ゲームレポート

Bリーグ 第21節 レバンガ北海道vs宇都宮ブレックス

こんにちは、宮本です。

久々に更新します。笑

違う場所では、色々記事を更新しておりましたが、ここでは試合の記事を書くのは数ヶ月ぶり…もっとかもしれません…

緊張しています笑

今回は、レバンガ北海道が惜しくも敗戦した第21節の宇都宮ブレックス戦について、「解説を…」という言葉を何件かもらったので、更新することにしました。

先日、このノートを更新したのですが…

これを書いておいて、更新しないのはおかしいと僕も思ったので、今回は宇都宮、もしかしたら琉球戦含めてバスケットボール面を簡単にまとめていきます。

宇都宮戦は惜しかったのか。

まず、この疑問から入りたいと思います。

まずは、いつも僕が出しているスタッツをご覧ください。

85−87

最後まで勝つチャンスがありました。

しかし、数字を見渡していけば、大敗でもおかしくはないと思います。

そこには単純に

宇都宮のシュートが入らなかった。

などが挙げられると思います。宇都宮のシュートセレクションは決して褒められたものではなく、かといって、北海道のディフェンスがめちゃめちゃいいか?と問われるとそういうわけでもなかったのが、正直なところです。

ただ、ここ最近の北海道は開幕当初と違い、オンボールスクリーン(ピック)のディフェンスがヘッジではなく、コンテイン(簡単にいうとペイント近辺を守りながら、ボールマンを少し迷わせる)を採用しています。

割とチームとしても大きな変更であり、毎試合応援をしているブースターにとっては

「うちはディフェンスを激しくヘッジに出るんでしょ?」

と感じる人もいると思いますが、ここが難しいところで、少なからず変更をせざるえない理由と、変更をした方が勝利に近づける判断があったからこその決断だったのだと思います。

先ほど載せた「地域とスポーツ」でもその狭間で、北海道、ブースターが揺れていることを書きたかったのですが、うまく伝わらない部分があったようです。

この試合を惜しかったのか?という問いを聞かれたら、結果は惜しかったけど、内容は惜しくはない。ただ、だからこそ勝たなくてはいけない試合だったよね。と僕は答えると思います。

なぜ負けたのか?

では、単刀直入になぜ負けたのか?という話をします。

正直、ターンオーバーが多すぎました。SNSなどで多嶋選手のミスに対することも見かけましたが、ミスは起こりえますし、当たり前ですが、試合終盤になればなるほど、そのミスは重要度を増します。しかし、ミスはあくまでも1つのミスであり、その前にどうにかできなかったのか?という部分をしっかりと読み取った上で、それでも当事者のミスなのか、チームの違うところに原因があったのか?を考えなくてはいけません。この数字勝つことは非常に難しいですが、それだけ、エナジーがあった試合でもあったし、今回のミスに関しては僕は後者だと思います。後はジャッジも若干北海道よりだったと思います。

ただ、そこではなく、宇都宮が仕掛け続けたオフェンスとディフェンスに勝負の別れ道があったと僕は感じました。

それは北海道の若手選手に仕掛けたちょっとしたことの積み重ねでした。

ちなみにバスケットボールはハビットスポーツと言われ、積み重ねが大切なスポーツだと言われています。

今回もその積み重ねが最後にどんどん北海道の選択肢を奪っていきました。

それが中野選手、葛原選手への宇都宮の対応でした。

中野、葛原の経験不足をいかにつくか、補うか。

題名がまさに今のレバンガの勝利に直結していると思います。

山口選手の登場により、若手に希望が…となっているところ申しわけありませんが、この2人の成長が、正直北海道の勝利に直結すると思います。

(逆から言えば、ベテラン陣はそれを必死にカバーしている。)

僕が開幕当初、いろんなところで話していたのが、中野、葛原、内田がいつ台頭するか?でした。彼らをカバーするために牧全がいる。

というイメージでした。

この試合、牧全がベンチから外れたのは、ある意味、後半戦に向けた覚悟であったり、プロとしての1つの評価でもあると思います。

チームは若手の2人にかけたんだと。

そういう前提で話を進めます。(なにか思うことがある人はグッと堪えるか、ここで読むのをやめてください笑)

まず、北海道のオフェンス面ですが、北海道はハンドオフ(手渡し)で流れを作りそこからピックに入ることがベースになっています。

そこに絡むのが中野、葛原あたりになるのですが、宇都宮は明らかにそこへのプレッシャーを強めていました。

そこでなにかしらのアライメントの崩れ、ボールファンブルなどが起こっていたことを前半はなんとかつなぐことができていました。

そこには玉木やパプ(すいません、もう敬称略で、だいぶ前からだけど笑)の隠れた活躍もあったと思います。

逆に言えば、よくそのプレッシャーに耐えたと言えるかもしれませんが、出場している以上、それを超える活躍は期待されていることを考えると、合格点ではなかったと思います。

次に北海道のディフェンス面ですが、3Qに宇都宮がそこをしっかりとついてきたところが、正直勝負の大きな別れ道になったと思います。

3Qの開始2分、4Qの最初の1プレーだけでも、宇都宮のピックプレーを中野、葛原が守る部分を見返してもらうとよくわかります。

3Q8分40秒

宇都宮のファストブレイクで中野がファウルをして鵤にフリースローを与えます。文で書くと、それだけ…となりますが、このシーンは中野がもっと早く鵤をファウルで止めれば、フリースローにはなりませんでした。

すごく極論をいうと、このシーンをハーフラインでファウルで止めたら、失点2をより確実に減らせた可能性があり、中野の判断ミスだったと言わざるえません。もしも、ここが桜井であれば、かなり早い段階でファウルをしていたと思います。

