第15節 川崎ブレイブサンダース vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ





目次


  • 初名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
  • 中と外の攻防
  • ディフェンスと2つピックアッププレー
  • とどろきは近いうちにsold outになるだろう

こんにちは、宮本です。
今日はとどろきアリーナで行われた川崎ブレイブサンダースvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズのゲームを完全にいってきました。

思い返すと僕は名古屋ダイヤモンドドルフィンズのゲームを始めてアリーナで観戦でした。
今まで縁がなかなかなかったのですが、非常にバランスのとれたグッドチームです。

三菱電機のOBとしてドルフィンズを率いる梶山HC、また川崎もレジェンド北HC

脈々と受け継がれる2チームの伝統あり、進化するバスケのぶつかり合いも興味深いところです。

今回は僕がアリーナで初観戦した名古屋ダイヤモンドドルフィンズについて、両チームの攻防について、川崎のプレーで思わず僕が唸ってしまったシーンをピックアップ、そして、とどろきアリーナの可能性について感じたことを共有していきたいと思います。




初名古屋ダイヤモンドドルフィンズ


平日休みの自分、また関東圏、北海道出身の自分にとって、なかなか中地区、西地区のチームを生で見れることは少ないです。

今シーズン得点がリーグ4位の名古屋を観れるのも非常に楽しみなとどろきアリーナでした!

今シーズンはより一層ディフェンスが注目される中で、名古屋の得点力はどこから来るのか。

最近87ラボでは繰り返しオフェンスのスペースの重要性を説いていますが、非常に名古屋のスペーシング、フロアバランスは良かったですね。
その中で、思い切りのいいスリーポイントのアテンプト。
11/27
40パーセント超えは圧巻ですね。
外国籍含め、全員がスリーを打てるのはやはり魅力的です。
日本人選手がいいスペースを作りながら、スリーをタイミングよくはなってくる。
カミングス選手がある程度のボールホルダーになり、アタックを仕掛ける。

僕としてはこういうバスケが広がっていくべきではないかな〜と感じます。

現代バスケはスリーが大事だよ。

お手本のような今日の名古屋のバスケットでした。




中と外の攻防


川崎はファジーカス選手、辻選手がいない中で、マクリン選手を積極的に使っていこうとしましたが、そこがうまく機能せずに序盤離される展開に。

なかなかこんな川崎見ることないと思いますが、あんなにインサイドを攻めようとするのはかなり序盤のゲーム展開を重たくしたかなと感じます。

まったくボールが動かずに、ポストフィード後の動きもない。

マクリン選手のシュートも名古屋にパターンがバレているので、いいショットではなく、たとえあれが入っていたとしても、展開は変わらなかったかなと思います。

ターンオーバーの多さも目立ちました。
これも中に固執しすぎた結果かなと僕は感じます。

一方名古屋はスリーポイントを1つの起点にディフェンスを広げることに成功。
アタックに対して、ヘルプも後手を踏んでしまい簡単に破られていきました。

川崎のターンオーバーから速攻につなげたり、シンプルな展開で加点にも成功

すごく名古屋が良かったという印象はありませんが、名古屋はいいスペーシングから川崎のミスもしっかりついて前半は自分たちの流れのバスケットボールを展開していました。

中と外の攻防といっていいのではないかなと思います。

ファジーカス選手、辻選手がいないというのは、川崎にとっていたすぎるわけですが、そこ以外がどうしていく必要性があるか、そんなメンバー構成の時にどうするべきか。
ということを考えるべきゲームになったと思います。

また、名古屋は逆に終盤にカミングス選手に集める展開になりました。
悪い時間帯に若干スペースのズレ、動きのズレがあったように感じます。

誰がボールホルダーでもいい連動ができるようにするのが名古屋の課題かもしれません。

明日はそこを改善するともっとエキサイティングなゲームが見られるかもしれません。





ディフェンスと2つピックアッププレー


ただ川崎はDFのチーム。
2Q途中にゾーンプレスを敷いたあたりから、ゲームの流れが変わり始めました。

なかなかBリーグではお目にかかれない2mオーバーの外国籍選手をトップに据えた1-2-2ゾーンプレス

効果的というよりはジャブのように少しずつパスがずれたり、パススピードが遅ったことがこのゾーンの最大の効果だったように思います。

こういうのは川崎だからできることだと思いますし、どんどんトライしてほしいなと思います。

こういうシーンで日本人のPGは簡単にボールロスト、プレーの質が落ちる傾向にあると感じています。

日本が今後世界と戦っていく中で、190センチオーバーのPGが生まれることと同時に180センチ前後のPGがどんなプレッシャーにも屈しないスキルが大切になってくると思います。

後半はそのままある程度の川崎ペースに変わりましたが、名古屋のシュート精度は落ちませんでした。
名古屋が試合通じて、ある程度一定したシュート成功率を保っているところはもっと注目するべきところかもしれません。

それだけ、オフェンスの形が確立されているのだと思います。

少しそんな視点で今後名古屋のバスケを注視してみたいなと感じました。




また僕が思わず唸ったプレーが2つあります。
3Q残り3分くらいの篠山選手のピックアンドロールの使い方
これは複数のスキルとフェイントが使われたものすごいハイレベルなユーザースキルでした!

