目次
- 新チームが目指すものは
- 走るとは
- 想像以上にHCの力が試されるシーズン
こんにちは、宮本です。
久々のレバンガ北海道から学ぶバスケットボールです。
ありがたいことに最近色々活動の幅を広げさせてもらっています。
その1つがズボンさんと5月から始めたExtraPass
そちらのPodcastでもジメジメとレバンガ北海道トークをしていることがあります笑
さて、昨シーズン色んなことを書かせてもらいました。
本当に読んでくれた皆様には感謝しかありません。
その中で、オフシーズンも色々活動していく中で、個人的に考えることが増えました。
シーズン中もうそうですが、僕が発信することで「学びが増える!」と言ってくれる人もいれば、「傷つく」「嫌な気持ちになる」という人もいること
これは何をしていても同じことですが、それだけ半端なことはできないなということ。
そして、そこも北海道の弱点なのかなと感じました。
また、北海道独自の文化
これは良い悪いの話ではなく、そういう独自の文化を持っているからこそ、そこを中心にもっと良い発展をしていけたら良いのではないかなと感じています。
批判のようになるかもしれませんが、北海道は「徹底」することが苦手なのかもしれません。
良い言い方をすれば、「おおらか」なのだと思います。
(違うかもしれませんが、47都道府県でかかあ天下の傾向が北海道はかなり上位だったはずです。何を持って上位なのかわかりませんが)
悪い言い方をすれば、「なんとなく」を気にしないと言えるかもしれません。
スタイルだったり、文化を徹底することにあまり関心がない。
待っていれば、やってくる。→観光地として魅力的な土地柄
自ら発信する文化をまだ持ててない。
東京にいて、東京から北海道を発信しようとする人に多く出会います。
口を揃えていうのが、「北海道は可能性を生かし切れてない」という言葉です。
北海道という街に誇りを持つけれど、そのスタイルは曖昧さがあるでしょうか…
何が本当に魅力的なのか。
逆に言えば、魅力がたくさんあるとも言えます。
そこがぼんやりしてて、それ自体も北海道の魅力になっている気もしています。
しかし、スポーツとはその「徹底」が必要です。
自分たちが何であり、自分たちが何を目指し戦うのか。
野球の日ハムは最初から徹底していました。
サッカーのコンサドーレも2013年ごろからその徹底が見え始めました。
どちらも北海道に誇りを持ちながら、強くなり、同時に魅力も増しています。
何より、その2チームが北海道にもたらす経済効果は日本を代表するものです。
さて、これからレバンガはどうなるのか。
ある意味、伸びしろだらけだと感じます。
そして、その大きな鍵を握るのは間違いなくブースターでしょう。
明らかに今の時代はJリーグやプロ野球ができたころとは違います。
ブースターの発信も目に見えるようになった今、個人的にはスポーツ的な見識が高いかどうかも強さや文化の1つになると思います。
事実、昨シーズンのベスト4は全てその見識が高いチームだったように思います。
だからこそ、改めて北海道も、北海道らしさを再確認しながら、良さ悪さを共有しながら、良い文化を作っていけたら良いのかなと思います。
長くなりましたが、87ラボは今年も87ラボなりに発信して行こうと思います。
決して荒さ探しなどをしたいわけではありません。
(もちろん昨年色々経験する中で、感じることはたくさんありました。)
何か、皆さんの学び、発見のきっかけになれば良いなと思います。
目次
新チームが目指すものは
前振りが長くなってしまったので、今回は簡単に触りだけを考えていきたい。
すでにみなさんもわかっていることだと思う。
かなりの選手の入れ替わりがあった。
それはむしろHCが入れ替わったのだから、当たり前の流れと考えるべきだと思う。
終わったことを言うのは、少し違うが、昨シーズンにそれが起こらなかったこと。
選手が決まってからHCが決まった部分も苦しいシーズンになった要因はあると思う。
(もちろん違う論点もあるけれど、そこは今回のぞく)
内海HCが契約を続行し、そこに向けて十分な選手が揃ったと言って良いのかもしれない。
その中で今シーズンはより内海HCが目指すものが色濃く出てくる訳で、その象徴が橋本選手になることは間違いない。
