2018/4/21 川崎ブレイブサンダース vs 栃木ブレックス game1

こんにちは、宮本です。
今回は、とどろきアリーナで行われた
川崎ブレイブサンダース vs 栃木ブレックス
のゲームを観戦してきました。

平日のゲームでしたが
約4500人が訪れた素晴らしい雰囲気のゲームでした。

川崎ブレイブサンダースは
Bリーグができてから、本当に地域である
川崎市との関係、地元、地域貢献や社会との関わりが
素晴らしいと思います。
Jリーグの川崎フロンターレも有名ですが、
そんなことも今後まとめて行けたらと思います。

今回はゲームのことを

このゲームで僕が1つ観戦のテーマにしていたのが

ペイントエリアをどう支配していくのか

どちらもリーグの中で、スクリーンアクションに長けていて
ディフェンスもコレクティブに
ハードワークするチームです。

その中で、どのようにスクリーンを使い、
ペイントエリアでの優位性を持ち、自分たちの形を
出していくのか。

そんなことが気になっていました。

栃木ブレックスにセドリックボーズマン選手が怪我のため
いなかったのは残念ですが、
ゲームの入りから
ばちばちの素晴らしいゲームでした。

ただ、その観点で良さを出していたのは川崎の方だったと思います。
栃木は何度も流れを引き寄せられそうな
場面や実際に引き寄せた場面がありましたが、
ことごとく自分たちのターンオーバーで
そのきっかけを失ってしまいます。

その中で、僕が注目していたのが
オンザコート1の時の攻防

どちらもオンザコート2の時に
インサイドの
ファジーカス選手とロシター選手が個の力で打開することができます。
(これでいいのかは疑問も感じる)
だからこそ、重要なのは
オンザコート1の時間帯
(ただボーズマン選手がいなかったので、試合前から
若干、栃木は部が悪かったかもしれません)
の日本人ビッグマンの働きかと考えていました。

その中で、僕は川崎の鎌田選手に注目していました。


鎌田選手は貴重な日本人ビッグマンとして
川崎のオンザコート1の時間帯を支えていますが、
その中でも、スクリナーとして、奮闘する
貴重な日本人ビッグマンだと思います。

ビッグマンというと
リバウンドやゴール下での仕事に注目が集まるかもしれませんが、
やはり現代バスケットを考えると
やはりスクリーンの時に仕事ができる
質の高さが大きな役割になると思います。

また、日本人は190センチ台の2番、3番の選手がスコアラーになります。

となると2メートルくらいのスクリーンに長けた選手が
必要だと僕は思うのですが、
なかなかそういうビッグマンがいません。
今は三遠の太田選手くらいでしょうか
あとは、帰化選手のアイラ・ブラウン選手が
その役割を担っています。

僕は個人的に鎌田選手を推したいですね〜

鎌田選手は今、日本のビッグマンで
一番スクリーンのかけ方を考えている選手なのではないかと思います。

川崎は得点を取れる日本人選手がたくさんいます。
特にガードの
篠山選手、藤井選手、辻選手
は二桁得点ができる選手であり、
その選手と外国籍選手のファジーカス選手
が中心になってくる

その時にその手助けを誰がどのようにするのか

というのがキーポイントになります。

今の川崎はBリーグの中で、
非常にドリブルが少なく、展開を重視するチームだと思います。
(バスケットボールはそうあるべきだと思う)
だからこそ、ドリブルの使いどころ、使い方と
そして、スクリナーの質の高さは
欠かせないスキルではないかと思います。

個人的に見て、栃木の竹内選手よりも
川崎の鎌田選手の方がスクリーンの掛け方に多くの工夫をしていて、

川崎の最大値を出すために

ボールを持っていない選手
川崎の場合は辻選手

ボールを多く持つ選手
川崎の場合は篠山選手など

との関わり方が1つキーになると思います。
このゲーム辻選手が前半で4本のスリーを決めましたが
(決めることがすごいが)
そこには必ず、スクリーン使われていて
辻選手にどうボールを持たせるか
ということが徹底しています。

川崎はテンポよく左右にボールを展開しながら、
インサイドのファジーカス選手を絡ませて
辻選手のスリーを最大限に生かしていました、

そこにスクリーンがあったことを忘れては行けません。

スクリーンという観点だけで見れば
このゲーム、川崎の方が質が高かったです。

(他の要素もたくさんある)

栃木はちょっと淡白な展開が多く
結局は誰かのドリブルドライブに頼る傾向が強かったです。

ドリブルドライブでペイントアタックすること自体は素晴らしいプレーですが
考えたいのはその効果です。

それだけが比重が増えるということは
ピックプレーやインサイドのプレー
展開に何かしら、相手の思うディフェンスによって
制限されている可能性があります。

逆に川崎は
ピックプレーからのダイブ
3人目を絡ませてからのアングルチェンジして
ダイバーへ
などの複数人を絡ませての
ペイントアタックもありました。

これはスクリーンの質の高さも原因にあると思いますし、
守り方への適応、個人の判断も良かったと思います。

そうすることで、ドリブルドライブも
最大化に近づけることができていたのではないかなと思います。

これは語り出すときりがないのですが笑
そんな攻防や
選手、チームの心理を想像することも好きです。

川崎の鎌田選手もそんなことを考えて
献身的にスクリーンに走っていたように思います。
また、そのマッチアップの竹内選手は
ボーズマン選手の不在により
少し負担、考えることが多かったのかなと感じます。
(田臥選手も含め、栃木は何かいまいち感がありました)

鎌田選手のプレーはスタッツには残りませんが、
非常に頭も体もハードワークし、
スクリーンというスキルを
個人としてもチームとしても
様々なアイディアと観察力を持ってプレーしていました。

今度詳しく書きたいなーと思います。
好きなので笑

鎌田選手の働きは、
(今回はオフェンスにしか触れていませんが)
川崎の勝利に大きく貢献したと思います。

しかし、スポットライトは浴びにくいですね。
僕は個人的に中学や高校でも
鎌田選手のようなプレーは可能だと思うし、
必要な選手であり、スキルだと思います。

しかし現状は全然違いますね。

鎌田選手もおそらく今、多くのことを考え、吸収している
最中なのだと
動きを見ていて感じます。

僕はここでわかったように書いていますが、
実際にゲームの中でのすスピード感、強度でプレーするのは
恐ろしく大変です。

ぜひ、鎌田選手に触れてほしい。

そんなことを感じるゲームでした。

川崎はゲーム2もこのゲームのように
プレーしてくると思います。
栃木はどう修正してくるでしょうか。

今回点差は離れたものの
ハイレベルなチーム2つの対戦です

楽しみが多いのはいうまでもありません。

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