日本バスケットボール学会 サマーレクチャー

目次


  • バスケットボール考える、学ぶ必要性
  • バスケットボールとは
  • 本質を捉えることの重要性
  • 日本に必要なバスケット力

こんにちは、宮本です。

8/30に行われた
日本バスケットボール学会のサマーレクチャーに参加してきました。

https://www.jsbs.info

個人的にはやっと参加できたという印象です。
以前都内で15年と16年のサマーレクチャーが行われました。
どちらも当時指導していたTOKYO ANDERSENの練習があったために
参加できませんでした。
しかし、今振り返れば、練習を休みにして参加すればよかったなと後悔しています。

練習量がチームや個人にプラスの力を与えることもありますが、
それ以上に指導者である自分の成長による指導の質を上げることによって
得られることが変わったであろうと予測できるからです。

(今回のテーマの質と量にかけて笑)

無料でこのような学びの場があることはものすごいことだと思います。
本当に日本バスケットボール学会の皆様に感謝申し上げます。
そして、今回はこのような活動があることと合わせて、
参加して僕が感じたことを少しシェアさせていただけたらと思います。



バスケットボール考える、学ぶ必要性


今回の講師はアナリストとして有名な佐々木クリスさんでした。
データを使った分析と解説に定評があり、僕自身もクリスさんの講演に
何度か参加したことがありますが、非常にわかりやすくて、本当に面白い!

先日ラスが日本に来日した際も写真取らせてもらいました。

今回のテーマは
攻撃の質と量で観るバスケットボールの攻防〜そして日米トレンドの比較〜

実に興味深い。

日本においてバスケットボールがマイナー競技として見られていますが、
僕としてはその要因にバスケを考える、学ぶ場が少ないのだと考えています。

学ぶというのは今回のような講義形式のものもそうですし、
実際に見れるチャンスが少ないのではないかということです。

どんな競技もブームというものがやってきます。
ブームというのは一過性のものでありながら、そこにタネを蒔けるかどうか
が大きな部分にあると思います。
サッカーなどは練習の見学もできますし、実際に通う人もいると思います。
僕もたまに見学に行きますが、バスケットは公開のチームもありますが、
少ないと思います。
もちろん、それはチームの考え方にもよると思いますが、
そういうところからコアのファンがより、その競技を知っていくチャンスを
掴んでいくのかなと思ったりもします。

Bリーグも2年でコアなファンが決まってきたのではないでしょうか。

そのコアな人がもっとバスケを知りたい
と考えた時に、どこで学ぶのか。
とぼくは思うですね。
また、僕もいろいろ開催していますが、
指導者向けになると一般のファンは参加しにくく、
一般のファン向けになると少し、コアなファンにはつまらない
となってしまうことが多くあります。

今回の日本バスケットボール学会さんの継続的な取り組みは
ものすごく大切なことではないでしょうか。

また、その競技に特化した方が集まる中で、
今回はクリスさんということで、Bリーグが好きな方や
クリスさんの大ファンという大学生(質問時に発言)なども
参加していました。

こうやって経歴や場所も違うそれぞれの人が
同じ何かを学ぶという場所は今後のバスケットボール業界にとって
大切な取り組みになると思います。

日本にはバスケットボールを考える、学ぶ場所が必要だと思います。



バスケットボールとは


クリスさんの講義の始まりは

バスケットボールとは

という問いから始まりました。
偶然にも、これは今、僕が自分に問いかけているものと同じで、
クリスさんも言っていましたが、
この問いに答えはないのです。

しかし、これを知りたいのです。
要するに、それぞれのバスケットボールがなんなのか。
それをシェアしていくことで、僕らのバスケットが一体なんのか
を考えて行きたい。

これは以前、アースフレンズ東京Zの輪島選手にも質問したことがあります。

これをクリスさんも言っていて、アイスブレイクにおいて
絵を描き、同じ題材で絵を書いても、書いたものは同じだけど、
その構図などは違ってくる。これはシュートセレクションなどの
バスケットボールに似ていると思う。
という話がありました。

それぞれにバスケットボールがある
そして、それが同じ絵を描けないといけないのではないか。

納得ですよね。
そして、これを読むと、日本には日本のバスケがあるよ!
という方がいるかもしれません。
例えば、僕の嫌いな高校バスケは走るバスケだ!
という考え方です。
しかし、クリスさんの講義の中でも出てきましたが、
日本人は俊敏性に長けているというが、それでもNBAの方が全然早い
(詳しい話は割愛)
僕は非常に納得しました。