そこで1つ、よく出てくる話が、「走るスタイル」を目指すと言う部分で、そこを今回少し考えてみたいと思う。
走るとは
走るというと、少し上の年代には、歯を食いしばってひたすら根性で走る。
と言うイメージが湧くかもしれない。
ただ、内海HCが思い描くバスケットボールはそういうものではない。
(当たり前だが笑)
個人的にはより忠実に自身が思い描くシステム、ここでいうと「走る」ということを遂行できるメンバーと契約したという印象を感じている。
アグレッシブルに走る
走るのが速い
などではなく、
どこに
どんなスピードで
どんなコースで
どのタイミングで
走るのか。それを行うための選手が補強された印象が強い。
そのために必要なのが、PGということになる。
イメージしやすいのが女子代表を率いたときの吉田亜沙美という存在
ボールを失わず、パスのタイミングも秀逸であり、走るコースどりも素晴らしい。
この走るコースどりによって、パスの角度やタイミングが作れる。
女子代表で多かったのが、速攻での縦関係のパスになる。
5番(センター)がリバウンドを取った後に、真ん中を走る4番(PF)の選手
ここはパプなどが担う可能性もあると思う。
その時に1番PG)がどのコースを走るのか。はかなり重要になる。
またもっと言えば、女子の2013年のアジア大会(曖昧だが)
PGの吉田亜沙美がチーム内でリバウンド王になった時があった。
これはPGがリバウンドを取ってしまえば、そこからパスを経由する必要性がないという考えのもと、ものすごく理にかなっていた。
そういう意味ではやはり鍵を握るのは橋本選手になると思う。
先ほど、序章の部分で、北海道に感じる「曖昧さ」「なんとなく」について書いた。
それが絶対にそうだとは思わないが、そこを仮説として考えると…
1番(PG)の走るコースが徹底されることによって、他の選手の走るコースやパスのタイミングが自ずと見えてくる。
内海さんの「走る」はそこがイメージされていると感じている。
(もちろんそれだけではない。)
走る
というワードを取っても、バスケットボールには様々な考え方や方法論がある。
結局はそこを「徹底できるか」そこがかなり大事な要素になってくる。
想像以上にHCの力が試されるシーズン
そして、今シーズンかなり個性的なメンバー、特に今までのレバンガとは少しイメージしにくい外国籍選手が加入した。
それがどうこうではなく、結論今、言えることはその選手たちにHCがチームのスタイルを
「徹底させられるか」
「納得させられるか」
が最初の課題になる。
内海HCがイメージするメンバーを補強できたと思われる今シーズン
1番問われるのはHCの力だと僕は思う。
ただ、どんなスポーツでも同じで、個人的にどの年代でも同じだと思うが、北海道には土地柄の難点がある。
他の地区との交流が全くないことだ。
関東のチームなら、違うチームの選手やコーチとあって話す機会はなくはないし、作ろうと思えば作れる。
しかし、北海道はそれがない。
何が言いたいかというと、自分たちの完成度を図る機会、イメージする機会がないということ。
そこにある意味の怖さを僕は感じている。
危機感を持ちにくい。
もちろん自分たちの中でやりきることがベストで、最も大切である。
しかし、外部からの刺激が少ない。
アーリーカップやプレシーズンまでにどこまで持っていけるか。
内海HCが徹底できるか。
これが今シーズン実は最大の鍵を握ると僕は考えている。
すでに大沼合宿で見学をしたファンもいると思う。
僕も多くの練習見学をしてきたが、あっという間に終わってしまう練習と、長く感じる練習がある。
もちろん前者がいいと思うが、今年のレバンガの練習からも感じ取れることがあると思うので、その辺はチェックして見るのも楽しいかもしれない。
正直、どうなるかはもう1人の外国籍が決まり、シーズンが始まるまでわからない。
ただ、個人的に「ブースターがバスケを学ぶことでチームの強さになる」という考えは変わらない。
実際関東ではいろんなところでコーチ陣とファンが接点を持ち、学び合うバスケイベントも行われている。
いろんな意味で楽しみなシーズンだと感じています。
人気連載「輪島射矢を追いかけて」
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