目次


  • 前を向いたスキルの攻防
  • トップチームを彷彿させるフォーマットされた戦術
  • 感じた課題
  • この大会の目的は?高山選手の言葉から考える
  • 走れT高バスケット部

こんにちは、宮本です。

8月15日から17日まで東京で行われました。BリーグのU15の大会を2日間観戦していきました。
同世代では中体連の全国大会がこれから行われます。
また、春に行われるジュニアオールスターなどもとても盛り上がる大会の1つです。

知っている方も多いかと思いますが、結果から言いますと
栃木ブレックスと横浜ビー・コルセアーズが決勝を戦い、
栃木ブレックスが見事に優勝を飾りました。

今回はこの大会を観戦して、僕が感じたことを書かせてもらいたいと思います。



前を向いたスキルの攻防


この大会ですごく感じたのは、アウトサイドプレーヤーに挑戦中なのだろう。
と感じる選手が非常に多くいたように感じます。
180センチの選手がアウトサイドでプレーしていたり、
優勝した栃木は固定のインサイドをおいていないように感じました。

おそらく中学の部活に行けば、各地区でセンターとしてゴール下で得点やリバウンドを量産する
選手タチなのだと感じました。
それは非常に共感できる取り組みで、やはりこの大会が大切にしているプロ選手の輩出や
日本のレベル向上という目的に向かっている取り組みだと感じました。
現在のスキルや身長ではなく、約10年後に世界やトップリーグで戦える人材がここから多く出てくることが大切だと思います。

その中で、おそらく日頃センターとしてゴールを背にしてプレーしている選手達の
前を向いたスキルの攻防はまだまだ荒削りな部分もありますが、
そのチャレンジする姿勢は素晴らしいと感じました。

また、そういう意味ではおそらく日頃、自分と同じような大きさの選手と対峙することが少ないであろう環境から、
180センチがゴロゴロいるような環境でのこのような大会は非常に価値のあるものなのだと感じました。



トップチームを彷彿させるフォーマットされた戦術


僕は2日間観戦しましたが、その中で上位に上がってきたチームに共通していると感じたのが、
チームとしてのフォーマットを持っているか持っていないかだと感じました。

特に優勝した栃木は何個かトップチームと同じような戦術を採用し、
また、ハードなディフェンスからのチームバスケットの展開もトップチームと同じものを感じました。
個人的にはそれが今、日本に足りないすごく大切なことだと感じています。

部活ではうまい選手が活躍しますが、今回上位にきているチームはうまいかどうか以上に

クラブ理念とマッチしている選手かどうか

がメンバー入りしている大きな要素なのではないかと感じました。

栃木や名古屋はサイドのピックアンドロールを起点にチームバスケットを展開していました。
敗戦はしましたが、大阪も外国人指導者ならではなのでしょうか、多くの戦術を持ち得ていましたし、
横浜もプロと同じような戦術を採用していました。
アースフレンズはチームというよりもグループでの戦術の色合いを感じましたが、
大きな選手にアウトサイドシュートを多く作る展開を作っていました。
これはアースフレンズの世界を意識した取り組み。
理念を真ん中に立てた選手育成なのだと感じました。

コート外でも、新潟アルビレックスのベンチメンバーの盛り上がりはBリーグの
新潟で見るようなものがあり、結果以上にバスケットボールとして非常に地域に根付いている印象を感じました。

そのチームの育成であるというのは、そのチームの理念を同じように表現できることが大切だと思います。
そういう観点から栃木含め、もちろん多くのチームが素晴らしい個人スキルを持っている選手が多くいましたが、
栃木はどこよりもトップチームを彷彿とさせる理念そったチーム作りが優勝に繋がったのかなと感じました。



感じた課題


ただ、課題も感じました。
1つが、これは何を一番に添えた大会なのかという部分です。
最終日のゲームは非常に盛り上がり、素晴らしいゲームでした。
それはある意味、日常になり始めているBリーグの景色を縮小したような景色でもありました。

しかし、育成が最重要項目なのか、日本一を決めることが最重要なのか。
難しい部分も見えてきました。
当たり前ですが、勝つことは大切であり、勝つこと、負けることで得られることが多くあります。
しかし、素晴らしい指導者のもと、理念にそった育成をしているチームですが、
この大会のプレータイムのばらつきを非常に感じました。
勝利があれば、それは仕方ないことです。
しかし、育成を考えるのであれば、日頃の成果をここで発揮し、手にした自信や課題を
また持ち帰って研磨するきっかけになる必要があると思います。
そのために予選で上位に進めなかったチームは交流戦が組まれているのだと思いますが、
その交流戦も勝敗にこだわったり、メンバーを固定するチームがあったことも事実だと思います。

そこは指導者や主催側が考えていかなくはいけない部分なのかなと感じました。
ただ、実際コートに立ち、プレー、コーチをすれば勝ちたいのです。笑
自分もその場にいたら、難しい判断をどのように考え、選手と戦うのかはなんとも言えません。

スキルの部分では、1on1スキルはものすごいものがありました。
今30歳の僕が1on1をしても絶対に勝てません。笑

そして、課題の2つ目がパスのスキルです。
1on1スキルは本当に素晴らしかった。シュートの精度なども素晴らしかったです。
しかし、パスがすごい。という選手があまり見受けられませんでした。

最近では東欧系の選手でセンターでもパス能力にたけた選手が多くいます。
ニコラ・ヨキッチなどがその代表例でしょうか。

そこは日本の課題であり、僕個人の考えからすると
現在、日本人唯一のNBAの選手が田臥選手であることから考えると
1on1スキルに合わせて、パス能力が田臥選手に近いものを身につけていかなくてはいけないのかな
と感じています。
当時、田臥選手にはシュート力や1on1の力が足りないと言われていました。
これだけスキルコーチやスクールが増えた中で、Bリーグの下部組織として、
パスのスキル、パスの使い方などで、1つ上のレベルに到達して欲しいな
というのが僕の願望です。

別にかっこいいパスをして欲しいわけではありません。
オフェンスのフォーマットの中で、コーナーにキックアウトしたときにコーナーからの
サイドパスのスキルや
ドリブルドライブからのキックパスなどシンプルなものです。
特にドリブルドライブからのキックパスはうまい!!というプレーはあまりありませんでした。

それはある意味の1on1への偏りがあるのではないかと仮説を立てています。
アングルやディフェンスを予測できずにドライブをして、パスがずれたり、
強くパスを出せなかったり…高いインテンシティーの中で表現できなかったり

これは決勝でも結構見受けられました。
そこが1つ上のレベルに行くための日本の課題かなと感じました。

U16やU18の代表ではできているプレーでもあるので、ぜひ、この世代でそんなプレーの引き出しが
増えれば、アジアや世界でももっと成績を出して行くための、裾野の広がりを作れるのではないかと感じました。



この大会の目的は?高山選手の言葉から考える


最後に、これも課題の部分であり、繰り返しになりますが、
この大会の目的が何のかを僕らはもっと考え、発信していかなくてはいけないのかもしれません。

少なからず、クラブのアンダーカテゴリーとして、優秀な選手がセレクションなどで集まり、
中には部活には登録せず、クラブだけで活動している選手もいます。

いい指導や環境が提供されますし、バスケを部活よりも深く知ることができるはずです。
指導者の中にはS級コーチや元プロ選手、海外での経験がある方も多くいます。
保護者の方も熱心な方が集まっていると感じます。

だからこそ、考えていかなくてはいけないのだと思います。

それは閉会式でアースフレンズ東京の高山選手が伝えてくれたことに凝縮されていると思います。
バスケットライブで観れると思います。

ここから何を学ぶのか

この言葉に全てが詰まっていると思います。

誰もがわかっていることですが、ここが彼らや僕らの終わりではありません。
本当に高山選手のスピーチは素晴らしかったです。
それもまた世界にチャレンジするアースフレンズの理念を表現する選手だからこそ、
伝えられる言葉なのかもしれません。

出場した選手にとって、ここでハイレベルな試合を行い、多くの方に応援してもらい、
楽しい思い出が1つ増えた。だけでなく、ここから何を学び、チャレンジして行くのか
に尽きるのだと思います。

現在、U18に続く大会ありません。
彼らは高校に進学し、おそらくウィンターカップを目指しますが、僕にはその時間が
マイナスになる可能性もあるのではないかと感じるのです。

最初に書いたように180センチを超えた選手がここでアウトサイドとして努力をしても、
高校に進学すれば、全国に出るために、またセンターをするのかもしれません。
それが全国に出るために必要な力であるのなら、その高校の選択はある視点からは間違ってないのです。

しかし、それはここまでの積み上げ、ユースや選手のチャレンジの無駄、損失を産んでしまいます。

Bリーグは早く、U18の設立
または、スラムダンク奨学金のような、この大会で可能性を感じた選手への
海外留学へのサポートプログラムなどを構築する必要があると思います。

この大会は日本一になる。日本で活躍する選手を育成する場所ではないことを
関わる全ての人が同じ方向を向けるような指針を作る必要があるのではないかと
個人的に感じました。

ただ、本当に素晴らしい取り組みであることに間違いはありません。
だからこそ、本当に日本にとって、選手にとって価値あるものを作り上げて欲しいと願います。



走れT高バスケット部


そして、今回、映画走れT高バスケット部の出演者である、
鈴木勝大さんと阿見201さんがハーフタイムのイベントに来ていました。

個人的に、もうこれは運命です。笑

昨年の夏から数ヶ月、僕は走れT高バスケット部のバスケット練習の協力をさせて頂き、
出演者の方々と一緒に練習をしたり、代役、手伝いなどをさせていただきました。
鈴木さんは僕らが練習していたチームの練習にも参加してくれ、本当に熱い夏を過ごした数ヶ月でした。

仕事の関係で、最後の撮影は参加なかったので、それっきりになってしまいましたが…

今回、急遽お二人が募金活動を行うということで、顔を出させてもらいました。
そして、何と、2人とも覚えててくれ、懐かしい話ができました。

個人的にも大好きな小説の映画化に関わることができ、そして、出演者の方々とも長い時間を過ごさせてもらい、
本当に思い入れがあります。
鈴木さんは足が早い川久保役で個人練習に合わせて、何度も走るシーンを繰り返されていました。
阿見さんはいつも笑いを提供してくれ、体育館を和ませてくれました。

本当に素晴らしい映画になっているのだと思います。
ぜひ、11/3の公開!!そして、今後もイベントなどがあるそうなので、

走れT高バスケット部をよろしくお願いします!!

以下公式サイト

http://tkoubaske.jp

 



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA