目次
煮え切らない敗戦
HCの覚悟
足りなかったワンピースを探す

こんにちは、宮本です。
んー…残念な敗戦でした。2mの選手が2人いる中国に最後は力尽きてしまった。
そんな感じでした。

今回はそんな1戦から考えるこれからの日本女子バスケを87目線で何回かに分かれるかもしれませんが、考えてみたいと思います。




煮え切らない敗戦


正直言って初戦から日本らしさは影を潜め、期待していたほどの結果以上に、内容が伴っていない大会だったと思います。

しかし、よくよく考えれば、アジア王者とはいえ、NCAAの選手もWNBAの選手もいない日本、そして世界ランキングから考えてても、結果としては妥当だったのかもしれません。

もちろん負けたことは悔しいです。
しかし、これは日本のスポーツ界に多いことですが、国内で行う壮行試合は、来日するチームの多くが1,5軍や2軍、日本は大枠の1軍、そして、コンディション面でも調整不足を感じる選手もいるチームとの試合に圧勝することで、どこかファンの感覚も濁っていた部分はあるのかもしれません。

逆に、非公開で行われる遠征での試合は結果だけみると接戦

しかし、そのゲームがどんな内容かは知ることができず、結果だけ見れば、世界ランキング上位の国と互角に渡り合う。

もちろん日本もそうですが、そこは情報収集の場にもなり、今回の対戦国で、大会前に非公開でゲームを行ったスペインと中国は非常に日本を研究していました。

逆に日本は非常に形にとらわれたような時間帯や何をしてもうまくいかず、誰が中心に打開していくのかも見えない時間帯が多くありました。

国内の試合ではほぼありえないシチュエーションを目にした僕らは、それが日本らしくないと感じてしまいがちですが、それがいまの本当の日本のバスケットボールだったのかもしれません。

僕自身も非常に勉強不足を感じる今大会でした。




HCの覚悟


皆さんもSNSなどで発信されていて、多く出ていた意見に
高田選手と宮澤選手のプレータイムがあります。僕も同感で、No.7で高田選手について書きました。
女子AKATSUKIFIVE!!いざW杯へ!!No.7〜プエルトリコレポート〜

結果的にそこがどうにかできればという部分はあると思いますが、大崎選手に変わる存在がいなかったことが今大会の1つのポイントになることは間違いないと思います。

しかし、トム・ホーバスHCにはおそらく1つの覚悟があって、

ないものを嘆くのではなく、あるもので最高の見極めをする

そのような覚悟を感じました。

今大会1番状態がよかったのは本橋選手だろうと思います。
中国戦でも25点のトップスコアラーが本橋選手でした。
トムは最後まで彼女を使い続ける選択をしたことは僕は非常に驚きました。

今大会日本が今までの約倍くらいのペースでターンオーバーをしています。
それははっきり言って敗因につながります。
その中で、本橋選手もターンオーバーは多い選手でした。

しかし、トムはそれでも本橋選手をメインで使い続けます。
もちろん、町田、藤岡両選手の状態、コンディションもあるのだと思います。

しかし、ここは本橋選手で押し切れるより、1回変えたほうが…という場面でも本橋選手を使い続けました。

また、エブリン選手もずっとスタメンで多くのプレータイムがあり、オコエ選手も中国戦の前半以外は、多くのプレータイムがありました。

トムの中で、この大会を経由して多くの選手が東京オリンピック2020に行くことを描いていることを常に感じました。

町田、長岡選手などが序盤コンディションが良くないときに、もしかしたら、この方針を決めていたのかもしれません。
結果的にその歪みは高田選手と宮澤選手の酷使につながったのだと思います。

それはある角度から見ればコーチングのミスです。
しかし、ある角度から見れば、メダルをとると宣言して、チーム状態に文句を言わず、現状コンディションのいい選手をメインにすえて、2年後もみながら、戦う覚悟は尋常なものではありません。

結果的に今回メダルには届きませんでしたが、この敗戦を本橋、オコエ、エブリン選手やコンディション調整に苦しんだり、怪我に苦しんだ選手の心にどう響いたかは、今シーズンのWリーグで見えてくると思います。

そこに至るまでのアクシデントは多くあったと思いますが、トムにはこの大会にそれだけの覚悟があったのかもしれません。




足りなかったワンピースを探す


個人的に、もしや…と思った未来図があります。
実はトムのこの女子代表は最終的に完全なポジションレスを目指しているのかもしれない。
ということです。

先ほども言いましたが、足りなかったワンピースは吉田選手でも、渡嘉敷選手でもなく、大崎選手だと思います。

大崎選手はスタッツにならない部分で活躍ができるインサイド
今回、そこを高田選手1人でになったわけですが、トムはそこをインサイドという概念ではなく、ポジションレスに持って行きたいと考えているのかもしれない。

そして、だからこそ、本橋選手が必要だったのかもしれないと仮説を立てました。

2年後このチームにPGはいないかもしれません。
厳密にはいますが、PGがコントロールするのではなく、PGもゴールにアタックして行く。

では誰がコントロールするのかというとビッグマンがその役割を担う。
本当にNBAのゴールデンステイトウォーリアーズのようなスタイルです。

以前、トムもそのスタイルを目指すとインタビューで話していました。

そうなると足りなかったのは、ゲームを作れるビッグマンです。
その可能性を担っているのが、現在オコエ選手とエブリン選手、そして高田選手、宮澤選手

本橋選手は正直、町田選手に比べればゲームメイクは劣ります。
しかし、中国戦で示したように、タイミングを外すフィニッシュスキルなど、得点をとる部分ではかなり期待できます。

では、本橋選手がゲームメイクを担わずに、ゲームメイクを5人で分担できるくらいのバスケットIQを持つチームになったらどうなるか。

本橋選手は一気にスコアラーとして外せない存在になります。
オコエ選手、エブリン選手は得点という部分とアタックという部分では、今回非常に素晴らしい働きをしました。

では、彼女たちにもっとゲームメイクができる力がついたら…

ちょっとワクワクしました。笑
そうなると他にも候補が出てきます。
シャンソンの谷村選手、JXの梅沢選手、三菱の竹原選手、早稲田の中田選手、東京医療の藤本選手

この辺りからバスケットボールIQが成長する選手が、A代表に近づくのかもしれません。
そうなると、そもそもPGがいらないかもしれない。
または、ゲームメイクに難があってもスコア能力に長けたPGは重宝される。

ボールと人が止まらず、どこからでも攻めれるバスケットボール。

そこに1番足りなかったのは、IQの高いビッグマン
大崎選手の代わりだったと思います。

例えば、そのIQというものが宮澤選手や長岡選手に身についてくれば、
宮澤選手、オコエ選手、エブリン選手、高田選手、渡嘉敷選手
というスターティング5の可能性もゼロではない。

そこに超攻撃的Gがエッジを聞かせる。
水島選手、本橋選手、藤岡選手、町田選手、他を見れば、トヨタの安間選手やJXの林選手などのスラッシャータイプがもっと行きてくるバスケットボールを展開できるように思います。

また、先ほど紹介した中で、梅沢選手、竹原選手、中田選手、藤選手本などは今後の伸び代が非常に期待できるプレーヤーでもあります。
今回選出された赤穂ひまわり選手、惜しくも落選した姉のさくら選手なども伸び代だらけです。

なんていう想像を僕はしてしまいました。




今回の敗戦をきっかけに


今回の敗戦をきっかけにチームは何か変化を加えてくるはずです。

トムがどこに舵を切るのか。
間違い無いのは、今回のやり方では世界の強豪にかつ可能性は無い
ということです。
だからこそ、今回をベースに何かを変化させるわけですが、それが、僕はここまで述べたような、全選手のPG並みのバスケットボールIQの構築なのでは無いかと、今大会の起用法をみて感じました。

時間はあと2年あります。
この2年は多くの選手が国内にとどまり、代表を起点に活動をしていく時間になると思います。

それは現状のWリーグという形のメリットでもあると思います。

その後、さらに4年後

と考えると東京オリンピックで20代前半の選手はそこをステップにWNBAにピックアップされる選手になってなくてはいけません。

それが、エブリン選手以下の世代だと思います。

今回W杯で目指した日本のバスケットボールはある意味失敗に終わったと思います。
しかし、この失敗からさらなる可能性と変革の余地が生まれたと僕は感じています。

今回の経験を生かし、2020に日本が世界とまずは40分間対等に戦っていけるレベルになることが大切だと感じました。

今回の経験を無駄にしない2年間にして欲しいなと思います。

皆さんはどんな未来を感じていますか?もしよければ、コメントや公式ライン、twitterの方で、いろんな意見をシェアできたらと思います!!




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女子日本代表AKATSUKIFIVEに関する連載です。ぜひこちらもご覧ください!(No.1からNo.6)
女子AKATSUKIFIVE!!いざW杯へ!!No.1~女子バスケの現状〜
女子AKATSUKIFIVE!!いざW杯へ!!No.2〜12人のメンバー〜
女子AKATSUKIFIVE!!いざW杯へ!!No.3〜HCトムホーバス〜
女子AKATSUKIFIVE!!いざW杯へ!!No.4 vsスペインレポート
女子AKATSUKIFIVE!!いざW杯へ!!No.5 〜記事から考えるスペイン戦〜
女子AKATSUKIFIVE!!いざW杯へ!!No.6〜ベルギー戦レポート〜
女子AKATSUKIFIVE!!いざW杯へ!!No.7〜プエルトリコレポート〜

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