レバンガ北海道から学ぶバスケットボール ネトHC解任





目次


  • 解任ついて思うこと
  • 日本バスケの現在地
  • オールスター決定
  • 内海さんしかいない
  • 内海さん就任によるメリット

こんにちは、宮本です。
驚きではないですが、個人的にはショックなニュースが舞い込みました。


引用元レバンガ北海道公式Twitter

以前も87ラボの中で、代表前の大阪戦が一つのタイミングという話を書きました。
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第11節 vs大阪

ここで解任は、現在の内容、結果から見ても仕方がない部分は感じます。
今回は少し持論を展開させてください。

多くの方も個々人で思うことがあると思います。
ぜひ、意見交換の場としてコメントなどしてくれたら嬉しいです。




解任ついて思うこと


今回の解任は、個人的には残念でなりません。
ネトさんのバスケットボールには観戦するだけでも、今まで知らなかったことや発見がたくさんありました。
また正直、もっとできること、やるべきことがあったのではないかと感じています。

ネトさんの望むバスケスタイルに必要な補強はみなさんが思う1つではないでしょうか。

また、ブラジルとは全く違う生活への支援
特に北海道ですから、新鮮さもあれば、負担も多くあると思います。

東京のように電車で簡単移動することもできません。

文化も全く違う。
言語の違いもあったと思います。英語が話せるとはいえ、アメリカとも違うわけですから、多くのコミュニケーションミスがあったと思います。

日本に来て早々に大きな地震もありました。

その中で、SNSでいつも笑顔をみせ、コートサイドで誰よりも熱く声をあげるネトさんの姿は、北海道に関わる人やレバンガファン以外にも勇気を与えてくれたのではないでしょうか。

レバンガでは成績も内容も伴わないことが多かったですが、それ以外のものも北海道に与えてくれたHCだったのではないでしょうか。




日本バスケの現在地


こういうことが起こるときにいつも感じるのが、日本バスケの現在地がどこなのか。
ということです。

先日代表はアメリカ組が不在の中、見事に結果を残しました。
しかし、それは頂点の話で、裾野までの全ての三角形を考えるとまだまだなのだと思います。

実際にアメリカ人以外のHCもBリーグでの成功事例はアルバルク東京のルカHCくらいです。
(過去を辿れば何人かいる)
しかし、アルバルクとレバンガの実力を比べればアルバルクが上であると思います。

そのアルバルクも不穏な雰囲気は昨シーズンありました。
また、ルカは日本人を指導した経験もあったので、HC自身にも経験があったはずです。

その中で、やはり世界的に見たバスケットボールの能力の低さもあると感じますし、異文化慣れというのでしょうか。
そういう部分に日本人は適応力が低いのかなと感じます。

アメリカでのバスケばかりが先行しますが、世界ランキング50位前後の日本から比べれば、日本よりもバスケ強豪国、バスケ文化の根付く国はたくさんあります。

しかし、日本ではアメリカへの偏りがまだまだ大きいかなと感じます。
また、プレーや戦術の知識でもまだまだ日本は後進国なのだと思います。

まだまだオンコートでもオフコートでも多くのことを諸外国から学びながらJAPAN WAYを作り上げて行かなくてはいけない中で、今回のネトHC解任は個人的にはまだまだ日本バスケの弱さや脆さ、レベルの低さ、そして国としての多様性だったり、グローバル化への柔軟性のなさという課題のようなものを感じます。

実際NBL時代にもレバンガは外国人が複数年コーチについたことがありません。
ウルタドが2シーズン目途中に解任されたくらいでしょうか。
(その後、水野ヘッドコーチ誕生)

トーステンなどのドイツ人、ウルタドもスペイン人でしたが、海外から学ぶにしても、選手のレベルやバスケットボールの環境、また単純に国民性などにまだまだ課題があるのかもしれません。




オールスター決定


僕は今回の解任の1つにオールスター決定があると感じています。
そう感じている方は多いのではないでしょうか。

実際、それぞれのチームが勝利を目指しながら、バスケットボールの普及や人気向上、環境の整備、価値向上を目指しているはずです。

その中で、レバンガ北海道には2020年のオールスター開催というまたとないチャンスを手にすることができました。

これは北海道のさらなるバスケットボール発展のチャンス、Bリーグ発展、日本バスケ発展のチャンスを頂けたと捉えるべきだと思います。

サッカー、野球と北海道の球団が長年の時間をかけて、人気や成績を出して来た。

レバンガもそこに負けずにチャレンジをするためには、このオールスターを成功させること。
そしてそれまでに出せる最高の成績を収め、バスケットボールを通じて、北海道に貢献し、レバンガの価値をまだバスケやレバンガに興味のない人々に届けていく必要があると思います。

だからこそ、今年2部に落ちるわけにはいかない。

そう考えるのは自然だと思います。

ネトHCにとっては不可抗力が多すぎました。
地震によるスタートの遅れ
オールスター決定による今シーズンの重要性

もしかしたら、オールスターが茨城だったら、ある意味2部に落ちても、長期政権でコツコツとネトのバスケを浸透させながら、バスケ文化を根付かせていくという選択もあったかもしれません。
(オールスターのせい、B2に落ちても構わないというわけではない。)

リーグの発展がのすごい勢いで進むBリーグに置いて、そのような影響を受けて犠牲になる部分もある。
その1つが今回のネトHC解任だったのかもしれません。
そう考えると複雑な気持ちになります。




内海さんしかいない


後任は以前の書きましたが、内海さんしかいない。
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第11節 vs大阪

正直本当にレバンガというクラブのコーチをいまからまた選ぶというのは、そっちの方がリスクが大きいと思います。
レバンガというクラブはある意味ものすごく複雑なクラブに見えます。

今シーズンもタイムアウトの時に選手が内海さんと意見交換をするシーンが多く見られました。
信頼という点では内海さんのそれは大きなものがあると感じます。チームの空気感を一変させることができる可能性を持っていると思います。

狂った歯車を戻すのにまず大切なのは、戦術などではなく、信頼関係ではないかと感じます。

安心感と表現するべきでしょうか。
言いたいことを言える環境というべきでしょうか。

かなり多年代、個性のあるレバンガのメンバー構成において、そういう存在が必要なのかもしれません。

以前、ある番組で水野さんが年上の折茂さんを使いにくくないか?ということを聞かれ、折茂さんからHCだから、自分は指示に従う。思っていることを言って欲しいし、要求してほしい。

というような話がありました。

最年長の折茂さんと水野さんの関係性は、そのままレバンガのチーム力として、大きな力、影響力を持っていたと感じます。

明らかに世代交代を進めていたネトさんの折茂さんの扱いは、ある意味レバンガにとって偉大すぎるその存在を少し、荒く扱いすぎたのかもしれません。

ある観点ではネトさんはすごくフラットであり、やるべきことを遂行していた。
しかし、レバンガという観点ではやはり折茂さんという存在が他のメンバーにも与える影響が大きかったのかもしれません。

それは、若手選手やバスケ界の甘さかもしれないし、レジェンドに対するリスペクトのしすぎかもしれません。正直僕には答えがわかりません。

ただ、内海さんはそういう信頼関係の部分を感じてきたからこそ、今レバンガを率いることができるのは内海さんしかいないのだと思います。




内海さん就任によるメリット


最後に少し、あまりみなさんが興味ないかもしれませんが、僕は内海さんがHCになることで1番は北海道がより北海道を感じながらバスケに関わっていけることだと思います。

昔、内海さんは札幌大学のコーチをされていました。
僕が生まれた頃の話です。

女子日本代表のリオオリンピック終了後にまた札幌大学との関係が始まり、現在栃木で活躍する田原選手も札幌大学からルーキーとしてレバンガに加入しました。

今、町田さんが札幌大学を率いていますが、内海さんが率いていた札幌大学をご存知の方もレバンガファンには多くいるのではないでしょうか。

ある意味で、すごく地域に関係性のあるクラブとして発信することができます。

ぜひ、大学バスケや高校バスケもレバンガといい関係性を作り、北海道全体のバスケ普及と発展につなげて欲しいと思います。

また第二、第三の田原選手のような選手を北海道の大学から育てて欲しいです。
内海さんが就任されることでそういう視点も力を入れる、また視野が勝手に広げることもできると思います。

ぜひ、今回のチャレンジを風化させずに、ネトさんが北海道を率いてくれたこと、そしてそれが様々な理由でうまくいかずに内海さんがバトンを受けたことをプラスの力にかえるようにしていって欲しいなと感じますし、僕らブースターもそんな応援をしていけたらと感じます。

そして、何より大事なのは、これからどんなことを行動していくか。
がんばれレバンガ!!
僕にできることはそれだけです。

以下ここまでの連載
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第1節 vs大阪
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第2節 vs渋谷
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール OF編 No.1
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第3節千葉
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第4節栃木 No.1
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第5節千葉戦
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第6節 vs栃木No.1
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第7節 vs三遠
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第8節 vs渋谷
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第9節 vs新潟
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第10節 vs川崎
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第11節 vs大阪
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第11節 vs大阪



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