目次
- UNSKILLFULと稲實杏翼コーチ
- プロバスケットボール選手になろう
- 北海道の可能性と挑戦
今回、地元北海道でクリニックのサポートをさせて頂く機会に恵まれた。
主催は北海道、札幌を中心にスキルワークを行うUNSKILLFUL。
クリニック講師は18-19シーズンまでレバンガ北海道でマネージャーを勤めていた稲實杏翼コーチ。
今回、稲實杏翼コーチが北海道内で8/19-27まで、自らのプロチームでの経験や知識を伝えていくワンコインバスケットボールクリニックを企画し、それにUNSKILLFULがオファーを出して今回のクリニックが実現した。
クリニックテーマは「プロバスケットボール選手になろう」
UNSKILLFULの能澤誠コーチが実際にプロバスケットボール選手が行なっているトレーニングを体験、そして挑戦してもらいたいと考え、このテーマになったようだ。
能澤誠コーチはクリニック前に参加した小学生から大人までの約15人の選手達に、「難しいことも挑戦行こう!」と言葉をかけた。
何より個人的に北海道でこのような活動が行われていることが本当に嬉しい。
87ラボとしても北海道で何かバスケットボールを通じて発信をしていきたいと改めて感じる時間であり、今回の活動をはじめ、北海道バスケットボールの挑戦を応援していきたいと感じている。
目次
UNSKILLFULと稲實杏翼コーチ
まずは今回のクリニックを主催した方々を紹介したい。
主催のUNSKILLFULは札幌を中心に、北海道でスキルトレーニングを行っている。実は代表である能澤誠コーチ(JBA公認D級コーチ)は私と15年来の友人である。
高校時代は一緒にクラブチームを立ち上げ、バスケットボールに明け暮れていた。
どちらも様々な理由で、部活動でバスケを続けることはなかった。しかし、「自分たちの場所を自分たちで作り出すこと」にお互い、当時から抵抗はなく、今も能澤誠コーチはUNSKILLFULを通して様々な理由でバスケットボールをやる場所を探していたり、うまくなりたい選手のサポートを行っている。
北海道外ではスキルコーチという存在が増えてきて、プロ選手もオフシーズンのトレーニングなどをスキルコーチのもとで行うことが増えてきた。しかし北海道にはそのような存在はまだまだ少なく、UNSKILLFULの能澤誠コーチは北海道で貴重なスキルコーチとして、今後の活躍に期待したい存在である。
稲實杏翼コーチはご存知の通り、18-19シーズンまで5シーズンに渡り、レバンガ北海道のマネージャーとして活躍された。
現在は順天堂大学大学院のスポーツ健康科学研究科に進学し、ここまでの経験を今後のバスケットボールに繋げていくため、またスポーツの認知、価値を向上させていく活動に奮闘している。
プロチームでの経験は本当に貴重なものだと感じる。しかし、まだまだそれらは「なんとなく」という言葉や「経験」というもので済まされてしまうことが少なくない。
日本バスケットボールの発展、成長には今後間違いなく、根拠を持った考え、研究というものが必要になってくる。実際に野球やサッカーのコーチは1度大学院で研究をしてからまた現場に戻ってくるコーチも増えてきた。
稲實杏翼コーチも大学院卒業後はまたプロの現場に戻りたいというビジョンを持っていて、バスケットボール業界としては非常に稀有であり、しかし今後増えてくるであろうパイオニア的な存在と言っていいと個人的には感じている。
プロバスケットボール選手になろう
前述したように今回UNSKLLFULの能澤誠コーチは「プロバスケットボール選手になろう」をテーマにラダーやリップコーンなどを使ったトレーニングが行われた。
参加選手達は小学生の男女から社会人までが同じトレーニングを行なった。
そこには能澤誠コーチのしっかりとした狙いがあり、まずプロバスケットボール選手が行っているトレーニングを体感して欲しいということ、そして、たとえ難しいトレーニングがあったとしても、挑戦して欲しい!ということ。
クリニック前にも参加選手達に伝えられた言葉である。
実際のトレーニングは以下の通りである。
・ウォーミングアップ
・ラダーを使ったドリブルシュート
・2人1組でのテニスボールを使ったハンドリング練習
・リップコーンを使ってドリブルアタックからシュートまで
・スクリーンを使ったシュートまで
・1on1
どのトレーニングも稲實杏翼コーチからポイントが伝えられ、それがうまくできるようになれば、追加でより細いポイントが付け加えられた。
能澤誠コーチもトレーニングに参加し、選手達に熱心に言葉をかけていた。
何より、年代が違う選手達が、しっかりと自分自身の課題と向き合い、目の前のトレーニングに打ち込んでいた姿が印象的であった。
