レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第22節 vs 東京





目次


  • 対策を取りやすい東京
  • ハイインテンシティに逃げない事
  • レバンガがとってきた東京対策
  • ターンオーバーの重さ

こんにちは、宮本です。
本日平日ゲームという事で、レバンガ北海道はアルバルク東京とのアウェイゲームでした。

今シーズン、レバンガ北海道が最後に勝利したのがアルバルク東京

12/30のきたえ〜るは僕もいきましたが、本当にすごいゲームでした。

今回、東京戦は個人的に面白いというか…戦術的なアジャストが非常に勉強になりました。

ひさびさに戦術的な部分をメインに今回は書いていきたいと思います。笑
よかったら最後までよろしくお願いいたします。




対策を取りやすい東京


個人的に東京というチームに対して、苦手意識を持っているチームは少ないのではないかなと感じています、

それは東京というチームの形が非常に明確だからです。

簡単に言えば
ディフェンスはマンツーマン
オフェンスも最初のエントリーは毎回同じエントリーが多いですし、ある程度展開は、バスケがわからない人でも、あー、こう動くんだろうな〜
と感じ取れるチームだと思います。

オートマチック
そんな言葉が非常にハマるチームかな…と。

ただ、ただのオートマチックではなく、そこをベースに個々の能力が最大化されるようにチームが構成されている。

ルカHCがすごい。としか言えないような、
本当にバスケットボールの本質を捉えたチームだと思います。




ハイインテンシティに逃げない事


対策が取りやすいのであれば、攻めることも止めることも簡単ではないか?

そう感じる方といるかもしれませんが、そこがアルバルクのすごいところで、やはり個々の能力の高さ、そしてルカHCが作り出すチームフィロソフィを全員が遂行することによって、圧倒的な個人がいながらも、その個人がチームバスケットを遂行する。

その1つがハイインテンシティだと思います。
インテンシティとは強度という意味ですが、基本的にアルバルクとゲームをするときに1Qの入りで、ガツンとDFでやられた瞬間にひるむようなチームがあります。

そこに逃げてしまった時に、一気にアルバルクの流れになってしまうわけですが…

またインテンシティとまとめてしまっていますが、東京は非常にDFの時の手の使い方がうまく、しっかりOFの状況に対して、手を使ってプレッシャーがかかります。
これは非常に参考にしたい部分です。

基本的にレバンガは序盤はそこは逃げずに戦えているのかな…と感じます。

またGへのプレッシャーにも工夫を入れることによって、ボールをテンポよくエントリーさせる。

ただ、やはりまだまだそのインテンシティだけで考えると、レバンガの方が弱い!という感触はこの試合もありました。
そういう意味ではまだまだレバンガには改善点があると言えますし、逆にそれだけ伸び代がある。また、フィジカルの部分ではなく、現状の勝敗などからのチーム状況、メンタル的な部分も考えられるかとしれません。

しかし試合が終盤に向かうにつれて、そのインテンシティの高さに怯んでしまった印象です。
メンタル的な要素もありますが、バスケの難しさを感じます。




レバンガがとってきた東京対策


今回もレバンガは東京対策をしっかりとってきたように感じます。
その1つが東京が苦手とするゾーンディフェンスの構築です。

東京はゾーンディフェンスの攻略が課題と言われて随分経ちました。
しかし、まだその部分の課題は解消されていません。
基本的に、
ウイングダウン→シャローカット→ハイピック
という流れが東京のベターなゾーンアタックです。

これはヨーロッパ的なゾーンにもマンツーマンと同じようにピックプレーでアタックしていくという考えのもと構築されていると思います。

なぜここで東京がここでつまづくのか…
それは僕は育成の問題とあると感じていています。(ここは長くなるので、今回は割愛)

そのレバンガとったゾーンですが
2-3をベースに東京のオフェンスの形にアジャストしたもののように感じました。



先ほど書いた
ウィングダウン→シャローカット→ハイピック
で活路を作る東京に対して

ウィングを開けずに後ろの3人の日本人がウイングまでプレッシャーをかける

ハイピックには外国籍選手がついていき、エリアを狭める
というプレーを遂行していました。

ただ、このゾーンはコーナーがあきやすい印象で、前半はそこにボールを供給されすぎてしまいました。
東京のうまさと言えばうまさですが、やられてはいけない部分を簡単につかれてしまった印象はあります。

ただ今回、これはマンツーマンもそうですが、ドブラス選手がかなりハードに動いていたように思います。

これに関してはもっと細かいのですが、非常に素晴らしい対策だったように思います。

もし、見返す方がいれば確認してみて、このゾーンの意図をもっとほじくり返してみると面白いかもしれません。




ターンオーバーの重さ


最近のレバンガはターンオーバーが目立ちます。
このゲームも3Qで離されてしまいました。
その要因はやはり、ターンオーバー

それは数字にならなくても、ちょっとした歪みをつくるズレだったように思います。

なにより、ゾーンを構築するのはシュート成功後になるので、シュートが決まる。もしくはターンオーバーもプレーが切れるようなターンオーバーの方がまだ好ましい。

しかし、今回のレバンガはシュートを打ちきれない、決めきれない。
フロアバランスが悪いシュートセレクト
ちょっとしたパスのズレ

などのターンオーバーが多かった。
ここはむしろ今シーズンずっとそうです。

難しいですが、今回のゲームプランは間違ってなかったと僕は言えると思います。
しかし、それを構築するなかでうまく乗り越えられなかった3Q
そして、そこまでの歪み
またこのようなシーンは今シーズン非常に目立つなかで、どう改善していくのかは、非常に難しい問題です。

ターンオーバー

言ってしまえば非常に簡単な言葉で、理由ですが、そこの深さを僕らは今一度考えて見ないといけないように思います。

この問題は
ブースターからしても声が上がるであろう
ターンオーバー減らそう!
という言葉

しかしそんな言葉が誰もが分かっているからこそ、すごく深い問題であること。

そこに活路があるのかな。

そう感じます。

次は運命の滋賀戦笑

がんばれレバンガ!!




以下ここまでの連載
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第1節 vs大阪
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第2節 vs渋谷
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール OF編 No.1
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第3節千葉
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第4節栃木 No.1
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第5節千葉戦
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第6節 vs栃木No.1
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第7節 vs三遠
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第8節 vs渋谷
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レバンガ北海道から学ぶバスケットボール ネトHC解任
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