目次
- さすが東京
- データから振り返る
- 北海道の様々な戦い方
- なぜスリーが増えないのか
こんにちは、宮本です。
少し時間が過ぎてしまいましたが、東京戦を振り返りたいと思います。
個人的に今後を戦っていく中で鍵を握る試合になったと思います。
内容的には勝てなかったし、改善点も多いと感じる試合だと思いますが、だからこそ、鍵を握る試合になると感じています。
その試合を簡単に振り返りたいと思います。
さすが東京
まず、この一言につきます。
「さすが東京」
プレーヤーが怪我などで8人しかいない中で、誰が出てもその強度やプレーの質が落ちないのはさすがだと思います。
以前こちらで少し取り上げましたが、
Bリーグ第3節 秋田vs東京
その鍵を握る存在は正中選手だと感じています。
昨シーズンはそこまでプレータイムが多くない、ベテランと言われる選手が、実際にコートにたてばこれだけの活躍をする。
それこそがこの東京というチームの強さだと感じています。
代表クラスが多くいるチームですが、彼がいるからアルバルク東京なのだと、この数試合を見ていてすごく感じます。
データから振り返る
さて、今回もデータを見ていきましょう。
レバンガ北海道vsアルバルク東京
北海道は様々なディフェンスの構築を見せた。戦い方に面白さを感じたが、さすが東京という試合だった。
おそらく北海道が止めたいところはここ…という中で、様々な展開の中で、決め切り、狙いを定められなくした東京はさすがという試合でした。 pic.twitter.com/BEZp2uPFLr— 87Basketball Lab (@87basketball) October 26, 2019
Box score Bリーグ公式サイトから引用
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4214
北海道はある程度数字が似たり寄ったりになってきました。
それはチームとして戦い方のベースが作られてきたことを意味すると思います。
オフェンスリバウンドの取得率(ORB%)も上がってきました。
これはなぜこうなるのか?
などは皆さんもぜひ考えてみてください。
しかし逆もそうで、やはり相手のORB%も高い状態が続いています。
そこにもやはり理由があると思います。
その辺を見つけていくことも楽しみの1つかなと思います。
東京は効率が素晴らしいです。(PPP,eFG%)
それはどうしてでしょうか。
個人的にここをチーム(スタッフ、選手、そしてブースター)がある程度の同じ絵を見れていることが東京の強さだと思います。
バスケットボールは確率のスポーツですので、より確率の高いシュートを打てるかも重要な要素になります。
そしてそれを全員が共有できているか。
これが個人的にはもっとも大切なポイントだと感じています。
それが強いチーム(例えば昨シーズンのファイナル4に残ったチーム)はブースターまで共有ができている。と感じています。
その辺はまたどこかでピックアップしていきたいと思います。
北海道の様々な戦い方
その中で北海道はどんなチームなのでしょうか。
今年掲げる「ディフェンスから速い展開」以外にも、個人的に様々な対応ができるチームだと感じています。
これは個人的にですが、メンバーが変わっても、HCが変わっても勝利のためにある程度自分たちのやり方以上に、相手に対応するやり方がポイントになるチームです。
だからこそ、松島、川邉などの評価が高く、市岡ショーンなどもその1人かなと感じます。
昨シーズンも内海HCに代わってからは、ある程度相手のポイントを潰しにいく戦い方をしていました。
勝利はできませんでしたが、それ自体は間違ってないと個人的には思います。
その中で、ディフェンスから速攻が1つのスタイルとしつつ、ある程度相手によっては適応していく。というのがこれからの北海道のスタイルになりそうです。
スカウティング、アジャストの中で、プレータイムの偏り
また、個人がそのアジャストに適応できない場合はプレータイムが伸びない
などはあり得ますが、その辺も試合をこなしながら少しずつ付け足す。
向上させていく部分なのだと思います。
この試合も東京の良さを潰す(良さというかいつも通りをさせない)
ために様々な守り方を場面、選手によって使い分けていました。
ピックプレーの守り方
ゾーンプレス
ダブルチーム
などは今後も対戦相手によって、様々なやり方が見えてくると思います。
その辺は個人的に楽しみの1つでもあります。
なぜスリーが増えないのか
最後にSNSで多くの意見が流れていたので、少し触れたいと思います。
これはもう1つのコンテンツであるエクストラパスのポッドキャストでも触れました。
長いですが、よかったら聞いてください。
すごいモヤモヤすると思います。笑
【ExtraPassPodcast024配信🏀】
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✅尺野将太コーチ講習レポート
✅レバンガいい感じ?
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などなど…
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— エクストラパス🏀ExtraPass (@ExtraPassBB) October 24, 2019
なぜスリーが増えないのか。
これはチームの構築なので、僕はいいとも悪いとも思いません。
先ほどのデータの部分もそうですが、鍵を握るのは得点効率(eFG%)になります。
北海道は良くて50%を超えるくらいですが、おそらく現状のままスリーポイントを増やしてくとこの効率は下がるでしょう。
それは=勝利が遠のく可能性が高くなります。
現状は2Pの数がすごく多いですが、戦い方、力関係的にはそれがベストだと判断してのことだと思います。
しかし、ちょっとしたことで改善できることもあります。
それがボールのもらい方です。
現状北海道はまだまだ「質」の部分に改善点があります。
それはどのチームも同じですが…
その中で個人がちょっと意識すればスリーポイントにできるシチュエーションが試合の中で3,4本あります。
きたボールをゴールに向かってキャッチしてスリーポイントラインを少し超えてしまう。
少し下がれば良いものをそのまま打ってしまう。
ピックの使い方が他チームに比べれば、上手くないので、ユーザー(スクリーンを使う人)がスリーの中でシュートを打ってしまう。
などが挙げられます。
これ自体も決して悪いわけではありません。
しかし、せっかく3点を決めれた場面が2点になっている場面もある
ということが事実です。
例えば、それが1試合に4本あったら、単純計算で4点プラスされます。
本当に数センチ意識を持つだけで変わることもあるということです。
実際東京はそれをしています。(東京のスリーポイントの数は7/20)
もちろんそこはチームのスタイルなので、どちらが正しいというわけではありません。
北海道には北海道の勝つためのやり方、考え方があり、そこに現状スリーが重要視されている感じがないというだけです。
ただ、そこは個人の努力でも少し変化を加えられる。
ということが事実としてあるということは僕らも知っておいて損はないと思います。
少なからず、チームは勝敗の中で、良い方向には進んでいると感じます。
東京戦も負けはしましたが、何が足りないのか、何をするべきか…
が良く見える試合でした。
次の大阪戦も相手にはアイラがいるので、どう戦うのか、その中で北海道の良さを出していくのか。それがすごく見える試合になると思います。
その辺を楽しみに見てみたいと思います。
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