また、これもディフェンスのピックアップなのですが、川崎が終盤に、積極的に仕掛けていてブリッツ(ダブルチーム)なども仕掛けていました。
4Q残り3分のところで、ローテーションの中でミスマッチが生まれたのですが、そこはダブルチームからローテーションで何事もなかったようにミスマッチを回避しました。

そのはミスマッチになったことを理解して、かなり早めにトラップにいって、自分たちからローテーションを起こして、ズレを最小化しました。
ちょっと川崎のチームディフェンスのIQの高さがわかりやすく感じられるワンシーンでしたので、ぜひみなしてみてください。




とどろきは近いうちにsold outになるだろう


今回僕が1番伝えたいのは、実はここで。笑
現地観戦に行った時に、僕が1番強調したいのが、地域とバスケの関係性です。

そして今回、川崎のチケットは近い将来sold outになるのではないか…と感じました。
気になったことが2点あります。

1つが女子高生の多さです。
今回のスイーツパラダイスとのコラボもあるのかもしれませんが、過去最高に女子高生とたくさんすれ違いました。
これはちょっと僕の中では驚きで…川崎が未来投資も含めて女子高生をターゲットにしているのかもしれません。

女子高生はインフルエンサー的な役割ができる無料の広告塔のような存在だと思います。
1番連鎖を起こしやすいターゲットは女子高生と女子大生かもしれません。
横のつながりの多さ、仕事などにとらわれることのない平日夜の行動のしやすさ。

おそらく今までBリーグを支えていたのは20代、30代の女性だと思います。
彼女たちにとって平日ゲームはマイナスだと思います。
おそらく多くのチームが集客に苦戦している中で、川崎は新しいターゲットに目を向けたのだと感じます。

金曜日、冬休み前(と思われる)遊んでていい時期にバスケを見に来るという選択を彼女たちが起こすというのは、今後川崎を長いスパンで応援してくれるコアなファンになる可能性もあり、また横のつながりで倍々ゲームでアリーナに集まる可能性もあります。
また彼女たちが新しい目線でアリーナの新しい楽しみ方を生み出す可能性もあります。




もともと川崎は非常に子供が多いアリーナです。
それは東芝時代からの地域活動の素晴らしさにあると思います。

そういう子供達のコミュニティーの1つにとどろきアリーナは成り得る可能性を今示しています。


(ちなみに僕の前がほぼ女子高生で盛り上がりはすごかった!)

その中でここをもう少しできたら、本当にsold outになるかもしれないと感じたのが、自由席の減少による席不足です。

今回、立ち見も相当いました。
子供も多いとどろきアリーナはおそらく自由席を利用する人が多いのだと思います。
(東京などは逆に大人が多いので、指定席がすぐ埋まる)

これは早急に取り組む問題かなと思います。
中にはおそらく自由席のチケットをもって、空いてないからおじさんたちが指定席にさらっと座ると思われるシーンにも何度か出くわしました。

これはある意味チャンスではないかな〜と思います。

僕の意見をここで行っても仕方ないですが…笑

僕なら、子供達に当日アップグレードしてほしいなと考えます。

親子での立ち見もいらっしゃいました。
中にはお母さんが子供を2人連れている姿も見かけます。
荷物、子供含め、負担はかなりあるでしょうが、何より川崎のゲームにくる子供たちのために足を運んでくれているのだと思います。

今回2970人入りました。
1500席くらいのほぼ指定席が空席です。

ただ、それにより、最上段からの川崎コールはすごかった。

空席があるのだけれど、アリーナ全体が盛り上がっている。これも川崎の戦略かもしれません。




ただ、もし余った指定席があるのなら、例えば数百席、当日受付などで、親子アップグレード(例えば親子ともファンクラブ入ってる親子観戦)などに無料でアップグレードしてあげたらどうでしょうか。

川崎の良さは本当に子供たちがバスケを楽しみにやってくる姿が1つあります。

それもなにかを別のことをきっかけではなく、本当にバスケが好きな子たちが集まっています。
それも東芝時代からの川崎の努力の結果でしょう。
子供たちに少しでも近くからゲームを見せてあげられれば、さらにいいサイクルがアリーナこ中に生まれると思います。

その中には将来、川崎出身の川崎の選手や富士通の選手になる子がきっといると思います。
ぜひトライしてみてほしいなと感じます。

今回、ホーム開幕の滋賀戦以来の川崎戦に行ってきました。
開幕戦のインパクトはすごかったですが、今回もアリーナグルメの充実や女子高生の増加などいい傾向の発見がたくさんあるとどろきアリーナでした。

バスケのことほとんど書いてませんが笑
とどろきアリーナ、川崎は本当にいいチームだと思います。
きっと近い将来このチームのチケットは殆どのゲームがsold outになるだろうと感じる現地観戦でした。






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