3Q8分11秒

宇都宮の遠藤が3Pを決めたシーン

中野がロシターのスクリーンに引っかかります。これは別に仕方ないことです。問題はその後で、その後、中野がチョイスしたのは、ロールしてゴール側から回り込んで、遠藤とのずれを最小化しようとしました。

しかし、流石のロシター。ロシターもゴール方向にうまくロールしながら、中野の進行方向をブロックし、数字にならないアシストをします。遠藤は難なくスリーを決めましたが、もしもここで、メイヨが出て来れば、そのまま遠藤がドライブを選択しただろうし、ロシターにボールを入れれば、ファウルをもらって3点プレーもあったかもしれません。

その後に、宮永HCはタイムアウトを要求しましたが、おそらくもう少し早く動くことができれば…とHC自身も悔やんでいると思います。それくらいタイムアウトの要求というのは、難しいものなんです。

4Qの宇都宮の最初のオフェンス

このオフェンスも中野と同じことが葛原に起こります。

ピークがピックを使い、スクリナーのロシターに葛原がぶつかります。葛原もアンダーしてピークに追いつこうとしますが、またしてもロシターがゴール方向に動くながら、葛原の進行方向を塞ぎ、ピークが軽々とスリーポイントを撃たれてします。

ちなみにこれはロシターのスクリナースキルであり、ファウルではありません。

では、彼らが悪いのか?と言われるとそうでもないところが難しいところです。

彼らにはそれを回避する「経験」がまだない。このシーンだけで宇都宮に簡単7、8点を献上しました。しかもその全てが、北海道がこれから行くぞ!という空気感の中での失点。

僕は会場にはいないので、わかりませんが、おそらく現場の空気感としてはまだまだいける!大したことない!という感じの空気感ですが、流石の宇都宮はこういう細かい部分で、メンタル的に少し思い切りを欠くような展開を作り出し、北海道の選択肢を減らし、最後にはジョーダンテイラーが絶対にハンドルするような展開を作り出しました。

宇都宮レベルになれば、おそらく誰がシュートを打ってくるかわかれば、チームで止める術は持っているはずです。

最後に多嶋含め、北海道は何個かミスをしましたが、それを個人の責任とはできないゲームの構成が宇都宮にはあったと思います。

ファーストビッグとダンカースポット

牧全がロスターにいないということは、そこの部分は2人にかけたと言ってもいい。レバンガ北海道のバスケットボールはオフェンスもディフェンスも結構ウイングの選手が重要です。

厳しいことを言えば、彼らの出来次第で結果が左右する状態とも言えると思います。

ただ、もちろんよかった部分もあって、それがファーストビッグとダンカースポットです。

玉木やパプがそれをこなすわけですが、

ファーストビッグとはトランジションで最初に走ってくるビッグマンを指します。パプが復帰したことによって、今まで桜井や山口がこなしていたこのポジションを玉木とパプで繋ぐことができました。

もちろん主はメイヨなのですが、メイヨは器用な選手なので、セカンドビッグ(リバウンドとったビッグマン)でピックに入って、開いてスリーを打ったり、そのままトランジションの中でスリーやアタックをすることができます。

おそらくここは玉木1人、パプ1人ではなく、2人でテイラーが入るときに20分くらいを賄う考えなのかなと感じました。

逆に1人(10分)だとチームのバスケットボールの変化大きすぎるため、(桜井などがそこをこなすとフロアパランスが若干悪くなる)2人が必要なのだと感じました。

ただ、2人ともスクリーンに行ったり、ボールをうまく引き出せないこともあるため、ミドルポストあたりにポジションを取ってしまい、フロアバランスが歪んでしまいます。

逆にダンカースポット(ゴールの裏側、エンドラインのフリースローレーンの交わる場所あたり)にいると、スペースが広くなるため、メイヨがハイポストでプレーするスペースを得ることができ、テイラーのドライブ、また外からのカッティングも有効になります。

2Qの7分5秒の多嶋のカッティングなどはペイントにうまくスペースを作り出すことができました。

またこのダンカースポットの動きは宇都宮の竹内選手が上手いので、見ながら参考にするといいと思います。

竹内選手は逆サイドからのドライブに対して、コーナーのディフェンスにスクリーンをかけて、コーナースリーを作り出したり、プラスαの働きもやってのけます。

ただ、ここも経験とパプの場合はファウル、またエキサイトしてしまうと手がつけられません。

それもヘッドコーチのマネジメントかもしれませんが、続けることで噛み合うと思いますし、玉木に関してはジャワッド、メイヨ、パプが噛み合えば、プレータイムは減ると思います。玉木に関しては、プレータイムのばらつきは出ると思いますが、出た時に思い切りプレーができるかどうかが問われると思います。

形は見えてる。今シーズン中にハマるかどうか

僕の中の結論は見出しの通りです。

中野、葛原にかけた宮永HC。しかし、それに答えるかどうかも中野、葛原次第です。

玉木、パプが、メイヨやジャワッドを見ながらプレーができるか。

そういう部分を宇都宮はおそらく理解し、メンタル的な影響も含めて仕掛けてきました。

その影響が最後にのしかかったのが多嶋だったのかなと思います。

これは30そこそこになったらわかる気がします。(僕も32)

今までは誰かが助けてくれたけど、今は自分が…

このプレッシャーと彼は何年の闘っています。(多分)

その中で、僕は最後は勝っても負けても多嶋に勝負を決めるワンプレーをしてほしかった。

それで負けるなら、本望でしょう。

そういう空気感が会場にあったのかはわかりません。

ただ、僕が数年前からいい続けていたのは、そんなフランチャイズプレイヤーの背中を押す北海道の追い風だったりします。

長くなったので、琉球戦のことはまたいつか笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA