日本人が世界と戦っていくために




目次


  • 八村と渡邉が示したディフェンス力
  • プルアップジャンパー
  • 黒子役のインサイド

さて、興奮冷めやらぬイラン戦の勝利から数時間立ちました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。笑

70-56

僕が知る限りでは、この数年で初めてイランに勝利した歴史的ゲームとなりました。

ただ、騒いで4Q追いかけたレポートがこちら
バスケW杯2次予選 vsイラン代表 ゲームレポート

暇だったら、読んで見てください笑

今回は少し真面目に…イランの勝利からみえた、日本が世界と戦っていくために必要な道筋を、僕なりにまとめて見たいと思います。




八村と渡邉が示したディフェンス力


今回この2選手が合流し、日本が明らかに変わったのが、ディフェンス力ではないでしょうか。
特に2人ともアメリカではディフェンスの能力を買われている選手です。

そういう意味では、ディフェンスの部分というのが日本の課題の1つであり、もっとアメリカやヨーロッパ、海外と戦う、または活躍の場を求めていくとなると、このディフェンス力が必要になってくるのではないかと感じます。

そう考えると、日常でどれだけディフェンス力を向上させられる環境を作れるのか

これは1つのテーマになると思います。
日本はもっと諸外国からディフェンスの仕方を学び、そして、Bリーグでそれを磨くことのできるような環境が必要かもしれません。

八村選手、渡邉選手

彼らが別格だったのはオフェンスの部分もありますが、ディフェンスであることはみなさんも感じたと思います。
フィジカル的に負けない強さだけでなく、87ラボの限定動画でも配信したのですが、明らかに守るための知識、そして方法において、他の選手とレベルが違います。

また、この2試合でディフェンス面で素晴らしかったというなら、もう1人竹内選手だと思います。

ただ、やはり、彼らとは1つレベルが違う。

よく金丸選手が日本代表に入らないのはなぜ?なんて見かけたり、僕も聞かれるのですが、
15点得点できたとしても、世界基準ではおそらくそれ以上にディフェン力が足りないという評価なのではないかなと思います。

これからのキーポイントにディフェンス力を僕はあげて行きたいと思います。




プルアップジャンパー


今日は富樫選手のプルアップジャンパー(ドリブルからシャンプシュート)が非常に効果的に決まったと思います。

富樫選手はサイズ的にやはり不利です。ディフェンス面でもそれは明らかにマイナス要素だと思います。

しかし、それを補う力として、彼にはおそらく日本人No.1のプルアップジャンパーの精度の高さという魅力があります。
また、ピックアンドロールの使い方、使うタイミングが非常にうまいので、その小さなズレでプルアップジャンパーを打てるクイックシュートも打てます。

彼はその部分で本当に日本のオフェンスに必要な存在だと僕は思います。

特にピックアンドロールを多用する現代バスケットボールにおいて、プルアップジャンパーを打てる選手は非常に魅力だと思います。

今日はそれが要所で非常に効果的に決まったと思います。

ここぞという時に、シンプルなピックアンドロールからジャンパーで決めることは非常に重要だと思います。

個人的には彼は日本のNo.1ガードだと思います。

そして、日本はそれがもっとできる選手を増やしていかなくてはいけないと思います。
SGの選手などもワイドオープンのスリーなど以外に、ピックアンドロールからのショットの精度の高さは必要なのではないかなと思います。

田中大貴選手などは非常にうまいですが、馬場選手などはまだまだ向上していく必要があると思います。

もちろんプルアップジャンパーはシュートの中で一番難しいシュートです。

しかし、日本のサイズを考えると、うまくピックアンドロールを使ったり、オフボールスクリーンを使って、ドリブルからショットというパターンは今後の日本に必要なスキルなのかもしれないなと感じました。




黒子役のインサイド


そして、これが最重要かななんて思うのですが、日本はビッグマンがいません。
この予選で竹内選手が1人で気を吐いてくれていますが、それに続くビッグマンは今の所、国内にはいないに等しいです。

竹内兄弟の登場からかれこれ10数年間竹内兄弟を上回るビッグマンは八村選手までいないと言えるのではないでしょうか。

これはかなり問題です。

その時に、竹内選手が1つの指針になっているのではないかなと思います。
日本は現在ビッグマンにもハンドリングやシュート力向上を心がけています。

いつかはFに。それは間違っていませんが、バスケはボールを保持し続けられないので、必ず半分守ります。

まず、ゴール下のディフェンスができなくはいけません。
そこに関して竹内選手レベルが最低ラインと言えると思います。
竹内選手は海外組の合流によって、かなりディフェンスに意識を置いていると思います。

今後も渡邉選手のような190センチ後半のいいフォワードは出てくると思います。
(206は難しいかも笑)

だからこそ、ゴール下のディフェンス
それを実行できる選手が必ず必要です。
ということはアウトサイド比重が強すぎる育成もある意味世界と戦う意味では間違いかもしれません。

竹内選手の役割としてスクリナーの役割があります。
ということはいいスクリーンをかけることができ、かつそこからのポップアウトからのキャッチアンドシュートやフォロワーでのスリーポイントが打てる必要があります。
これは現状竹内選手が実際に行っている役割です。
これに関しては川崎の鎌田選手なども非常に貢献度が高いプレーをしています。

そして、最後にこれが最も大事かなと僕は思ってます。
アシストができる。パスがうまいインサイドを作っていく必要があるのではないかと感じました。

このゲームでも、何個か竹内選手のいいパス、またいい飛び込みがありました。
アシストができる、アシストに合わせられるのは、パスセンス、またはパスに対しての知識、またディフェンス、スペーシングなどバスケットボールを知っていないとプレーできません。

これは竹内選手がルカHCによって培われた能力ではないかなと思います。

ただ、竹内選手がうまい!!

というわけではありません。

今後200㎝を超えるパスのうまい選手が日本のインサイドには必要なのではないかなと。
理想はNBAで活躍するニコラ・ヨキッチやドレイモンド・グリーンなど。笑

ただ、日本人はそういうところに活路を見出してくことが世界で戦っているために必要なのではないでしょうか。

ゴール下のディフェンス力(リバウンド含め)
スクリーンプレーからの知識とプレー能力
ゲームを操るパスセンス

これがこれからの日本インサイドに必要なのではないか。

僕はこれを提言したい。
これはスラムダンクの山王戦で湘北高校のキャプテン赤木が気づいたことだと勝手に思っています。笑

俺はこのチームの主役じゃなくていい。笑

G,Fでスコアがメインになり、ピックアンドロールからの展開、またスリーポイントの増加がこれから日本でも起こるでしょう。

そうなった時、それを生かすのは黒子役で活躍できるインサイドではないか。

と竹内選手を見て感じました。

そういう意味では大型選手のアウトサイド思考は正しいが、全員がそれを目指すべきかは少し疑問に思えてきました。




日本人が世界と戦っていくために


オーストラリア、そして、イランにも勝ちました。

日本がまず、アジアで上位に食い込んでいけるように。
Bリーグ、育成年代は日本に必要な選手を見つけ、育てていく必要があります。

それを目指すときこの

全員に必須のディフェンス力
プルアップジャンパーを打てる選手の増加
黒子役のインサイド

が日本的育成なのではないかと感じました。

みなさんは八村選手や渡邉選手の活躍、日本の躍進を見てどう感じたでしょうか。

ぜひ、コメントやメール、公式ラインの方が意見交換できると嬉しいです!!




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