目次
何かが噛み合ってない
on3を考える
ミドルピックの多用
北海道らしさとは
こんにちは、宮本です。
アーリーカップ2019が始まりました。
ということで今年も「レバンガ北海道から学ぶバスケットボール」を書いて行こうと思います。
今年から結構発信を強めにしている宮本です。
YouTubeも使って色々話しています。
87Labのバスケを学ぼう
よかったら最後までお付き合いください。
何かが噛み合ってない
アーリーカップ初戦の山形戦はレバンガにとっては苦しい初戦になりました。
率直に感じたのは
「何かが噛み合っていない」
また、山形はレバンガをしっかりと分析もしていたと思います。
その中で、ほとんどレバンガのペースになることなく、辛くも勝利という試合でした。
山形は素晴らしいゲームをしたし、山形のファウルに救われたゲームだったようにも思います。
では、一体何が噛み合ってないのでしょうか。
プレシーズンの川崎戦を見てないので、わからなかったことが今回の試合を見て感じることができたので、書いて行きたいと思います。
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on3を考える
僕はざっとですが、こんな発信をしました。
バスケットボールにおける1人のボール保持の時間は長くて2分
日本の傾向は外国籍選手はボールを持って仕事がしたいタイプ
要するにon3の難しさはその1人がボールを持たないで仕事がこなせる選手でないと機能停滞が起こる
パプよりもショーンの方がいい感じでボールが動く理由がそこ— 宮本 將廣 (@masahiro_d28) September 14, 2019
今年のレバンガはバスケットボールを考えていく必要性があると感じています。
その理由がon3起用です。
明確な数字も出てたはずですが、バスケは10人コートにたったとして、40分あたりで1人がボールを持つ時間は1-2分だと思います。
(ポゼッションが大体一緒なので、40を2で割る。その20を10人で分けたら大体2なので。厳密にはもう少し違うかもしれませんが、大体2分と考えていいと思います。)
サッカーも90分の中で1人がボールに触る時間は1分〜2分と言われています。
その中であたり前ですが、シュートを打てる選手は1回のオフェンスで1人です。
24秒の中にシュートセレクション(シュートを打てる!という回数)は2、3回です。
またバスケットボールは確率のスポーツなので、より良い確率でシュートを決めることが勝利に近づきます。
そのために、パス、ドリブル、そしてボールを持ってないところでの動きで、よりよりシュートをチャンスを5人で作って行きます。
(いいシュートを5人で作れることは=リバウンド数にも繋がります)
しかし、今日のレバンガのシュートまでの動き、展開ははっきり言っていまいちでした。
それが僕はon3だと感じています。
現状Bリーグになってon3と呼ばれる(この呼び方が良いか悪いかは今回触れない)
外国籍と帰化選手が同時にコートに立つチームで優勝したチームはありません。
それはなぜか。
考えるに基本的に日本に来る外国籍選手、帰化選手はボールを持って仕事ができる選手だからです。
レバンガで言えば、マーク、カミングス、そしてパプ
彼ら3人とも僕の中で、最大値を出すためには、得意なところでボールを持たせることだと思います。
しかし、ボールは1個しかありません。
要するにバスケットボールはボールを持ってないときに動き、ポジションどりがかなり重要要素を占める。
(バスケットボールは陣取りゲームと呼ばれる。僕はボールを持ちたがりな選手を3人置くと=過半数以上にするのは反対派です。それだけでオフェンスが停滞してしまうから。)
中にはボールを持てないことにフラストレーションを貯める外国籍選手もたくさんいます。
基本的に外国籍選手がエースになるわけですから、彼らもその自負があります。
そこがon3の難しいところであり、正直、レバンガはそこに対する考えがこの試合で感じられませんでした。
練習したことをやってくれ
というイメージなのでしょうが、日本人のように言われたことをやる文化ではないので、難しいと思います。
試合を重ねていく中で、そこの解決策が見つかるかどうか…
ある意味on3は日本人選手を消してしまう可能性もあります。
今日の松島選手などはまさにではないでしょうか…
このon3の起用の仕方はどのチームも悩んできた問題ですが、レバンガはどう解決するのでしょうか…
その解決策をより早く見つけなくてはいけません。
ミドルピックの多用
また、ミドルピックを多用していました。
(ミドルピックとはゴールとゴールを結んだ仮想のライン(ミドルライン)の方にピックをセットすること。基本的なピックのかける方向
しかし、そこもon3の悪い流れが続き、on2,on1でもピックの場所、いわゆるスペーシングがいまいちなことが多かった印象です。
それでもミドルピックを多用する。
これは内海HCのスタイルの1つでもあります。
少し難しい話ですが、ミドルピックで、リフトというコーナーからウイングの選手にパスをしたり、逆サイドのボールがないところのスクリーンを合わせて使いたい。
(僕が思う内海さんの得意なパターン)
しかし、on3の流れからは難しさがありました。
みんながボールを欲しがるので、ボールを見てプレーするので、スピード感にもかけてしまいます。
女子代表の時はうまくいってなかった?
(いってました。笑)
というのはまた話が変わって来るので言及を避けますが…
個人的にはもう少し違う形のピックを織り交ぜても良いのかなと感じています。
北海道らしさとは
僕の結論はいつもここにいくのですが…
北海道らしさが悪い方向で出てしまったように思います。
なんとかなるだろう。
みたいな
自分たちのテリトリーの中での満足感のようなものが、北海道には常につきまとうと感じています。
目指す指標が見えない中で迎えたアーリーカップはその指標を今一度計り直す機会にしなくてはいけないと思います。
勝ったからよかったね。
で僕個人としては終わらせられないと感じています。
もちろんリーグになれば、良い変化が見えることを願いたいですが、
変わることはものすごい労力がかかることです。
できることなら変わりたくはないし、いまを壊してまで…と思うのがまた人であり、
より北海道は島文化としてそれが強いと感じます。
しょうがないべや
そんなこと言うなや
(北海道弁)
これだけあれば幸せ
分け合おう
争わないで
(あくまで個人的考え)
変わレ
のスローガンが掲げられた今、僕個人は変わりたいと思い、今シーズンと向き合っています。
別にそれが正しいとも思っていません。
しかし、北海道が大好きだからこそ、スポーツ文化での北海道を誇れる街になって欲しいな。
また、北海道は決して悪いところだけではなく、オリジナルな文化はプラスの面や魅力もたくさんあります。
今シーズンが終わった時に
北海道、レバンガ北海道が、全国のバスケファンに誇れるクラブに変われるように
小さな一歩をここから進めていきます。
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