若手プレイヤーの奮闘と挑戦 No.7

新シーズンの開幕
酒井達晶が見据える景色
香東博也の決断

7月から連載を始めた
「若手プレイヤーの奮闘と挑戦」
若手プレイヤーの奮闘と挑戦 No.1
若手プレイヤーの奮闘と挑戦 No.2
若手プレイヤーの奮闘と挑戦 No.3
若手プレイヤーの奮闘と挑戦 No.4
若手プレイヤーの奮闘と挑戦 No.5
若手プレイヤーの奮闘と挑戦 No.6

猪狩渉、秋田ノーザンハピネッツの長谷川暢、酒井逹晶、鍵冨太雅、中山大輔

2019年6月某日に行われたワークアウトに集まった
若手プロ選手やアメリカの大学で戦う選手達

彼らを追いかけている。

新シーズンの開幕

国内ではBリーグやWリーグが開幕し、大学リーグ、そして高校年代のウィンターカップの代表校なども決まり始めてきた。

まさにバスケシーズンが到来した。

バスケは冬のスポーツである。

当たり前だが、遠いアメリカでも、シーズンの幕上げを告げている。
そしてNCAAも順次開幕を向けている。

NCAA3部のセントジョセフカレッジに所属する酒井逹晶、ボウディンカレッジに所属する鍵冨太雅も現地日時11/9の土曜から順次シーズンが始まる。

また今シーズンは日本時が注目の試合も行われる。

現地時間2020/1/13にボウディンカレッジのホームでセントジョセフカレッジとの日本人対決が行われる。

これは多くの日本人、バスケファンが注目する試合になる！

観戦方法はホームゲームはそれぞれのウェブページから配信があるので、そちらから観戦ができる。
（観戦方法は追って、こちらでも更新をしたいと考えている。）

ぜひ、2人の日本人選手、また他にも海外で挑戦をする選手は多くいる。
彼らの新シーズンにも注目していただきたい。

酒井達晶が見据える景色

セントジョセフカレッジの酒井達晶は7月にExtraPassのPodcastに出演した。

ぜひ、チェックしてみてください！
✔︎✔︎✔︎ https://t.co/cxhpvThaTz

— Tatsuaki Sakai 酒井達晶 (@basketatsu3) July 31, 2019

本人のTwitterより

今一度聞き直して見るのも面白いかもしれない。
彼のビジョンやコート内外でのビジョンには大きな反響があった。

そんな新シーズンにワクワクしていることが伝わる酒井達晶に、少し話を聞くことができた。

–もうすぐシーズンが始まりますが、個人とチームの調子はどうですか？
酒井「個人徹kにはいい状態でプレイできているので、ゲームのペースをコントロールすることを意識して、ターンオーバーを減らしていきたい。
チーム的には小さいチームなので、ディフェンスリバウンドを徹底していきたい。」

–今年のチームのスタイル、戦い方を簡単に教えてくれますか？
酒井「スペーシングをしっかりととって、レイアップ、ワイドオープンの3Pの場面を作って、タフショットを打たないことです。」

–今シーズン自身がチームから求められていること、またはチャレンジしていきたい部分はどこですか。
酒井「繰り返しになりますが、チームのペースをコントロールすること。積極的に攻めながらも、冷静に判断するバランスを考えてプレイしたい。」

–日本のファンに向けて、メッセージをお願いします。
酒井「Division3のチームですが、面白いバスケをすると思うので、ぜひウェブで試合を見て欲しいです。日本人で170センチの自分ですが、できることがあることを証明していきます。」

この投稿をInstagramで見る

Year 3✍️✍️✍️ #sharethejuice #juniorsquad @monksmbk

Tatsuaki Sakai(@ta2basketball)がシェアした投稿 – 2019年10月月22日午後8時00分PDT

チームの中心に構える姿から信頼を勝ち取っていることも感じる酒井逹晶の活躍に注目したい！
本人のインスタグラムより

と強い言葉をもらった。

Podcastに出演した際も、自身が所属するセントジョセフカレッジが面白いバスケをすること、そして、自分自身でもそこから学び、さらに面白いバスケを構築していける自信をのぞかせていた。
また、それらの知識、経験を母校にあたる北陸学院や布水中などにも伝えていきたいというビジョンを話してくれた。

ここからは個人的な想いの部分に当たるが…
是非とも1度酒井逹晶のプレーを皆さんにも見てもらいたい。

彼の考えていること、表現、そしてスキルの高さはバスケットボールを愛する僕らに多くの発見や感銘を与えくれる。

最初の2試合はアウェイから始まる。
ホームゲームは現地時間11/20のUniversity of New England 戦だ。

是非とも日本から一緒に声援を送ろう。

香東博也の決断

決断

この言葉を見ると広島東洋カープで引退をした黒田博樹を思いだす。

自身の著書「決めて断つ」にて

＜「決めて断つ」と書くけれど、実際僕は、そのくらい重いものだと思っている。何かを決めることには何かを断つ覚悟が必要だし、それがなければその決断はいい方向に行かないだろう。これまでもそう思っていろいろな「決断」をしてきたつもりだ＞

そんな決断をした選手がいる。

香東博也だ。
若手プレイヤーの奮闘と挑戦 No.5
で紹介をさせていただいた。
詳しくはそちらを見返してもらいたい。

そんな香東博也は今シーズン大きな決断をした。

今シーズンからABA(アメリカ独立プロリーグ)のAtlanta Storm とプロ契約させてもらうことになりました。
I have officially signed with the Atlanta Storm in the ABA league.
I’m beyond blessed and extremely excited to begin my professional basketball career at Atlanta Storm. pic.twitter.com/34ZOQqHtPf

— Hiroya Koto 香東博也 (@Lilsavage0829) November 1, 2019

本人のTwitterより

大学のシニアシーズンをスキップし、ABAでプロ契約する決断をしたのだ。
自身が目標とするNBAまでのステップとして、この決断をした香東博也の挑戦も是非とも注目、応援してもらいたい。

※ABAは10/26から開幕していて香東博也は11月からチームに合流している。

そんな新しい挑戦を選んだ香東博也にも少し話を聞くことができた。

–ABAでのプロ契約おめでとうございます。今シーズンからABAでプレーする、今の気持ちを聞かせてください。
香東「今の気持ちは本当にワクワクしています。自分はずっとプロでやりたいと重mっていたので、アメリカでプロ生活をスタートできることを嬉しく思っています！」

–所属するAtlanta Stormはどんなチームですか？
香東「チームのスタイルは結構走りますね。あとシューターが多いので、モーションやセットプレーからシューターに打たせることも多いです。ABA特有の※3Dルールというのがあるのでディフェンスは前からプレスすることがほとんどです。」

※3Dルールとは
バックコートでスティールをして加点するとプラス1点されるルール。要するにスティールからレイアップで加点すると3点、3Pなら4点になる。

–自身がチームから求められていること、または個人的にチャレンジしていきたいことはなんですか？
香東「1番コーチに求められていることはPGとしてのIQとディフェンスです。個人としてはディフェンスがまだmだなので、上の舞台で通用させるためにも、もっと向上させたいところですね。」

–日本のファンに向けて、メッセージをお願いします。
香東「Atlanta Stormの香東博也です！いつも応援していただき本当にありがとうございます。私の最終目標はNBAです。まだまだ目標までは遠いですが、1歩ずつ目標を叶えられるように必死にプレーしていきます。そして体格で劣る日本人が世界で活躍できることを自分自身の結果で証明し、日本の子供たちに夢や希望を与えていきたいと思っています。
これからも応援よろしくお願いします！！」