レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第5節千葉戦





目次


  • この差を考える
  • オフボールのスキル
  • ピックアンドロール
  • インサイドの献身さ
  • ゾーンディフェンスの成熟度
  • 今後重要な2選手

こんにちは、宮本です。
残念ながら、千葉ジェッツ戦でまた大敗という結果になってしまいました。

純粋に悔しいですが、今日の千葉のパフォーマンスは非常によかったと思います。
その中で、この差を埋めていくことを考えていきたいと思います。

ある意味、頂点に近い存在

また、メンバー構成的に非常に相性も悪い相手だと感じます。

87目線で、いろんな観点に切り込んでいきたいと思います。




この差を考える


この差はなんなのか。

大事なことはそこを考えていくことだと思います。
87ラボでは観戦力というワードをよく使いますが、チームの強さはそのブースターの観戦力もあると考えています。

もちろん、このゲームはブースターとしても非常に物申したい気持ちがあることはわかりますが、こんな時により良いブースト、ブースターのあり方というものがなんのかを僕らは考えていく必要と、バスケットボールの観戦力を高めていくきっかけにしていけたらと思います。





オフボールのスキル


明らかに違うのが、オフボールのスキルです。
その中でも、オフボールスクリーンを守るスキルが千葉とはかなり違うと感じました。

千葉には昨シーズンの最後に東京に千葉らしさを出せずに敗退したあのゲームを取り返す覚悟があるはずです。

その中で、東京のピックアンドロールを守ることがある意味で、現在の日本のピックアンドロールを守ることができると考えられると思います。

千葉はオフボールでファイトオーバーするためのスキルが素晴らしい。
マイマン(自分のマークマン)を離さずにスクリーンに対しての準備と対応は明らかに北海道よりも上のレベルにありました。
さらにその強度の中で、スイッチをする場合もあります。
スイッチしても千葉ジェッツは全員が走れる選手です。

もちろん2チームで、守り方に違いがありますが、コンタクトを嫌がらずにこれだけハードに、そして効率よくオフボールを守れることは非常に脅威だと感じます。





ピックアンドロール


やはり、富樫選手を中心としたピックアンドロールのスキルは素晴らしいものがありました。

レバンガ北海道は今、ピックアンドロールに対してかなりディレクションしたり(方向の限定)、スイッチディフェンスを多用しています。

その中で、リジェクト(スクリーンを使わずに逆サイドをせめる)の仕方や判断がどのユーザー(スクリーンを使う人)もスピードの差を作り出し、キレのあるアタックを見えていました。

インサイドの選手にしても、スクリーンにくるタイミングやフォローに入ってくるタイミングが非常に献身的でチームに尽くす選手なので、それがガチッとハマったときは本当に脅威だと感じました。

ピックアンドロールでのディフェンスでも、先ほど述べた様にオフボールでハードに守られるので、いいピックに入れない。無理やりピックを使っても、スイッチやプッシュアンダーでズレは望めない。
そんな時間が多くあった様に感じます。




ゾーンディフェンスの成熟度


ゾーンディフェンスは要所で非常に効果的だったと思います。
特に3Qの最初は一気にレバンガの流れになりました。

レバンガがやりたいバスケットボールはあの様な時間帯のバスケットボールだと思います。

ただ、やはりまだ、コミュニケーションミスやポジションどりのミスが目立ちます。
ネトHCも何度も声をあげていました。

解説の板倉さんも途中におっしゃっていましたが、ゾーンディフェンスはずっと使い続けれるものではないと思います。

北海道もチェンジングでマンツーとゾーンや変速的なゾーン、マンツーへの移行など、様々な策を持っています。
しかし、それらはコミュニケーションミスによって簡単に崩壊してしまいます。

そのあたりを見るとまだまだゾーンディフェンスの成熟度は仕上がっている訳ではないと思います。

ネトHCの動きを見る限り、コーナーの守り方、そして、手の使い方、また、ドブラス選手がリングを守るのか、ハイポストエリアを守るのか、他の選手が守るかなどの場面によっての動きの徹底や、コミュニケーションの強化は試合をしながら、成熟度をあげていくものだと思います。

レバンガにとって大事なことは、敗戦、ディフェンスの疲れた穴というものが、ずっと解決できないという長年のものではなく、HCが変わったばかりで、未知な部分が多くあると思います。

それはある意味必要なもので、伸び代として期待の部分にもなると思います。




今後重要な2選手


今回オンザコート0の状態で市岡選手が随所でいい働きをしていました。
もちろん、荒削りな部分も多くありますが、今後、マーク選手やドブラス選手の負担を軽減するためにも、彼の存在が必要になります。

彼の力が最後にCSをかける様な試合で、必ず必要になると思いますし、外国籍選手が2人でシーズンを戦う中で、怪我や疲労、ファウルトラブルという可能性を考えると外国籍選手を相手に市岡選手が長い時間プレータイムを得た今回は、今後にとっては非常にプラスになったと思います。

彼がかなりキーを握ることは誰もが思う部分ではないかと思います。




そして、もう1人が毎度おなじみ川邉選手です。

今シーズン、リーグとしてディフェンスでの進化が目覚ましいなと感じます。
その中で、今回の千葉もそうでしたが、PGへのプレッシャーを強めて、いいエントリーをさせないチームが増えました。

その時に、PG以外の選手がどれだけ、コントロールができるかということが問われると思います。
昨シーズンは、そんな場面で、伊藤大司選手がゲームをコントロールする場面が多かったり、桜井選手がその役割を担うことが多かったですが、今シーズンは彼がそういう役割を担いながら、彼自身の得点も必要ではないかと思います。

また、彼がコントロールしつつ、レバンガはトラソリーニ選手がストレッチして、スリーポイントを打つ場面が多くあります。

その時、彼のリバウンド力も魅力の一つとして、計算ができます。

彼がもっと得点やリバウンドを取りながらもゲームコントロールができれば、他の選手がもっと違う輝きができる様になると思います。

厳しいかもしれませんが、彼はそれだけの才能を持った選手だと僕は感じています。

こういう厳しいゲームを経験していく中で、選手自身も、チームとしても成長するきっかけになると思います。
まだ、8試合を消化した中で、ヘッドコーチが変わった1年目のチーム評価することは安易だと思います。
間違いなく、上位チームとの差はあります。しかし、大事なことはリーグが終わった時に、どの順位にいるか。これからの成長という部分もあります。

もちろんそのために1試合1試合が大切ですが、負ける中で初めて感じる戦術の改善点や強度のあり方があると思います。

まだまだガンバレレバンガということで、下を向くことなく、ひたむきにバスケットに向き合うレバンガから学んでいけることを拾って行きたいと思います。

過去の連載はこちらから
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第1節 vs大阪
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第2節 vs渋谷
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール OF編 No.1
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第3節千葉
レバンガ北海道から学ぶバスケットボール 第4節栃木 No.1



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