目次
- データから振り返る
- キーワード「流れ」
- アジャストした宇都宮の強さ
- 北海道の伸びしろ
こんにちは、宮本です。
少し時間が空いてしまいましたが、非常に悔しい敗戦となった第8節の宇都宮戦。
勝ちたかった…という気持ちと共に感じるのは宇都宮の強さでした。
ただ、このゲームはたくさんの収穫があったと思います。
そして、何より、ブレックスアリーナで沸き起こったという「折茂武彦コール」やその後の応援からも感じるものがたくさんある試合でした。
(私自身は現地にいなかったので、聞いた話や部分的なことだけですが、それでも十二分に感じることがあります)
どんな時も大事なことはこれからどうしていくか。
だと思います。
今回も簡単にこの試合を振り返っていきます。
目次
データから振り返る
さて、今回も先にデータをみていきましょう。
今後もっと色んなデータを集めたいなとも感じています。
ゲーム1
#レバンガ北海道 vs #宇都宮ブレックス game1
ただただ宇都宮ブレックスが凄かったですね。笑
もちろん色んなポイントや流れの変わり目などもありましたが、そこに対しての徹底、嗅覚も素晴らしい宇都宮のバスケットボールでした。
何気ない最初のワンプレーにゾワっとしました。どこかで振り返りたい pic.twitter.com/PTjrc7PFo3— 87Basketball Lab (@87basketball) November 9, 2019
Box score Bリーグ公式サイトより
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4259
ゲーム2
#レバンガ北海道 vs #宇都宮ブレックス game2
数字では分からないが、1.2Qと3.4Qの宇都宮ブレックスの数字の変化がすごい。チームとして、コーチ陣のゲームの捉え方、選手のアジャストの力、総合力を感じる試合だった。その中で、実は鍵を握っていたのは宇都宮2Qのリバウンドだったように感じる。 pic.twitter.com/ZaggHtaG82— 87Basketball Lab (@87basketball) November 14, 2019
Box score Bリーグ公式サイトより
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4260
ゲーム1は衝撃的でした。
その中で「違い」も明確に見せつけられてた部分はありますが、それ以上に「流れ」だったと思います。
(以後、解説。ゲーム1について「ゾワっとした部分」を限定配信)
ゲーム2は北海道のやりたいことができた前半、そして宇都宮がそれにアジャストしてやりたいことをできた後半でした。
非常に見応えあるゲームであり、個人的には面白かったです。
ゲーム2、今節以外を見ても、北海道は数字的にある程度基準となる数字を出せるようになってきた印象を感じています。
それは簡単にいえば、「チームの目指すスタイル × 選手の役割」と言えると思います。
僕がこのような数字を集める理由もそこにあります。
Box scoreだけでは、その日何点決めた。何%でシュートを決めた。などしか見えてきません。しかし、今年集めている数字だと全体像が掴めてきて、何よりその影響や効率が見えてきます。
北海道のここまでの平均値
eFG% シュート効率
約50%
(大体平均、2Pがメインなのでこれ以上を目指すためにはファストブレイクの増加が必要)
TOV% ターンオーバーで攻撃が終わる割合
約12%
(ここは波があるのが現状、改善の余地がまだある部分)
ORB% オフェンスリバンド獲得率
約30%
(大体平均、逆に空いてもこれくらいに抑えたいのが課題)
FTR フリースローの割合、得点期待値が高く、相手にファウルもつく
約0.200
(もう少し増やしたい。増えない理由は?)
という感じです。
またどこかで正確にまとめたいと思います。
結果的に得点は75点前後、失点は70点前後で勝利する確率が高いです。
(実際宇都宮戦もeFG%やTOV%は悪くなく、70点とっている)
基準がわかりと、どこを改善するべきかも見えやすく、かつ今シーズンのスタイルである
「ディフェンスから速い展開」
というスタイルも見え始めている。
それらが見えると敗戦でも理由が分かりやすくなるため、納得や改善点が明確化していくと感じています。
キーワード「流れ」
さて、ややこしい話になりましたが、僕もまだ数字に関しては勉強中なので、逆に詳しい人から意見を聞いたり、皆さんとも一緒にこうやって学んでいけたらと感じています。
ただ、数字はあくまでも数字であり、絶対ではなく、参考です。
その中でこのゲームは見えない部分の1つである「流れ」がキーワードになりました。
解説の方も「流れ」について言及し、北海道の試合後のインタビューでも「流れ」についての言及が多くありました。
試合前もこのような発信をしました。(すごく当たり前なことですが…)
#レバンガ北海 vs #宇都宮ブレックス
ゲーム2 #87ラボ 的注目ポイント昨日は宇都宮ブレックスの完勝でした!
ゲーム2のポイントはもともと準備しているであろう北海道のゲームプランを北海道がどれくらい遂行できるか。
ここに尽きると思います。また宇都宮はベンチも選手も流れに敏感です
— 87Basketball Lab (@87basketball) November 10, 2019
実際にゲーム1は流れを最初に持っていった宇都宮がその流れをコントロールし続けて完勝。
ゲーム2は北海道が本来ゲーム1の最初からやりたかったことを遂行し、(遠藤が怪我でいなかった影響もあったと感じる)前半の流れを持っていきました。
宇都宮の凄さはその流れを持っていかれていることを理解し、前半を戦い続けたこと。
(鍵は2Qのリバウンドだったように思います。そこは選手間で意識して、耐えようとなったと感じる。)
それでも、持っていかれないようにしっかりとやることをやり、冷静にコミュニケーションを取れるハーフタイムにしっかりと
やるべきことの確認
データ的にやられている部分の共有(おそらく)
をして、3Qから宇都宮の流れにしたことによって、後半はずっと宇都宮ペース
スポーツにおいての流れの重要性を感じるゲームでもあり、逆にいえば、その流れを掴むこともできれば、北海道も上位チーム相手に戦えることをしっかりと証明できた試合でもあったと思います。
アジャストした宇都宮の強さ
では、宇都宮は実際に後半からどんなアジャストをしたのでしょうか。
もちろんゲーム2の北海道はすばしらかった。
だからこそ、そこをピックアップするべきとも思いましたが、時には相手チームからしっかりと学ぶことも大切だと感じました。
今回は簡単に動画に2つまとめました。
よかったら参考にしてみてください。(場面はゲーム2の後半ですが、遠藤選手が入ってしまっています。申し訳ありません。そこは他選手と考えてご覧ください。)
またこちらはExtraPass Podcast 027でも話している部分になりますので、もし良ければ、合わせてお聞きください。
【ExtraPassPodcast027配信🏀】
✅Bリーグ界隈いろいろ
✅輪島射矢マジわやなまらなトンプソン
✅注目ルーキーBリーガー
✅エクストラパス忘年会
✅ハーフイヤーアニバーサリーだけど特に何もなし
などなど…https://t.co/80YPs8nOLW pic.twitter.com/r6LcvsTgDN
— エクストラパス🏀ExtraPass (@ExtraPassBB) November 12, 2019
1、カミングスのドライブラインのシャットアウト
ゲーム2の後半(厳密にいうと前半から)カミングスがあまり機能していなかった印象‥
これに関しては存在が大きいからこそ感じる部分でもある。
しかし、そこには宇都宮がしっかりとカミングス対策をしていたと感じる。
その1つがドライブラインのシャットアウト
2、北海道のダブルチームディフェンスへのアジャスト
ゲーム2の特に後半に北海道の守り方(ダブルチーム)に対して宇都宮がアジャストした。チームとしてなのか、個人での対応なのかは分からないが、シンプルながら、北海道のディフェンスを歪ませるためには十分だった。
もちろん疲労からくる強度のあるが、前半できたことが、後半できなくなってきたメンタル的な部分は大きかったように感じる。
北海道の伸びしろ
残念ながら、北海道は連敗したわけだが、個人的にはこの連敗はそんなに悪くないものだと感じている。
やれること、やるべきことは明確になったし、足りない部分も明確になった。
バスケットボールは必ず勝敗が付くスポーツであるからこそ、結果に対して感情が左右される部分は大きい。
でも、そういう中でもこの宇都宮戦は学ぶべきことが多い敗戦だったように感じます。
何よりそれは宇都宮というチームが素晴らしいチームだからこそ、学ぶべきことが増えることを忘れてはならない。
何より、今回キーワードになった「流れ」を構築する、掴み取る部分で北海道よりも1枚も2枚も上だったことは認めなくてはいけない。
その中で、みていたブースターにとっても、もっとこうしたら…もっとこうできれば…厳しい言い方をすれば、もっとこうしないとダメだろ?なんて見え方もたくさんあったのではないでしょうか。
それこそが北海道の伸びしろだと僕は思っています。
大切なのは今回の勝敗以上に、その勝敗からなにを見つけ、未来につなげるか。
その繰り返しだと思うし、現に宇都宮というチーム、そしてブースターはそれを試合中にできてしまう。だからこそ、強く、魅力的なのだと僕は感じています。
いつもいうことだけど、ブレックスアリーナにはバスケットボールの本質がある。
千葉戦に向けて、怪我をしていた選手が対人メニューをこなしているというポジティブなニュースも入ってきた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-00000209-sph-spo
おそらく復帰した選手のプレータイムは短いが、それでもいいケミストリーが生まれる可能性は、今のチームには感じられる。
北海道のスタイルが数字上からもしっかり見えてきたこと。
復帰した選手がそこにプラスαの力を付け加えてくれること。
もちろん千葉も出だしにつまづいたが、チームとしていいステップを踏み始めて、手強いチームであることは間違いないけれど、そんな目線で試合をみてみることもすごく楽しみな次節です。
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63. 迷ったときの、自分へ。|三浦優希 Yuki Miura @yukimiura36|note(ノート) https://t.co/YDjc2NkpeH#三浦優希 選手や #山本柊輔 選手との出会いで知ることが出来たこと、感じ取ることができた自分は幸せ者だと思う
この経験を決して想い出にしてはいけない
自分自身も成長して、また彼に会おう— 宮本 將廣 (@masahiro_d28) August 26, 2019