目次


  • スポーツにおける安全性とは何か〜NCAAの安全管理体制を参考に考える〜
  • 無理と無知、予測と回避
  • スポーツ事故におけるトリプルH
  • そもそもデータがない。欧米との考えの違い

こんにちは、宮本です。
8/2と8/3に慶応大学日吉校舎で行われました
SPORTS X CONFERENCEに参加してきました。

8/2のプログラムは以下の通りです。

2日間の日程で44のセッションが行われました。
どれに参加するか…非常に迷いましたが、
Bリーグ京都ハンナリーズや3X3のTOKYO DIMEで活躍する
岡田優介選手のセッションはバスケットボール人としてマスト!!笑
そちらは今回のメインに据えて、1日目は以下の講座に参加しました。



日本サッカー協会のエンゲージメント戦略〜140万人の選手・審判・指導者などのサッカーファミリーとどのようにつながっていくのか〜
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The Next Generation of Sports Consumers
こちらのレポートはこちらから

ジャイアント・キリングの流儀〜チームビルディング視点でサッカー日本代表を考える〜
こちらのレポートはこちらから

グローバルに行こう!〜アスリートのように世界を舞台に生きるという選択〜
こちらのレポートはこちらから

スポーツにおける安全性とは何か〜NCAAの安全管理体制を参考に考える〜

今回は参加したセッションで僕が感じた、学んだことを
何度かに分けて少し紹介して行きたいと思います。



スポーツにおける安全性とは何か〜NCAAの安全管理体制を参考に考える〜


初日の最後のセッションは
スポーツにおける安全性とは何か〜NCAAの安全管理体制を参考に考える〜
一原克裕(スポーツセーフティージャパン)
細川由梨(立命館大学スポーツ健康科学部講師)
のセッションに参加してきました。

スポーツにおける安全とはなんのか。
非常に興味深い内容で、今後日本がはっきりとした取り組みを
していかなくてはいけない部分だと思います。

特に今年は酷暑が続き、熱中症対策が頻繁に言われていますが、
それでも、残念ながら、学校生活や部活動において命を落としたなどが
多く報道されています。

時代の進化や変化の中で、指導者やスポーツに関わるものとして、
知るべきこと、学ぶべきことがあるのではないかと思います。
しかし、現実は自分の経験則や根性論的考えがいまだに
根強く残っていることを僕自身感じていますし、自分自身もそういう
考えを持ち、何も学ばなかった時があります。
このセッションでもそのような話がありました。

知っているつもりで知らない。
また実際にその現場に出くわしたときに、しっかりとした
対応ができるようにすること
何より、その現場に出くわさないように、知識を得て、対策を
行うことが非常に大切なのだと思います。




無理と無知、予測と回避


重大事故のほとんどが、
無理と無知
からきている。
この一原さんの言葉は、非常にシンプルで、非常にわかりやすい言葉でした。
自分自身、指導者になりたての時、限界を超えていくことで
選手の成長があると考え、無理を強いたことがあります。
本当に当時の選手には申し訳ないことをしたと思っています。

指導者はやはり、学びが少ないと感じています。
その中で、1つの指導の柱になるのが、自分が経験してきた指導や
その環境なのではないでしょうか。

それは、正しい部分もあり、間違っている部分もあると思います。
そういう意味ではやはり、指導者を育成する場所が少ないのではないかな
と感じています。

無理と無知

もちろん、厳しい練習をしてはいけない
とは考えていません。しかし、そこに無知が入ってくることによって
選手を危険な領域に飛び込ませてしまう可能性が多くあると感じています。

練習環境や選手の状態、コンディション、また
科学的な正しい知識を得ること
さらに選手と正しいコミュニケーションを確立することによって
多くの重大事故を回避できるとこのセッションで改めて感じました。

それを一原さんは
予測と回避
ができるとおっしゃいました。
それも実際にアメリカでの研究のエビデンスに基づいた言葉で
日本がどれだけ経験や根性というものが根強いのか
ということを感じた時間でした。




スポーツ事故におけるトリプルH


スポーツ事故にトリプルHとして
HEART(心臓)、HEAD(頭)、HEAT(暑さ)
の3つですが、これがスポーツ事故のほとんどを占めていて、
逆に言えば、これらを回避できれば、スポーツ事故の大半を
回避できると言っても過言ではないということです。

アメリカの1905年のアメフトの事例が出てきました。
そこから、NCAAも安全性と公平性に厳しくなり、ルールの義務化
アスリートの人権を守るという考えがスタートしたそうです。

日本でもそれらの回避できるようなガイドラインが必要性をすごく感じました。

これも先ほどの話と同じになりますが、経験からこのくらいという
感覚で接している方が多いように感じます。
その経験はもちろん何にも変えがたい知的財産なのですが、
今年のような異常な暑さなどを考えると、エビデンスに基づいた
科学的視点を無視することはできないと思います。

何より、選手を本当の意味で守ることを考えるとなると
それらを日々学んでいくことは指導者、また、その選手に携わる
保護者の方なども知っておくべき、知らなくてはいけない
スポーツの要素なのだと感じました。




そもそもデータがない。欧米との考えの違い


今回のセミナーでの話ではありませんが、
numberの方で、サッカーのオシムさんの記事は非常に考えさせられる内容でした。

http://number.bunshun.jp/articles/-/831452
オシムの言葉で渡欧した日本人医師。最先端のスポーツ医学に触れた衝撃。

簡単にいうと、

日本はどちらかというと怪我を治し、復帰させるという観点が強いですが、
欧米は予防することが大切と考えられているそうです。

今回、そこについての話ではなかったですが、
熱中症にしても、トリプルHにしても、予防、回避することは可能であり、
そのための方法はすでに研究が進んでいることは
前述しました。

しかし、日本にはそれを試行していることは少なく、
そもそもそれらのデータもほとんどないということでした。

データはすべてではないですが、必要なものだと思います。
簡素なものであったとしても、各チームでトライしたり、
予防医学として、講習などを受けてみる必要を感じました。

また、小学生や中学生年代などでしたら、大人のサポートが必要ですが、
高校生くらいになれば、自分たちで学ぶことも
必要なのではないかと感じています。

今回、参加してみて、
自分も知っているつもり
気をつけているつもり
という曖昧さがあることが良くわかりました。

この講習に参加して感じたのは、
環境の整備に関して課題がありますが、
関わりを持つ保護者の方などでも、できることがありますし、
日本のスポーツはすでに保護者の協力で多くが成り立っていると思います。

その中に、選手を守るという観点を持って、
知っているつもり
気をつけているつもり
ではなく、専門家からのレクチャーやアドバイスを
もらえる環境を作る、意識することが大切なのだと感じました。

僕自身も指導者として、選手にとって
もっとよりよりサポーターにならなくてはいけないのだと。

まだまだ学ぶことはたくさんあることを感じたセッションでした。




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