブースターが喜びの声をあげたことでしょう。

それくらい牧全という選手は北海道に愛されている選手だと思います。

ここから先は、完全なる個人的な推測であることをご理解いただき、話を進めていきます。



困難は分割せよ


今シーズンのレバンガを考えた時に、この言葉を思い出しました。

デカルトの「困難は分割せよ」

個人的に好きな言葉でもあるのですが、僕が尊敬する指導者がよく使う言葉でもあります。

ここ数シーズン、レバンガ北海道はその都度多くのチャレンジをしてきたと思います。
そして、それは見える部分ではうまくいかなかったことが多かったように思います。

それでも、少なからず僕には常に魅力的に感じました。
その真ん中に常に居続けたのがレジェンドである「折茂武彦」という存在です。

言い方が難しいですが、コートの中でも、コートの外でもその存在に寄りかかっていた部分もあったのではないでしょうか。
表現が正しいかわかりませんが、個人的にそう感じます。
決して上位クラブではないレバンガ北海道がメディアの扱いが割と大きかったことも彼の存在を抜きに語ることはできません。



そんなレジェンドがいないシーズンが始まる時に、僕が感じるのは、その存在を違う何かで埋めるのでもなく、もちろん過去のものにするわけでもない。
そして、間違いなく、何かは変えていかなくてはいけないし、変えてはいけないものがある。

そんな想いをしっかりと持ち続けながら、新しいカルチャーを積み上げていくことだと僕は考えています。

しかし、くどいですが、折茂武彦の変わりなど絶対にいません。

だからこそ、その想いや歴史を多くの人間、クラブ、スタッフ、選手、スポンサー、ブースター…全てのバスケを愛する人で分割して支え合っていけるかが、まず大切なことだと感じています。

少し、重く聞こえるかもしれませんが、要するに北海道らしさを大切にし、それぞれがそれぞれの形でバスケットボールを楽しめるか。というのがベースになると思います。

きっとどの立場からレバンガ北海道に関わる人にとっても、初めてな感情がそこには芽生える。
だからこそ、様々な困難を分割し、時に選手が、時にクラブが、時にブースターが力を発揮できることが求められるように思います。
(至極当たり前なことではありますが)



今までとこれからを


その中で、絶対的存在がコートから去ったからこそ、今までを知っている存在が大切にもなると思います。

それが桜井良太であり、多嶋朝飛になると思います。

そして、これからを作っていく上で、橋本竜馬の存在は間違いなく大きく、内田、中野の2年目となる若手の存在、躍進も大切です。

その中で、発表された牧全の加入。

ここに僕はレバンガがレバンガであり続ける覚悟のような気持ちを感じました。
ここまであげたメンバーでレジェンドと同じポジションとしてかぶるのは2年目の中野のみになると思います。

だからこそ、SGの補強は1人は予想されました。
(コンボガードで考えれば多嶋、内田もそこに当てはまるし、逆に内田には大きな期待がかかると思います)

そして、レバンガはそこに折茂武彦という存在を近くで感じ続け、北海道を愛してくれていながらも、昨シーズン自由交渉で横浜に移籍した牧全を獲得しました。



そこには間違いなく牧全への大きな期待を感じ、そして、何より折茂武彦という存在、想いを継承する核の1人となれる。
かつ、新HCである宮永さんが目指す「ディフェンスのハードワーク」を体現できる存在。
また、北海道への強い想い。

今のレバンガ北海道にとって、全てが揃った選手であると感じました。
何よりその期待は、このリリースの早さにも感じると思います。

この補強は間違いなく、「今までとこれから」をしっかりと繋げていくための
最大の…そして、おそらく今シーズン最高の補強だと感じました。

新しい扉を開ける鍵を手にしたような感じでしょうか。

宮永HCも短い期間ですが、レバンガでプレーをし、道産子でもあります。
牧全とも共にプレーをし、人間性も能力もしっかりと理解していると思います。
間違いなく、これで今シーズンのクラブの核がこのメンバーで作られるでしょう。

桜井、多嶋、橋本、内田、中野、カムバックした牧全、そして宮永HC

これがここから始まる新しいレバンガ北海道の新時代を作る。
そして、レジェンドを含めた、今までのレバンガ北海道の想いを乗せた核となるメンバーになるのだと思います。
1人ではできないこと、超えられない存在も、想いを知り、想いを持つメンバーがそれぞれが役割を果たすことによって、必ずこれまで以上の何を作りだせる。
僕はそう感じます。それがチームであり、バスケットボールです。
(これもまた困難は分割せよに近いのかもしれない。)

今後、他のメンバーや外国籍の補強も(コロナの影響もあるが…)少しずつ始まると思います。

もちろん、どんなメンバーが揃うのか…
そこも楽しみですが、北海道が北海道らしく歩みを進めていくためのスタートは牧全獲得リリースなのだと僕は感じています。

さて、僕らには何ができるか。

そんなことを考えるのもまた楽しいオフシーズンです。

新時代を切り開くための力に、僕らブースターはなれるだろうか。
そう考えたら、なんだかワクワクしませんか。

そして、また「背番号9」の偉大さを改めて感じるのです。
(もちろん32も)

次回は実際にバスケットボールの戦術的な部分を勝手に考えていきたいと思います。




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