甲子園から考える日本のバスケットボール

目次


  • 甲子園はプロ野球の小粒版?!
  • 高校バスケはBリーグ、WJBLの小粒版なのか?
  • Bリーグの小粒版に映るアンダーカテゴリー代表
  • 鍵を握るのは部活外のコーチの活用と全国には届かない学校?!

こんにちは、宮本です。

ということで、日本にとってはスポーツの祭典が多い時期です。
(この暑さの中、この時期の開催はいいのか?という疑問は置いておく)
インターハイが開催され、甲子園があり、中学生も全国大会がもうすぐ始まります。

今回は甲子園を見ていて、感じる日本バスケットボールの
僕の中の疑問を共有させてもらいたいと思います。
ぜひ、何か意見あったら、コメントくれると嬉しいです。



甲子園はプロ野球の小粒版?!


甲子園を見ていて感じるのが、野球というスポーツが
日本の中で以下に確立されているのか。
アイデンティティの部分を感じます。

高校野球は何が起こるかわからない

なんて言いますが、本当にそうで、思いもよらぬミスや
連携ミスなどもあり、高校生たちの全力プレーを含め
それが甲子園の楽しみの1つなのだと思います。

僕は野球は詳しくはないのですが、
北海道日本ハムファイターズファンなので、
年に数試合は観戦に行きます。

そんな僕が感じるのは、セオリー的な部分
大まかな野球のスタイルは高校生もプロもさほど変わらないのかな
と感じます。

もちろん、玄人にしかわからない戦術の部分の攻防や
守備のポジショニング、連携などあると思うのですが、

日本人の野球は
守備を大切にし、連携やサポートをサボらず、
足を絡め、繋いで塁を進めていく

そんな印象を持っています。
それは、プロ野球でもさほど変わらないのかなと感じています。

もちろんレベルの違いはあります。
しかし、何よりみる人も
投手の配球などに意見できるような

する野球のスタイルの確立と
みる野球のレベルの高さが日本にはあるのだと思います。
何より、甲子園が終われば、プロ野球に、
さらには世界を見据えている選手もこの中にはたくさんいるという事実があります。



高校バスケはBリーグ、WJBLの小粒版なのか?


では、それがバスケにも当てはまるのか?
と僕は考えたわけです。
そして、僕の答えはNOです。

僕は学生バスケの指導者でもなんでもないので、好き勝手言いますが。笑
システム上の問題や考えの違いもあるので、難しい部分であると思います。
指導者がダメなのか、環境がダメなのか?と言われれば、
そういうわけでもなく、素晴らしい指導者、素晴らしい環境のチームも
多くあります。
解決策があるのか?と言われれば難しい…と答えざる得ないのですが、
考えていくかなくてはいけないではないかと感じています。

1on1の部分のスキルは本当に飛躍的に伸びたと感じています。
ハントリングやシュートスキルなどはインターハイで男女とも
ものすごくレベルの高さを感じます。

ただ、名作スラムダンクでこんなシーンがあります。
湘北の流川楓がインターハイ前に、ライバルである陵南の仙道彰に
1on1の相手を頼みます。
そこで仙道に流川がこう伝えます。

1on1なら、お前に勝てる奴は、そうそういない。だが、バスケという試合であれば、そうでもない。

ということを伝えます。

これが僕はまさに今、そのような感じがしていて、
Bリーグが始まり、トップのレベルが確実にレベルが上がっている中で、
そこに選手を送り出す、育成を担う形になる高校バスケはそのBリーグでの必要要素
(もっと言えば世界)をカバーしきれていないように感じます。

そもそも、Bリーグに選手を送るために
高校バスケがあるわけでもないので、そこが難しいところかなと。

ただ、Bリーグ、WJBL、もっと言えば、ユーロやNBAなどに
目を向けて、逆算しながら育成がないといけないのではないか。
そろそろそこに本気で着手しないといけないのかなと

高校バスケを見ていて感じます。

高校バスケは高校バスケに必要なことを伝えてくれています。
それは見ていて頭がさがる想いですし、
学ぶことが多くあります。

僕が1つ投げかけたい疑問が
Bリーグができて、バスケをみるブースターが本当に増えました。
その中で、本当にバスケが好きで、様々なバスケを
網羅している方も多くいます。

その方に、高校バスケはどう映っているのか。
をぜひ聞いて見たいのです。

Bリーグの小粒版に映るアンダーカテゴリー代表


では、Bリーグの小粒版はどこなのか
となると、僕はアンダーカテゴリー代表だと感じています。
現在、インターハイと日程が被り、U18はアジアの大会に参加しています。

もちろん、代表には世代トップクラスの選手が集まっているわけですが、
そこでは、Bリーグやユーロで行われているようなスタイルが確立されています。

HCのトーステンロイブルの指導力の賜物なのかもしれませんが、
この差はしっかりと受け止めなくてはいけないのではないかと感じます。

アンダーカテゴリーの代表が行なっていることを
高校生などに説明すると難しいと言葉がよく帰ってきました。

ただ、トライしてみる価値があると僕は感じています。

今の高校バスケットにはスタイルが確立されていて
それをこなしていけば勝利に繋がる道筋がある程度出来上がっている
ことも事実だと思います。

その中で、新しいトライをしていく
新世代のようなチームが多く出てくると面白いのではないかなと
個人的には考えています。



鍵を握るのは部活外のコーチの活用と全国には届かない学校?!


僕の中で淡いですが、考えがイメージできているのは
部活外のスキルコーチの存在と全国には現在出場できていない
学校の関係性の構築ではないかと考えています。

勝てないチームには勝てない理由があります。
ということは、変化をしていく必要性があると僕は考えています。

その中で、現在多くのスキルコーチが個人で活動していたり、
元プロ選手や実業団の選手が3×3に参戦してたりしていて、
新しい波が起こっています。

この波にうまく乗れる変化のしやすい学校が鍵を握るのではないかと
考えています。

実際、インターハイを見ていても、僕の中で
上位に上がってくればくるほど、バスケットボールでの戦術的な
面白みは減り、勝てる戦術(それはそれで正しいと思います)
外国人ビッグマンの存在があります。
そこに呼応し、素晴らしい日本人選手がシンプルな形でフィニッシュに
いくプレーを多く見ます。
これがこの15年ほどの高校バスケットボールのスタイルではないかと
感じています。

僕として1回戦とか2回戦のバスケの方が面白かったりします。
今回は女子のアレセイア高校の15番PGの選手が面白いなーと感じました。

ただ、後数年経てば、ここに風穴があき、新しいスタイルが生まれてくるのは…
と考えていて、勝手に笑

ぜひ先取りするチームの誕生を期待しています。笑

高校年代の底上げが必須!

高校スポーツには青春という魅力もありますが、
やはり、スポーツレベル向上を目指すのであれば、この世代の
レベル向上、育成は必須になります。

野球のようにスタイルの確立や
サッカーのように育成場所の幅の広がりなど
バスケットボールでできるよりより育成の形を考えていかなくてはいけないと思います。

もちろん考えていて、現場で頑張っている方がたくさんいることが事実です。
ただBリーグができて、バスケに触れる方が増えた日本の現状を
さらに右肩あがりに加速させていくためには
育成年代の改革は必須だとは思います。

自分たちの環境にあった
新しいチャレンジをしていくチームが増えたら
面白いなと勝手に思っています。

そうやって日本バスケが確立していく何かが
動いていけば面白いのではないかなと考えています。



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