日本のバスケは日本の中の感覚、勝利に目が向いていて
世界には向いてないことが多いと思います。
自分の教え子から世界に出る子なんていないよ。
自分は世界のバスケとは関係ないよ。
と思う方もいるかもしれませんが、常に世界を知ること、観ることで
より、自分の住む母国が理解できるのは、ほかのことでも共通している
ことだと思います。

僕は日本で頂点になるためではなく、世界がどうで日本がどうするべきか
を育成の段階から伝えていく必要があり、
それを伝えるために、指導者は学び続けなくてはいけないと思います。

クリスさんは講義の中で、
バスケットボールと向き合う共通言語の必要性
という言葉を伝えてくれ、
時代やチームのスタイルの違いはあれど、バスケの原理原則が変わることはない。

ぜひとも、バスケットボールが好きな方、関わっている方はこの
バスケットボールとは何か
を自分の中で見つけ、いろんな方とシェアして見て欲しいです。




本質を捉えることの重要性


また、そのバスケットボールの本質を捉えることも大切で、これも
いつもクリスさんの講義などでは出てくる言葉かと思います。

昨今、指導の現場でも言われていることですが、
スポーツは経験則の部分が大きくなっていると思います。
選手として一定の実力を持った人が、指導者になるわけですが、
それ自体はものすごい強みで、僕としては羨ましいと思うしかありません。
(僕は中学までしかバスケをやっておりません)

しかし、だからと言ってバスケを知っている、うまく伝えられるかというと
そういうわけではないと思います。
素晴らしいなと感じる指導者は、情熱と学びが共存しているといつも感じます。
以前、女子のトップリーグを指導されたいた指導者も
自ら様々な練習を考えていて、実際それは非常に的を得ているものでした。

クリスさんはその本質を知るためにはデータの必要性をといてくれました。
これも納得するしかありません。
定義と哲学の混同が目隠しになる。
これも実際僕は経験していて、PnRを使うことが大切だと感じた時に、
気づけばPnRをすることが目的になってしまったことがあります。

そういう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

ここからはクリスワールドの始まりです。

はぁー…なるほどね。
確かになー。

今回はシュートの期待値からリバウンド、速攻の話が主でした。
ぜひ、機会があれば、クリスさんの講演に参加して見てください。

アンテナを張って観ることもバスケットボール力をあげる
1つの要素かと思います。



日本に必要なバスケット力


日本は今、何度目かのバスケットボールブームがきていると思います。
いつも書くのですが、このブームにはいつか陰りくる。
それが僕の考えです。

では、そうならないために、そうなった時に何ができるのか
ということを今、バスケに関わるコアな層の人間は考えなくてはいけないのだと
僕は思います。

スキルもブームがあり、今回クリスさんも1つのブームが起これば、
それを真似する流れができる
という話もありましたが、日本が今まさにその状態だと思います。

しかし、本質を捉え、自分たちの本当の強みを
僕らは知っていかなくてはいけないのではないでしょうか。

今回クリスさんの解説、質と量のデータから見て、
日本はものすごくバスケットボールが成長したと感じていましたが、
それは世界、アメリカの成長速度に比べると対して変わらない。

むしろ、追いついてないのかもしれない。
そう感じました。

アメリカ、NBAがこのようなバスケをしてる
しかし、日本はそこに到達すらしていない。

そのような話が数回出てきました。

それが日本の強みなのか、それとも未成長の部分なのか
を僕らは見極める力が問われているように思います。

トップリーグにしろ
育成にしろ

何か今までの日本では考えなかったようなな革命のような変化がまだまだ必要なのかもしれません。

そのために、知る、気づかなくてはいけないことがたくさんある。

僕は今回参加してそう感じました。
日本が間違っているわけではありません。

しかし、今回の比較という部分を考えて見て、
やはり常に世界がどうなっていて、その差がどれくらいのものなのか
を知りながら、バスケットボールを考えていく必要性があるのだと感じました。

全てのファンがそうする必要はないと思います。
しかし、今後日本バスケットボールのファンになっていく中に、
今現在、育成年代の選手も含まれているはずです。

僕は彼らに今回のようなことを伝えていく必要があると思います。

もしかしたら、今バスケに熱くなっている僕らは
10年後、20年後の未来の日本バスケの成長に影響を及ぼす存在なのかもしれない。

その観点が必要なのかもしれません。

今回もこのような場を設けていただいた
日本バスケットボール学会の皆様、本当にありがとうございました。



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