これは稲實杏翼コーチや能澤誠コーチの伝え方や選手とのコミュニケーションの取り方のうまさがいい雰囲気を作り出していたことも1つの要因であると感じた。
また実際に稲實杏翼コーチが行なっていたトレーニングには流れの構築がなされていて、フットワーク、ハンドリング、それらを合わせたアタック、そしてスクリーンの使い方、それらを総合的に使う1on1と狙いが明確であり、選手達も自らそこの繋がりに気づいたり、コーチ陣の声かけによりその前後の繋がりに気づくことによって、「納得」が生まれ、選手達の表情の変化が見られたり、最後の1on1ではよりよいプレーを見せる場面が何度もあった。
北海道の可能性と挑戦
個人的な印象論ではあるが、北海道は育成年代(ミニバス、中学)のバスケットボールが非常に盛んである。これは雪国だからこそ、室内スポーツ文化が根付きやすいという面もあると思う。
北海道唯一のプロバスケットボールチームであるレバンガ北海道はBリーグ内でも、非常に人気が高く、ホームアリーナである北海きたえ〜るの空気感は他チームとは違うオリジナリティを感じる。
しかし、北海道というある意味の島国は、バスケットボールだけでなくすべてにおいて、他の文化が入ってきにくいという欠点もある。
北海道において、バスケットボールのスキルコーチという重要性もまだまだ認知や理解は乏しく、本州では毎年NBAや海外のトップコーチがオフシーズンになるとその知識や経験を伝えに、クリニックや講習会を行われている。
合わせて言及をすれば、データが重要視されるようになってきた現代スポーツにおいて、コーチ陣にも専門性や役割が問われるようになってきた。しかし、北海道はどの年代を見ても、コーチ1人の負担が大きく、ガラパゴスな能力が問われるのが現状ではないだろうか。
しかし、それでは現代のスポーツの進化、そのスピードにはついていけない。Bリーグ、バスケブームも合間って、その進化、スピードはより加速している印象さえ感じる。
北海道はいい意味でも悪い意味でもゆったりとした時間が流れているが、それでもレバンガ北海道含めた北海道におけるバスケットボール人気は高いからこそ、北海道の可能性を理解し、挑戦しなくてはいけないと私は感じている。
今後、UNSKILLFULのようなトレーニング環境、能澤誠コーチのようなスキルコーチ、そして稲實杏翼コーチのようなバスケットボールを研究する高い専門性を持った存在は間違いなく北海道バスケットボールに必要な存在になるからこそ、彼らの活動に注目していきたいと感じるととも、彼らに続く存在が北海道から生まれることを願っている。
左からUNSKILLFUL能澤誠コーチ、稲實杏翼コーチ,宮本
稲實杏翼コーチのワンコインクリニック関東でもお申し込み受付中!!
今回8/19-27で北海道で行われた稲實杏翼コーチのワンコインクリニックを9月以降希望があれば、関東でも申し込みを受け付けるそうです!!
今回も大人気で、すでに北海道での第2弾が決定しているそうだ。
実際にプロチームでの経験、プロ選手とのワークアウトコーチの経験をぜひみなさんも体感し、ご自身のバスケットボールの成長のきっかけにしてください!!
クリニックの内容は各チームの要望に合わせてご提案していきます。
ご希望の方は稲實杏翼コーチのインスタグラムのDM、または87Basketball Labにご連絡をお願いします!!
稲實杏翼コーチのインスタグラム
↓↓↓
https://www.instagram.com/kyosukeinami/?hl=ja
参加費1人/500円(交通費別途)
87Basketball Lab公式ライン
https://line.me/R/ti/p/%40jme6416y
UNSKILLFUL スキルトレーニング
今回クリニックを主催したUNSKILLFULのスキルトレーニングは札幌市内で週に数度行われている。ご興味がある方はUNSKILLFUL、または能澤誠コーチのTwitterから開催日をご確認ください。
また、ご希望があれば、北海道各地でUNSKILLFULのスキルトレーニングを行っております。号興味ある方はぜひ、DMからお問い合わせをお願いいたします。
札幌でバスケットボールのスキル・ワークアウトを開催しています。楽しく・上手くをテーマに、小学生〜大人まで、時にはNBAの動画を見ながら練習することも。上手い下手は関係無く、チームの練習じゃ物足りない、もっと上手くなりたい方は、ぜひDMください!
— UNSKILLFUL (@UNSKILLFUL51) April 2, 2019
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